★大会ハイライト★
上野勇希がデビュー10周年記念試合で“同志”勝俣瞬馬に激勝! 同級生TAKESHITAは東京ドームでの対戦を約束
9月13日、東京・後楽園ホールで「上野勇希デビュー10周年記念興行- IN MY MIND "10" -」が開催。上野勇希がデビュー10周年記念試合でThe37KAMIINAの“同志”勝俣瞬馬に激勝した。
上野はKONOSUKE TAKESHITA(竹下幸之介)と大阪市立咲くやこの花高校での同級生。高校生でデビューしたTAKESHITAに影響を受けて、プロレスに興味をもつようになり、同期生の吉村直巳とともにDDTに入門。2016年10月17日、DNA新宿FACEで樋口和貞(引退)を相手にデビュー。そんななか、忘れられない試合が2017年7月4日、DNA後楽園大会のメインイベントで一騎打ちを行ったのが2年先輩の勝俣だった。
決してエリートではなかった。コツコツと努力を積み重ね、2020年11月にDDT UNIVERSAL王座を初戴冠。2023年11月にKO-D無差別級王座を初戴冠すると、2025年9月に3度目の戴冠を果たし、DDTの若きエースとして君臨した。
今大会で上野は2試合に出場。まずは第三試合で“憧れの選手”だったHUB、遺恨深き佐々木大輔と異色のトリオを結成し、自らがコーチ役を務めた「DDTeeeen!!」で活躍したイルシオン、佐藤大地、夢虹組と対戦。試合はHUBが猛毒波布空爆で夢虹を沈めた。
そして、セミファイナルでは今大会のためだけに米国から帰国したTAKESHITAがTo-yと組み、橋本千紘&須見和馬と激突。2019年、TAKESHITA率いるALL OUTがKO-D6人タッグ王座を巡って、仙女と抗争を繰り広げ、同年の「D王 GRAND PRIX」でTAKESHITAは橋本と一騎打ちを行ったこともあった。7年の月日を経て、この日もTAKESHITAと橋本はバチバチの攻防を展開。最後はTAKESHITAが須見をジャーマンで葬った。
メインイベントでは上野が心に決めていた対戦相手・勝俣と一騎打ち。上野が場外めがけたムーンサルトアタックを見舞えば、勝俣はトペ・コンヒーロで応戦。南側客席での戦いになると、上野が通路でブレーンバスター。セコンドのTo-yが勝俣にチョップ連打。勝俣は階段の上に登ると、そこからととのえスプラッシュを投下。エプロンでエルボーのラリー、ジャーマンの応酬に。勝俣がアスタラビスタもカウントは2。勝俣がととのえスプラッシュもヒザ剣山。上野はシットダウンひまわりボム、スタンド式シャイニング・ウィザード、ドロップキック2連発。最後はHUB公認のWRでトドメを刺した。
上野は「ありがとう、瞬馬。DDTに入った頃にはすでにデビューしていて、いっぱい教えてくれた勝俣さんをいつの間にか瞬馬と呼び、いつの間にか上野さんと呼ぶ逆転現象が起きたわけですけど。いつもありがとうございます。本当に力をもらって、本当に尊敬しています」と感謝の弁。続けて、「竹下幸之介がプロレスラーになってくれたおかげで、DDTがプロレスが好きになりました。プロレスラーになることができました。9月13日があるから、頑張るぞって。毎日楽しみだぞって生きてきました。今日は終わってしまいましたけど、大丈夫。僕たち、まだ先になっちゃうけど、東京ドームに行くから。そのために頑張るから。僕は世界で一番の幸せ者でございます。ホントに幸せでした。みんな、ありがとう!」と締めくくった。
ここでTAKESHITAが登場し、「上野が竹下のプロレスを見て、プロレスラーになりたいと思って。そこから時間はかかったけど、プロレスラーになってもう10年。ホンマに10周年おめでとう。東京ドーム、俺もDDTで一緒に行きたいと思ってるし、その時、上野勇希の前に立つのは俺やから。楽しみにしてる」と東京ドームでの対戦を約束した。
上野は「上野勇希vs竹下幸之介、DDT東京ドームで決定しました。みんな、ありがとう!」と改めて締め直して大会を終えた。
狂乱のスーパーダークマッチ制した髙木三四郎が「いつでもどこでも挑戦権」をゲット!
