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Audience 2021 TOUR in FUKUOKA(夜)

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Audience 2021 TOUR in FUKUOKA(夜)

日時2021年5月29日
会場福岡・西鉄ホール
観衆215人(満員)
  • 前説

  • メインでUNIVERSAL挑戦の彰人がオープニングコール!

  • 今林GMと小菅リングアナがリングに上り観戦にあたっての諸注意をアナウンス。本日の対戦カード発表、見どころ紹介の後、今林GMの呼び込みで彰人が登場。UNIVERSAL戦に向け「チャンピオンの上野選手はプロレスのスタイルは楽しく強く勝つって言ってるんで、僕が楽しさでも強さでも全て上回って今日は勝ちたいと思います!」と意気込み。彰人の「DDT博多大会スタート!」の掛け声で大会がスタートした。
  • オープニングマッチ 30分一本勝負

  • 10分51秒

    エビ固め

    ※チョークスラム
  • クリスと岡谷で試合開始。クリスがヘッドロックで岡谷をコントロール。岡谷もヘッドロックを取り返す。岡谷がショルダータックルで倒し、さらにボディスラムからエルボーを落とす。岡谷から坂口に代わると、クリスにアントンがタッチを要求。アントンがリングイン時にロープに足を引っかけそうになるも耐える。坂口のローキックでアントンがダウン。ギブアップしかけるも、創作昔話『ごんぎつね』の朗読を懇願。しかし坂口がストップ。リープフロッグの攻防になると、坂口がアントンにつまずき転倒。膝を負傷。マイクを手に創作昔話『ごんぎつね』の朗読を懇願。怒りのアントンがキックでこれをストップ。クリスに代わると、クリスが坂口の手をきつねにしてから踏み付ける。クリスから納谷にタッチ。ここから赤コーナーサイドが代わる代わる坂口を捕まえる展開に。坂口がアントンにダッシュミドルを決め一矢報いると、赤井にタッチ。アントンもクリスに代わると、赤井がコルバタからのアームドラッグを華麗に決める。さらにコーナーから飛び付いてのコルバタを決めるもカウント2。クリスは赤井の鼻をつまんでペースを引き戻すと納谷にタッチ。納谷が串刺しのボディアタック、カウント2。納谷がバックドロップを狙うと坂口と岡谷が飛び込み阻止。坂口と赤井が納谷にミドルキックのラッシュからサンドイッチでサッカーボールキック。カウント2。代わった岡谷がミサイルキック。串刺しのエルボーからランニング・ブルドック。カウント2。ブレーンバスターを狙うが、逆に納谷が投げていく。クリスとアントンが入り、トレイン攻撃。納谷のエルボードロップはカウント2。赤コーナー3人が同時にバイオニックエルボーを狙うがガットショットで止められる。青コーナー3人が納谷に集中砲火。岡谷のランニング・ネックブリーカーはカウント2。ノーザンライトの体勢に入るが、納谷は堪える。納谷がカウンターのスクラップバスター、カウント2。納谷のチョークスラム狙いを着地した岡谷はランニング・エルボーを連発。しかし膝で止めた納谷がチョークスラム。これが決まると岡谷も返せず3カウント。
  • アイアンマンヘビーメタル級選手権試合

    17時47分

    横入り式エビ固め

    ※クリスが防衛に失敗、アントンが第1510代王者となる。
  • アイアンマンヘビーメタル級選手権試合

    • WIN

      赤井沙希

    VS

    VS

    17時48分

    横入り式エビ固め

    ※アントンが防衛に失敗、赤井が第1511代王者となる。
  • 赤コーナー3人がコーナーに上ってアピールすると、降りようとしたアントンが転倒。膝を負傷してしまう。マイクを手に引退を覚悟するが創作昔話『ごんぎつね』の朗読を懇願。結果大濠公園ではなく下ネタ。サミングを赤井と坂口に見舞うと、納谷とクリスにもサミング。なんとそのままクリスを丸め込み3カウントを奪取。アントンがアイアンマン新王者に。クリスがアントンに詰め寄っていると、そこに赤井がビッグブーツ。赤井がアントンを丸め込み3カウント。赤井がアイアンマン新王者となった。
  • 第二試合 30分一本勝負

