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HOLY FIGHT NIGHT 2025

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HOLY FIGHT NIGHT 2025

日時2025年12月24日
会場東京・新宿FACE
  • ★大会ハイライト★

  • To-y&須見&石田のD GENERATIONSが上野&MAO&樋口のDNA世代に善戦健闘も惜敗! MAOが「DGC始まるけど、みんなで上を目指して頑張っていったら、DDTも盛り上がっていく!」とエール

     12月24日、東京・新宿FACEで「HOLY FIGHT NIGHT 2025」が開催。メインイベントでは新世代D GENERATIONS(DGS)のTo-y、須見和馬、石田有輝がDNA世代の上野勇希&MAO&樋口和貞と6人タッグ戦で対戦するも惜敗。新世代によるシングル・ナンバー1決定リーグ戦「D GENERATIONS CUP 2026」(2026年1・5新宿で開幕)に向け、MAOが成長したDGSメンバーたちにエールを送った。

     2023年に始まった「DGC」は新世代の成長とともに、年を重ねるごとにし烈な戦いを繰り広げるようになり、今年はDGSのみによる興行もスタートし、各選手が切磋琢磨してきた。第4回となる来年の「DGC」は、さらにレベルアップした戦いとなることは間違いなさそうだ。

     その「DGC」開幕を前に、To-y、須見、石田がユニットの枠を超えてトリオを結成し、現在のDDTのトップ戦線に君臨するDNA世代に挑んだ。前半はDNA世代が優位に進めるなか、To-yが狂い始めて、上野にマシンガンチョップ。上野がシャイニング・ウィザード、ブレーンバスターも、To-yがダブルチョップ。樋口が須見に投げ捨てジャーマン。DNA世代がTo-yに3人がかりでチョップを放てば、To-yは3人の顔を張り返した。石田がMAOにどすこいスプラッシュ、須見がライオンサルトでDGSが反撃に転じていった。To-yがMAOに変型コジマワンダーランド。須見がMAOにフランケンシュタイナー、上野にはスイングDDT。さらに須見がMAOにスク~ルボ~イ連発もカウントは2。MAOが張り手からみちのくドライバーⅡも、須見は返した。須見がスク~ルボ~イも、切り返したMAOが丸め込んで3カウントを奪った。

     後半戦、躍動ぶりが大いに目立った須見は2026年の年始大会(1・3後楽園)でMAO、KANONと組み、上野&To-y&武知海青の持つKO-D6人タッグ王座に挑む。MAOは「舎弟やるやん。でも、こういうところはキッチリ勝たせてもらわないと、兄貴分として顔が立たない。DNA世代は同世代で切磋琢磨してやっていくことが多かったんだけど、D GENERATIONS世代、まとまって切磋琢磨して、みんなちゃんと強くなっててすごいじゃん。年明けからDGC始まるけど、みんなで上を目指して頑張っていったら、DDTも盛り上がっていく! 追い抜かれないように俺たちも頑張らなきゃ」と「DGC」を控えたDGSにエールを送った。

     今大会は今年最後の東京での興行で、クリスマス・イヴとあって、メイン終了後、全選手がリングに上がり、サインボールを観客席に投げ込みファンサービス。最後はMAOが「2025年ありがとうございました。来年もDDTばく進し続けて、いっぱいやっちゃうので、みんなついてきてください。ドラマティック・ドリーム・チーム、やりまくるぞ!」と締めくくった。

     年明けの「DGC」は2ブロック制で全10選手が参加。AブロックはTo-y(2024年優勝)、佐藤大地、石田、イルシオン、須見。Bブロックは正田壮史(2023年優勝)、高鹿佑也(2025年優勝)、夢虹、瑠希也、葛西陽向。1・5新宿で開幕し、1・10大阪、1・12品川、1・17横浜、2・4新宿、2・7&2・8名古屋の7大会で公式戦を行い、各ブロックの得点1位同士により、2・22後楽園で優勝決定戦を争う。優勝者にはDDT UNIVERSAL王座への挑戦権が与えられる。今大会でKANONとの一騎打ちで惜しくも敗れた高鹿が早くも2連覇を宣言するなど、出場選手の気合も入り、熱闘が期待できそうだ。

    SCHADENFREUDE International離脱の正田壮史がクリス・ブルックスとケジメの一騎打ちで敗れる!「これからは自分自身の力で自分らしさとか自由にやれることを探していく」

     2026年1・3後楽園ホール大会をもって、SCHADENFREUDE Internationalから離脱する正田壮史がクリス・ブルックスとのケジメの一騎打ちに臨み敗れた。

     12・21後楽園で上野勇希の持つKO-D無差別級王座に挑戦して、ベルト奪取ならなかった正田は、試合後にSCHADENFREUDEからの離脱を表明。クリスは「1月3日までシャーデンで…」と容認した。残された時間は少ないとあって、今大会で急きょシングルマッチが行われることになった。両者のシングル戦は昨年5・5後楽園での「KING OF DDT」トーナメント1回戦以来、1年8カ月ぶり。

     序盤、クリスがアントーニオ本多を呼び込もうとするも、この日は不在。代わりにD GENERATIONSの佐藤大地、夢虹、葛西陽向を上げて、正田にトレイン攻撃。場外に転じると、クリスはゴムパッチン攻撃を仕掛けようとするも、マスコットのブンブンが葛西の手を借りてリングに上がり、ハサミで切って両者ともにゴムを浴びた。正田がミドルキック連打、スワン式ミサイルキックを叩き込めば、クリスは雪崩式ダブルアーム・スープレックス。クリスがチョップ、正田がミドルキックの応酬。アントンの魂が乗り移ったのか、2人はナックルの打ち合いから、バイオニックエルボーに移行も、両者転んでヒザを打ってしまう。ここでアントンの天の声が流れて創作昔話を聞き、ごんぎつねは相打ち。正田が蹴り連発から、ジャーマンもカウントは2。クリスはグラウンドでオクトパスストレッチも決められず。正田が張り手をかますと、クリスは飛びヒザからプレイングマンティスボムを繰り出して3カウントを奪った。