スーパーダークマッチを制した髙木三四郎がKO-D無差別級王者に行使できる「いつでもどこでも挑戦権」をゲットした。
スーパーダークマッチに出場したのは髙木、鈴木みのる、黒潮TOKYOジャパン、クリス・ブルックス、正田壮史の5選手。試合形式はエニウェアフォール5WAYマッチ。
メインイベントでもおかしくない豪華メンバーによるダークマッチはいきなり場外戦となり、みのるがゴムパッチンを食らった。南側客席で髙木がドラマティックドリーム号を持ち出して、みのるを轢きにかかるも、かわされて逆にみのるが乗って髙木をひいた。試合は会場ロビー、展示場での乱闘に発展。みのるはファンとの撮影会に応じ、おカネを稼いでいた。
長い場外戦の末、ようやく選手がリングに戻ると、立てたテーブル4脚がセッティングされた。黒潮以外の4選手がテーブルに寝かせられると、黒潮がラダー上に登った。すると、みのる、髙木、クリスは脱出し、正田一人になったところに黒潮がラダー上からスワントーンボムも自爆。クリスが割れたテーブルの破片で髙木の脳天を殴打すると、テーブルが抜けなくなってしまった。あまりにも試合時間が長くなり、本戦の試合開始時間が迫ってきたため、たまらず今林久弥GMがリングに上がり、「早く終わってくれないと」と懇願も、クリスに突き飛ばされてしまった。クリスとみのるがチョップ、エルボー合戦を繰り広げるなか、業を煮やした今林GMの必殺技バックハンドブローがクリスの顔面にまともにヒット。髙木がダメージを負ったクリスをラ・マヒストラルで丸め込んで3カウントを奪取。クリスは「いつどこ」を保持していたため、髙木に移動した。
「いつどこ」の行使期限は9・27新宿FACE大会。残されたわずかな期間で髙木がどこで行使するのか、はたまた髙木がどこかの大会で敗れてほかの選手に移動してしまうのか目が離せなくなった。
武知海青がヨシヒコとの初対戦で驚異の適応力を発揮!「超RIZIN」帰りの青木真也はDDT継続参戦を明言
THE RAMAGEの武知海青が“ピープルズ・バトルドール”ヨシヒコとの初対戦で驚異の適応力を発揮した。
2005年2月にデビューしたヨシヒコは飯伏幸太と名勝負を繰り広げるなど、DDTのレジェンドファイターだ。あの“プロレス王”鈴木みのるをもってしても、初対決で苦戦をしいられた強豪だ。今大会でデビュー21戦目を迎えた武知にとっては、「DDT所属」を名乗る以上、避けては通れない相手だ。
武知は平田一喜と組み、フランスのBZWでタッグ王者にもなったMAO、ヨシヒコ組と対戦。先発した武知とヨシヒコはロックアップからレスリングの攻防で渡り合った。武知はヨシヒコにボディスラム、フットスタンプを見舞うと、逆エビ固めで絞り上げた。MAOが武知にハリウッド・スタープレス、ミドルキック連打を見舞えば、武知はドロップキック。ヨシヒコが武知に場外ダイブを敢行。武知が2人に手刀を繰り出して動きを止めると、メガネをかけて平田と2人でダンスをしながらファイト。ヨシヒコが武知に必殺の輪廻転生を決めると、MAOが旋回式ブレーンバスターで平田を叩きつけて3カウントを奪取。武知は勝利を挙げることはできなかったが、ヨシヒコと互角の戦いぶりを見せた。
バックステージで武知は「強かったです。何ですか、あれは!」と驚愕の表情。パートナーの平田が「DDTにいるからには、ヨシヒコとかいろいろ戦っていくと思うんですけど、僕はヨシヒコとシングルとか見たいなーとか思っちゃう。DDTではこけしだったり、本だったり、パイプイスだったりとすごい戦うものがあるんで、ぜひ武知さんにも経験してもらいたい。それに関しては、アドバイスできる。ヨシヒコとあんなすごい勝負できるんですから、DDTの第一試合からメインまで任せていいんじゃないですか?」と武知の適応力に感嘆。