  • VS

    VS

    0分12秒

    無効試合

    ※収拾つかず
  • ディーノと高木が奇襲をしかけ開始のゴング。いきなりディーノが小嶋のタイツを下ろし掘り始めてしまうと、松井レフェリーが試合終了のゴングを要求。ノーコンテスト裁定となった。ブチ切れた今林GMがリングイン「何やってんだお前! コンプライアンス考えろ! 若手のパンツ脱がせてチ●コ出してノーコンテストってどんな団体だよ! 社長の顔が見てみたいもんだな! 再試合だな!」と即座に再試合を要求。
  • 再試合

  • VS

    VS

    7分35秒

    漢固め

    ※男色ドライバー
  • ディーノと高木が奇襲をしかけ開始のゴング。またもディーノが小嶋のタイツを下ろすが、大鷲が阻止。大鷲が小嶋に発破をかけると、小嶋は「もう無理です……」とコーナーに下がってしまう。ここで突然高木がルチャコールを叫び、大鷲とルチャの攻防を展開。大鷲が高木に一撃加えると「お前のはルチャでも何でもない!」と一喝。大鷲が小嶋に無理やり代わると、高木はすぐにディーノにタッチ。小嶋はすぐに大鷲に助けを求めるが大鷲は「これがDDTの登竜門だ……」とタッチを拒否。小嶋がディーノの男色殺法に蹂躙される。ディーノから高木に代わりドラゴンリングインを狙うも小嶋がガットショット。高木がエルボー連打で押し込むが、小嶋はカウンターのドロップキック。小嶋から変わった大鷲がドラゴンスクリュー。ディーノが股間を掴むと大鷲も掴み返す。ディーノが男色スクリューからあてがい。カウント2。追撃を狙うディーノに大鷲が唇を差し出すと、ディーノは気持ち悪いと嗚咽。大鷲が小嶋に代わろうとするも、小嶋は拒否。大鷲は「DDTのトップに立つ人間はディーノを超えていってるんだよ!」と鼓舞。これにより気合の入った小嶋がリングインするとディーノにダッシュミドルを決める。フルネルソンの体勢に入るがディーノは急所を捕らえてパイプカッター。そしてついにディーノが小嶋にリップロック。小嶋の力が抜けていくが、気合の入る小嶋が逆にリップロックで押し込む。カウント2でディーノがクリア。ディーノがコーナーに駆け上ると地獄門を開門。高木がそこに小嶋を突っ込ませると、向かって来た大鷲も地獄門へ。高木が小嶋にスタナーからディーノが男色ドライバー。小嶋も返せず3カウント。試合が終わってもディーノは小嶋を掘りまくりながら退場した。
  • 第三試合 30分一本勝負

  • 9分55秒

    公認エンドレスワルツ

  • アズールと樋口で試合開始。腕の取り合いで樋口を巧みにコントロールし、樋口を倒すとフィストドロップを落とす。手四つの攻防になると、樋口がパワーで圧倒。ロープを走ってのタックル合戦になるがアズールがドロップキックを決める。高尾と飯野に代わると、高尾が髪の毛を引っ張って飯野をコントロール。側頭部に低空ドロップキックを打ち込む。高尾が髪の毛を引っ張りペースを離さないが、飯野はカウンターのボディスラムで高尾を捕らえると、樋口とダブルのショルダータックルを決める。飯野から樋口に代わり、交互に高尾を捕まえる展開となる。苦しい高尾だったが、飯野にミサイルキックを決めて逆転。アズールにタッチを繋ぐ。飛び込んだアズールは飯野にフィッシャーマンズ・スープレックス・ホールド。カウント2。飯野がバックエルボーを決めると樋口にタッチ。樋口は串刺しのラリアットからアバランシュホールド。カウント2。樋口がカナディアン・バックブリーカーを決めるが、アズールは脱出。レフェリーの松永を使って樋口をかく乱すると延髄斬りを決め、高尾にタッチ。高尾が樋口にディープインパクト。トラースキックを放つがキャッチした樋口は逆水平。飯野にタッチ。代わった飯野がハカを開始。ハカエルボーを放つが、かわされ自爆。ここでアズールが入り、高尾とトレイン攻撃。サンドイッチ式のトラースキックを決めるもカウントは2。高尾がダイビング・フットスタンプを放つが飯野が回避。飯野がバックフリップから低空スピア、カウント2。アズールが樋口を排除。飯野がアズールを排除。飯野がラリアットを狙うも高尾はエルボー、ならばと飯野は左のラリアット。飯野がスピアを狙うが、高尾が飛び越え、アズールがトラースキック。すぐさま高尾がラ・マヒストラルから公認エンドレスワルツへと繋ぐと飯野も返せず3カウント。
  • 第四試合 30分一本勝負

  • DAMNATIONvsThe 37KAMIINA!