     クリスは「マサダ、何でシャーデンやめるか分からない。今から未来が待ってるかもしれないけど…。シャーデンはやめるけど、私たちアントン、ブンブン、タカナシ(高梨将弘)さん。ユニットじゃない、ファミリーだよ。だからこれから頑張ってください。DDTのトップ、リーチしてください。僕とアントン、マサさん、ブンブンで応援するよ。ここのみんなも応援するよ」とマイク。

     正田は「ありがとう。ホントはまだまだシャーデンとしてやっていきたいし、このユニットが大好きだけど、これからは自分自身の力で自分らしさとか自由にやれることを探していくから。これからはファミリーやけど、ライバルとしてよろしくお願いします」と返して、ガッチリ握手を交わした。

     SCHADENFREUDEとして、正田に残されたのは12・27&12・28名古屋、来年1・3後楽園の3試合。それを終えたら、正田は自分探しの道を歩んでいくことになる。

    O-MENZ 隈取がイルシオンとのシングル戦を制し遺恨抗争に決着!「来年もDDTでプロレスのテッペン目指してやっていきたい」

     ダンスパフォーマンス集団「O-MENZ」の隈取が遺恨深まるイルシオンとの一騎打ちを制し、その抗争に決着をつけた。

     隈取は昨年12月28日の両国国技館大会でプロレスデビューし、抜群の身体能力を生かした空中殺法で白星発進。その後、6・29後楽園でイルシオンとの遺恨が勃発し、7・16新宿でのシングル戦が1度は決まっていた。だが、その一戦は隈取の負傷欠場で流れ、いったん立ち消えとなっていった。ところが、11・6新宿でイルシオンが隈取を襲撃して遺恨が再燃。12・3新宿での6人タッグ戦では反則ざんまいのイルシオンが勝利し、今大会でのシングル戦が組まれた。

     先に入場した隈取がダンスを披露していると、イルシオンが奇襲をかけて開戦。イルシオンは場外で鉄柱、イスを駆使して隈取の足に集中砲火。隈取が打点の高いドロップキックで反撃も、イルシオンが情け無用のヒザへのミサイルキックを叩き込んだ。それでも隈取はイルシオンを場外に落とすと、反転式のトップロープ超えのトペコン・ヒーロを発射。ピンチに陥ったイルシオンは隈取をレフェリーにぶつけて、レフェリーが昏倒。その隙にイルシオンはイス攻撃、急所打ちも、隈取が急所打ちでやり返した。隈取はドロップキックからエア・ダブルエリオ(変形カンクーントルネード)を繰り出して3カウントを奪取した。

     隈取は「ようやくイルシオンとの因縁が果たせたぞ。ここまで応援してくれたみんな、ありがとう。ちょうどデビューして1年くらい経ったけど、この1年間、DDTの皆さん、ありがとうございます。来年もO-MENZでダンスの、DDTでプロレスのテッペン目指してやっていきたいと思ってるので、これからも皆さん、よろしくお願いします」と勝ちどきを挙げた。

     イルシオンは「DDTのリングで、ただのダンサーが何勝手にやってんだ。DDT、いやサイバーファイトの偉い奴らは危機感なさすぎなんだよ。O-MENZの奴らがどんどんDDT侵略計画進めてんだぞ。俺はいち早く気付いて、隈取をぶっ倒して、DDTを守ってやろうと思ったのに。これじゃDDTが終わってしまうぞ……」と嘆いていた。
  • NωA Jr.ライブ

  • 前日に初のワンマンLIVEを大成功で終えたNωA Jr.が登場!「Going my ωay!!!!!~キミはひとりじゃない~」を熱唱し、2025年最後の東京大会が幕開け!

  • オープニングマッチ 30分一本勝負

  • 8分30秒

    片エビ固め

    ※ファイアーバード・スプラッシュ
  • 第二試合 30分一本勝負

  • 第三試合 30分一本勝負

  • スペシャルシングルマッチ

    VS

    • WIN

      隈取

    VS

    11分28秒

    体固め

    ※エア・ダブルエリオ
  • 隈取がついに因縁のイルシオン下し初勝利!「2026年もO-MENZでダンス、DDTでプロレスのテッペン目指して闘い続けていくので応援よろしく!」(隈取)

  • 第四試合 30分一本勝負

  • スペシャルシングルマッチ

    VS

    VS

    11分23秒

    片エビ固め

    ※変形LONELY DEZIRES
  • 第五試合 30分一本勝負

  • キス我慢選手権マッチ

    10分58秒

    体固め

    ※蒼魔刀。試合開始から5分間はキス禁止、5分経過後はキスからのフォール・ギブアップのみ認められる特別ルール。
  • セミファイナル 30分一本勝負

  • スペシャルシングルマッチ

    22分13秒

    片エビ固め

    ※プレイングマンティスボム
  • クリスとSCHADENFREUDE International脱退を決めた正田による惜別の一騎打ち、クリスが制す!

  • メインイベント 30分一本勝負

  • スペシャル6人タッグマッチ

    17分53秒

    エビ固め

    ※スク~ルボ~イを切り返す
  • DNA世代vsDGS世代の世代対抗6人タッグマッチはMAOが須見から技アリ勝利! 選手がリングに集合! 1年間の応援に感謝し、クリスマスプレゼントとしてサインボール投げを実施!

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