DDTのバラエティ部門とされる「第二試合」について、平田は「ぜひ平田、男色ディーノ組でも武知さんと戦いたいですね。今日のヨシヒコ戦を見て、いろいろな試合で武知さんと戦ってみたいなと思っちゃいましたね」と熱望。ただ、ヨシヒコとのシングル戦、平田&ディーノとの対戦に関して、武知は「1回、LDHと相談します」と返していた。
また、「超RIZIN.5」(9・10京セラドーム大阪)で朝倉未来との世紀の大一番で敗れた青木真也がわずか中2日で出場。実力者のHARASHIMA、彰人との3WAYマッチに臨んだ。3者ともに卓越したレスリングテクニックを持つだけに一進一退の戦いになった。青木がHARASHIMAにエイオキクラッチを狙いにいくと、彰人が割り込んできて、最終的には青木が彰人を変型エビ固めの形で3カウントを奪った。
再起戦で勝利を飾った青木はファンから大きな拍手を受けると「胸を張って帰ってきました。今日からここで一つひとつ生きていきます。上野(勇希)に助けられて、上野と一緒に戦ってきました。上野、10周年おめでとうございます」とマイク。今後もこれまでと変わらずDDTで戦っていく意向を明言した。
バックステージでは「座るべきところに、立つべくところに戻ってきました。ちゃんと自分の足で戻ってきました。戻ってこれたのは、やっぱり上野がサポートしてくれたからというか。感謝しています。また今日から、ここから頑張っていこうと思います」と語った。ただ、11・3両国国技館でのザック・セイバーJr.(新日本プロレス)とのシングル戦が発表済だが、これについては「え? 分からない。朝倉未来のパンチで忘れちゃった。飛んじゃった」と報道陣を煙に巻き、青木らしさを見せていた。
スーパーダークマッチ 時間無制限一本勝負
エニウェアフォール5WAYマッチ
※クリスの持ついつでもどこでも挑戦権が髙木に移動。
クリスにぶち抜かれた机が首から抜けなくなる中、髙木が丸め込み3カウントを奪取! 髙木がいつでもどこでも挑戦権を獲得するとともに「20周年、30周年ではこういうミラクルを起こせ!」と上野に向けたメッセージを送り、上野10周年記念後楽園大会が幕開け!
第一試合 15分一本勝負
第二試合 時間無制限勝負
※< >内は入場順。
【試合経過】
①8分37秒 高鹿佑也の同士討ちにより納谷幸男がオーバー・ザ・トップロープ、納谷&高鹿組<2>失格
②11分12秒 アントーニオ本多がアナルぎつね自爆によりオーバー・ザ・トップロープ、アントン&KANON組<4>失格
③TAKASHIta MASADA&○シン・上野勇希<6> vs 大鷲透&ヤス・ウラノ●<3>
14分49秒 片エビ固め
※BME
④○秋山準&男色ディーノ vs TAKASHIta MASADA&シン・上野勇希●
15分44秒 ギブアップ勝ち
※エクスプロイダーに怖気づく
第三試合 30分一本勝負
スペシャル6人タッグマッチ~ノータッチルール
※猛毒波布空爆
第四試合 30分一本勝負
RIZINでの一戦を終えDDTへ帰還した青木が至高のテクニック合戦を制す!「胸を張って帰って来ました。今日からここで一つ一つ生きていきます」(青木)
第五試合 30分一本勝負
セミファイナル 30分一本勝負
メインイベント 30分一本勝負
上野勇希デビュー10周年記念試合~スペシャルシングルマッチ
※WR
上野が10周年記念試合を自らの白星で祝う! そして上野が勝俣、仲間たち、ファンへ感謝のメッセージ! そして「ありがとう!」で大会を締めくくる!
TAKESHITAがリングインし「俺もDDTで一緒に東京ドーム行きたいと思ってるし、その時上野勇希の前に立つのは俺やから」と東京ドーム大会での一騎打ちを約束!「上野勇希vs竹下幸之介、DDT東京ドームで決定しました!」(上野)