    VS

    VS

    12分54秒

    体固め

    ※ FuckingBOMB
  • 遠藤とMAOで試合開始。MAOがタックルで倒すと一気にハイスピードな主導権の奪い合い。遠藤から佐々木に代わると、MAOも勝俣にタッチ。勝俣が佐々木をロープにもたれ掛けさせると、場外のMAOと竹下がドロップキック。さらに3人で連係攻撃を決めて「ととのったー!」とポーズを決める。The 37KAMIINAがタッチを細かく繋ぎ佐々木の腕に集中攻撃。しかし飛び込んだ勝俣に合わせて佐々木が足を上げると、この足が急所を直撃。ここで一気に形勢逆転となり、佐々木が自陣に勝俣を連れて行くと火野にタッチ。ここからDAMNATIONが代わる代わる勝俣に集中攻撃を浴びせる。防戦一方となる勝俣だったが、自らの勝俣コールで自らを鼓舞。佐々木にカウンターのドロップキックを決めて逆転に成功。竹下にタッチを繋ぐ。飛び込んだ竹下が佐々木に串刺しのエルボーからフライングラリアットを決める。ブルーサンダー狙いは佐々木が着地。佐々木から遠藤に繋ぎ、連係攻撃を狙うが、竹下が佐々木を排除。遠藤がその場飛びムーンサルトを決めるもカウント2。トーチャラックを狙うも、竹下は脱出。向かって来る遠藤を高角度のフェイスバスターでマットに叩き付ける。勝俣のととのえスプラッシュはカウント2。そしてMADMAXを狙うが、遠藤は着地。同士討ちをさせられてしまう。竹下は遠藤をターンバックルパワーボムで叩き付け、再度竹下がパワーボム狙いで担ぎ上げると、遠藤はフェイスバスターでマットに叩き付ける。遠藤がハンドスプリングで飛び込むがキャッチした竹下がブルーサンダー。MAOにタッチ。遠藤が勝俣とMAOを2人まとめて619、スワンダイブ式フォアアームで蹴散らす。遠藤から火野にタッチ。火野がMAOのバックを取ると、MAOは独特の切り返しでバックを取り返す。火野も見よう見まねで同じことをやろうとするが、無理とわかるや力でクラッチを切る。MAOが丸め込みを連発するも火野はクリア。ここで竹下と勝俣が飛び込むが、遠藤と佐々木が排除。MAOが遠藤と佐々木を2人まとめてドロップキックで場外に吹っ飛ばす。MAOが火野にナックルからみちのくドライバー狙いも、火野は回避。ラリアットを叩き込むも、カウント2。改めてMAOをロープに走らせてからラリアットをぶち込むがカウント2で勝俣がカット。ならばとFuckingBOMBを決めると、MAOも返せず3カウント。
  • セミファイナル 30分一本勝負

