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仙台新伝説2025 ~ずんだもち~

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仙台新伝説2025 ~ずんだもち~

日時2025年2月9日
開場宮城・夢メッセみやぎ
  • ★大会ハイライト★

  • 正田壮史が全勝で若手リーグ戦「D GENERATIONS CUP 2025」優勝決定戦進出決めた!「最高やったDGC、最後を締めるのはこの俺、正田壮史です」

     2月9日、宮城・夢メッセみやぎで「仙台新伝説2025 ~ずんだもち~」を開催。4・6後楽園ホールでのKO-D無差別級王座への挑戦権をかけた、若手No.1決定リーグ戦「D GENERATIONS CUP 2025」(以下、DGC)が今大会で最終公式戦を迎え、Aブロックでは2023年覇者の正田壮史が“怨敵”イルシオンを下して3戦全勝(勝ち点6)で、2・23後楽園での優勝決定戦進出を決めた。Bブロックでは高鹿佑也が勝ち上がり、優勝決定戦のカードは2023年と同一となった。

     今大会を迎えた時点で、正田は2勝0敗(勝ち点4)、イルシオンは1勝1敗(勝ち点2)。正田は引き分け以上でAブロック突破が決まり、イルシオンは勝った場合、勝ち点4で並び、直接対決の結果により、逆転で優勝決定戦に進むことができる状況だった。

     ドロップキックで奇襲を掛けたイルシオンは場外でイス殴打。ハサミを取り出して、正田の髪を切ろうとするも阻止。イルシオンは鉄柱に正田の背中をぶつけ、リングに戻っても背中に集中砲火。耐えた正田はスワン式ミサイルキック、キック連打で反撃。正田が誤ってレフェリーを蹴ってしまい、レフェリーがダウン。その隙にイルシオンが急所打ち、イス攻撃連発。それでも正田は雪崩式ブレーンバスターを一閃。レフェリーが蘇生すると、正田はジャーマン。最後は正田のチカラKOBUムキムキを決めて完全無欠の3カウントを奪い、全勝でAブロック突破を決めた。

     2年ぶりの優勝を目指す正田は「すべて俺の計算内。計算外も計算内。会見のときから、高鹿さんが上がって来るんじゃないかって言ってたでしょ。最高やったこのDGC、最後を締めるのは誰だか分かりますか? この俺、正田壮史です。その暁にはKO-D無差別級のベルト、クリス(ブルックス)が持ってるベルトを獲りたいと思います。まずはDGC、優勝することです。皆さん、安心して楽しんでください」と余裕を見せた。

     優勝決定戦進出がならなかったイルシオンは「正田! おまえ胸張ってAブロック1位通過って言えるか? 俺に勝ったって言えるか? 俺が負けたのはレフェリーのせいだ。これは組織ぐるみの俺への嫌がらせだ。“このままだとイルシオンが決勝に行っちゃう。それだけは松井(幸則レフェリー)さん、やめてください”って、髙木(三四郎)、彰人の声が聞こえて来たぞ!」と吐き捨てた。


     また、この日の第三試合で、佐々木大輔&KANON&MJポーvsクリス&高梨将弘&アントーニオ本多vs男色ディーノ&秋山準&大石真翔の3WAY6人タッグマッチが組まれたが、ディーノが佐々木組が持つKO-D6人タッグ王座をかけるよう要求。ディーノは会場に一つしなかい選手用トイレの前で座り込み、断固としてタイトル戦を主張。ディーノの要求を団体側がのまなければ、選手がトイレを使用できないため、やむを得ずベルトがかけられることに。試合は佐々木とKANONの合体技フリーダム・コールでダムネーションT.Aが本多を沈め、王者組が6度目の防衛に成功。これにより、佐々木組は同王座の最多防衛記録の「5」を更新した。

    高鹿佑也がTo-yを破り、大逆転で若手リーグ戦「DGC」Bブロック突破!「最高の試合して、最高に盛り上げて、勝ち名乗り受けて、トロフィーを掲げたい!」

     4・6後楽園ホールでのKO-D無差別級王座への挑戦権をかけた、若手No.1決定リーグ戦「D GENERATIONS CUP 2025」(以下、DGC)が今大会で最終公式戦を迎え、Bブロックでは、高鹿佑也がTo-yを破り、大逆転で優勝決定戦(2・23後楽園)進出を決めた。


     同ブロックでは、まず1勝1敗(勝ち点2)の須見和馬がNωA Jr.の同門・夢虹と対戦。須見が勝って、高鹿も勝った場合、To-y、高鹿、須見の3人が勝ち点4で並び、さらに直接対決の戦績でもイーブンで、優勝決定戦進出者決定戦に持ち込まれる可能性を残していた。両者ともに飛び技を駆使した大熱闘となったが、15分時間切れ引き分けに終わった。須見は勝ち点3止まりで可能性が消滅した。