  • 天神名物!親孝行スペシャル6人タッグマッチ

    19分55秒

    フロント・ネックロック

  • 両チームが入場すると、いきなり秋山が「踊れ!」と平田に指示し、音響に曲をかけさせる。『TOKYO GO!』が流れ平田がダンスを踊り切る。秋山が握手すると見せかけて頭突きを平田にぶち込むと試合開始のゴング。平田からHARASHIMAに代わり秋山と差し合いの攻防。グラウンドの展開になると上から秋山コントロールしようとするもHARASHIMAは足を絡めてバックを取りに行く。両者はグラウンドで緊張感あふれる攻防を展開すると、HARASHIMAから吉村にタッチ。秋山がヘッドロックで吉村を捕らえると、タックルで吉村を倒していく。吉村がヘッドロックを取ると、今度は吉村がタックルで倒す。ロックアップから吉村がロープに押し込むと、吉村は秋山の胸をパチンと叩く。秋山が岡田に代わると、岡田が吉村をロープに押し込む。クリーンブレイクと見せかけて、エルボーを放つ。ここから岡田がタックルを連発するも吉村は受け止める。向かって来る岡田を吉村はショルダースルー。吉村が岡田を自コーナーに連れて行き、HARASHIMAにタッチ。HARASHIMAがギロチンを落とし平田に代わると、岡田がドロップキックで形勢逆転。岡田から大石に代わり、ここから平田が捕まる時間が長くなっていく。秋山のヘッドロックでギブアップ寸前の平田だが、何とかロープにブレイク。場外で岡田と大石にいたぶられる。リング内に戻されると秋山が何度も何度もカバーを繰り返すが、平田はカウント2で返し続ける。大石、岡田、秋山に代わる代わる猛攻を浴びる平田。防戦一方の平田だったが、大石に延髄斬りを決めて一矢報いると吉村にタッチを繋ぐ。飛び込んだ吉村が相手チームを蹴散らすと、大石にはショルダータックルを決める。大石が向かって来る吉村を迎撃しスイングDDTを狙うが、吉村は一回転させてコーナーに置く。大石がコーナーからダイブするが吉村はキャッチ。そのままマットに叩き付けようとする吉村だが、大石がDDTで切り返す。秋山に代わると吉村とチョップとエルボーの打ち合い。秋山がジャンピングニーを決めると、吉村がタックルで倒す。吉村からHARASHIMAにタッチ。HARASHIMAがスワンダイブ式ボディアタックで飛び込む。HARASHIMAがビッグブーツからファルコンアローを決めるがカウント2。HARASHIMAは攻め手を休めずミドルキックを連打。秋山が蹴り足をキャッチしてエクスプロイダー。HARASHIMAはすぐに立ち上がりジャンピング延髄斬り。両者ダウン。秋山が岡田にタッチ。大石と岡田が連係攻撃でHARASHIMAを追い込む。岡田がHARASHIMAにフィッシャーマンバスターを狙うが、吉村と平田が飛び込み阻止。平田と吉村が波状攻撃で援護。HARASHIMAのスワンダイブ式ボディアタックはカウント2。HARASHIMAが山折りを狙うが、岡田は丸め込みで回避。返したHARASHIMAが側頭部に強烈なバズソーキック。蒼魔刀をぶち込むと、秋山を一瞥してからフロント・ネックロックで岡田を捕獲。これには岡田もギブアップ。秋山が退場するとHARASHIMAはマイクを持ち「秋山さん、今日のフィニッシュ、僕からあなたへのメッセージですよ。6月6日さいたまスーパーアリーナもうすぐ、僕はDDTを見続けて来てくれた方のためにも必ず勝ちます。正々堂々勝負しましょう! ありがとうございました!」と力強く宣言した。


    【試合後のコメント】
    秋山 押されてるな。
    大石 押されてますね。でも調子よかったですよね。
    秋山 調子は良かった。調子は非常にいいんだよ。たぶんバッチリだね。コロナにも負けず。このまま。
    大石 明日もありますからね。
    秋山 まぁでも一回俺ガッチリやられてるんで、一発返しとかないとね。もう明日で6日まで最後なんで返しとくかな。まだ返せるだけの余裕がある。返しますわ。
    大石 調子良いっすね~。お願いしますわ。
    ――最後フロント・ネックロックを見せつけられましたが?
    秋山 あのね、精神的な揺さぶり? そういうのがあるんだろうけど、私もう3千試合くらいね(笑)
    大石 そんな揺さぶられるわけないと。
    秋山 全然揺さぶられないし、もうちょっと違う感じで揺さぶってもらえればいいかな。まぁでも彼がやろうとしていることはよくわかる。揺さぶりもよくわかる。思い浮かんでることはよくわかる。でもあれは俺にやるべきだよ。岡田だったり、大石リーダーだったり、そういうんじゃなくて俺にやるべきだよ。俺を落とせれば凄くアドバンテージになるよ。
    大石 岡田君にやったところで。
    秋山 あっそ、って感じ。
    大石 (笑)
    秋山 俺がやるとしたら直接やるから。
    大石 明日楽しみですね。
    秋山 楽しみ。