     そして、セミファイナルでは2勝1敗(勝ち点4)のTo-yと、1勝1敗(勝ち点2)の高鹿が激突。To-yは引き分け以上で優勝決定戦進出が決まり、高鹿は勝利が絶対条件の状況だった。昨年12・11新宿、12・15大阪でのシングル戦ではTo-yが2連勝していただけに、高鹿はリベンジを果たして意地を見せたいところ。

     開始間もなく、戦場が場外に移ると、To-yがブレーンバスター、チョップ連打。リングに戻ると、逆エビ固めで絞り上げた。高鹿は左腕攻めで反撃するが、To-yがトペコン・ヒーロを発射。高鹿も負けじと同じ技で返す。高鹿がインターセプトを決めれば、To-yが雪崩式コジマワンダーランド。激しいエルボーの応酬から、高鹿がランニング・エルボーバット。To-yが変型コジマワンダーランドから、コジマインパクト狙い。これを回避した高鹿が左腕をチキンウイング・アームロックで絞め上げてギブアップを奪った。この結果、両者は勝ち点4で並んだが、直接対決の戦績により、高鹿が逆転でのBブロック突破が決定。To-yの2連覇はならなかった。試合後、先にAブロック突破を決めていた正田壮史がリングに上がり、健闘を誓い合って握手を交わした。

     高鹿は「勝ちました! さかのぼれば、両国(昨年12月28日)でのKO-Dタッグ王座決定戦の前哨戦でシングル、タッグ、6人タッグと何回も負けて。その度に悔しい思いをして。やっとやり返すことができて、決勝に勝ち上がることができました。相手は正田、(2023年の)1回目と同じ対決。正田は後輩だけど、すごいと思うし、尊敬もしてる。そんな正田と決勝でやり合える。でも、俺も1回目のときより確実に強くなってるから。最高の試合して、最高に後楽園盛り上げて。最後、勝ち名乗り受けて、トロフィーを掲げたいと思います」と優勝を期した。
     かたや、優勝決定戦進出を逃したTo-yは「前々回のDGCと同じ形で負けた。このルールのせいで、決勝に行けないのが意味が分からない。どっちも2勝1敗だよね? よく分かんないけど、俺はまだDGCを卒業できなかった。だから、来年もあるなら、この意味の分かんないルールだとしても優勝決定戦に上がる。そのためには全勝することだ。次は全勝して優勝してやる。でも、DGCがなくても、ずっとクリス・ブルックスを追い続ける。すぐにでも目の前に立ってやる。DGCというラッキーな大会がなくても、自分の力で這い上がってやるからな」と悔しさを噛みしめながらも前を向いた。

    ☆今大会はWRESTLE UNIVERSEで2月12日(水)配信予定!
    https://www.wrestle-universe.com/ja/
  • NωA Jr.ライブ

  • 「ニュー!レスリング!アイドル」を披露! リングを降りる前にDGC最終戦でぶつかる夢虹と須見が睨み合う!

  • オープニングマッチ 30分一本勝負

  • 第二試合 15分一本勝負

  • 「D GENERATIONS CUP 2025」Bブロック公式リーグ戦

    時間切れ引き分け

  • 第三試合 60分一本勝負

  • KO-D6人タッグ選手権試合〜3WAY6人タッグマッチ

    11分5秒

    片エビ固め

    ※フリーダム・コール。第56代王者組が6度目の防衛に成功。もう1組の挑戦者組は男色ディーノ&秋山準&大石真翔。
  • 第四試合 15分一本勝負

  • 「D GENERATIONS CUP 2025」Aブロック公式リーグ戦

    9分52秒

    片エビ固め

    ※正田のチカラKOBUムキムキ。正田がAブロック1位通過。
  • セミファイナル 15分一本勝負

  • 「D GENERATIONS CUP 2025」Bブロック公式リーグ戦

    12分16秒

    チキンウイング・アームロック

    ※高鹿がBブロック1位通過。
  • 2・23後楽園のDGC優勝決定戦に駒を進めたのは、Aブロック1位の正田とBブロック1位の高鹿!

  • メインイベント 30分一本勝負

  • スペシャルタッグマッチ

    20分29秒

    片エビ固め

    ※居合いキック
  • 地元凱旋のMAOがメインイベントを勝利で収める! 5・4夢メッセみやぎ大会を宣言し、観光大使としての仕事を全う!

  • 「D GENERATIONS CUP 2025」星取表(2月9日現在)

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