    HARASHIMA リングでも言った通りですよ、今日はガッチリとネックロックで取りましたよ。もう日にちも無いんで、高まってますね。やるだけです。
    ――新宿と今日とフロント・ネックロックで極めているのは当然……
    HARASHIMA もちろん、感じ取ってください。
    ――全体の戦いを通して何を感じましたか?
    HARASHIMA 手応えは徐々に感じてますね。ただ見せてない部分凄い多いと思うんですけど、前哨戦を重ねるごとに秋山準を感じてます。
    ――吉村選手と平田選手は今日の試合についてはいかがですか?
    吉村 僕は久々の秋山さんで、多分2回目だと思うんですよ。でもなんか授業受けてるみたいな感じで、小テストを受けてるみたいな。急に来るやつあるじゃないですか。漢字の小テストしますよみたいな、凄い嫌な気分。でも昼DAMNATIONと当たって、夜HARASHIMAさんの前哨戦ではありますけど、秋山さんと手を合わせることが出来て結構僕の中では平田さんと僕連係も上手くいったし、手応えありましたけどね。どう?
    平田 ありましたねー。めちゃめちゃありましたよ。こんだけ今日僕が攻められて、やられまくりましたけど、勝ったのはこっちだっていうね。勝ったのはこっちですから。僕らは僕らの、HARASHIMAさんはHARASHIMAさんで秋山さんとの試合があって、僕と吉村君は明日ですよ、KO-D6人タッグ、その最後の試合負けるわけにはいかない。昼負けてしまったんですが、昼で学んで、どんなにやられても負けない手段ていうのを僕は実践して、実際負けなかったんで。明日ガッチリやって、ガッチリ獲ってやりましょう!
    吉村 やりましょう!
    HARASHIMA 楽しみにしてます! 頼もしいです!
  • メインイベント 60分一本勝負

  • DDT UNIVERSAL選手権試合

    28分9秒

    体固め

    ※WR。第4代王者が6度目の防衛に成功。
  • 両者握手すると、彰人は上野の膝を見て「テーピングが無い」と驚く。上野は笑みを浮かべる。ゴングが鳴ると会場は手拍子。上野が下からグラウンドに誘い込もうとするが、彰人は深入りせず。差し合いから上野が腕を取ると、グラウンドに持ち込み彰人の両足を固める。上野が弓矢固めを決めると、反転した彰人が押さえ込む。距離が開くと、彰人が自らマットに倒れ込み上野をグラウンドに誘う。上野が上から攻め込もうとするが、彰人は下から足を使って上野の足を極める。上野はロープにブレイク。そのまま場外に出た上野は息を整える。リング内に戻ると上野が彰人の足を固めるが、すぐに彰人が下からアキレス腱固めのよぅな形で極めにかかる。再び距離が開くと、今度はタックル合戦。上野が倒すと、低空ドロップキックを狙った彰人を飛び越えた上野がダブルニードロップを落とす。彰人は場外に退避。エプロンに上った彰人の股下を抜けて場外に降りた上野はドロップキック。そして場外でDDTを決める。リングインしようとした上野の足を引っ張った彰人がニークラッシャーのように場外マットに叩き付ける。上野は膝に大ダメージ。リング内に戻ると彰人が上野の膝に集中砲火。レッグバーやドラゴンスクリューで膝へダメージを集中させていく。上野がエルボーを放っていくが、彰人はその腕を捕らえてマットに叩き付ける。上野のおっぴろげアタックを回避した彰人は上野をコーナーに逆さ吊りにすると、そこにドロップキックを打ち込む。上野の攻撃を彰人がかわし続ける。上野がムキになって向かって行くと足を刈った彰人はそのまま両足を固める変形のレッグロック。上野は悶絶。何とかロープに手を伸ばす。何とかブレーンバスターを決めて一矢報いた上野は今度こそおっぴろげアタックを成功させる。続けてリバース・スプラッシュ式のダブルニー。さらにボディスラムを放つが下から彰人はレッグロック。抜け出した上野はロープにもたれた彰人の背面におっぴろげアタックを決め、場外に落ちた彰人にトルニージョを決める。リングに彰人を戻した上野はコーナー上で技を狙うが逆に彰人が抱え上げようとする。上野が振り払うと、彰人は立ち上がりこーな上の上野を捕らえるとキン肉大断裂を決める。さらにコーナーで上野の足を固定した彰人。上野は脱出しコーナーに飛び乗ろうとするが足へのダメージにより途中で崩れてしまう。彰人が上野の足にショルダーレッグブリーカー。さらに正座状態でマットに叩き付けるニークラッシャー。彰人が「まだ楽しいか?」というと上野がエルボー連打で向かって行く。かわした彰人が逆さ押さえ込み状態からのニークラッシャー。彰人がドラゴンスクリューを狙うが途中で止めた上野がダブルニー。そして変形ブルーサンダーを決めるがカウント2。コーナーから上野がフロッグ・スプラッシュを放つも彰人が回避し自爆。彰人が両膝殺しから低空ドロップキック。パーフェクトドライバー式のニークラッシャーから足4の字固め。上野は何とかリバース。彰人が再び表に返す。何とか上野がロープにブレイク。場外に転がり出ながらも彰人は足4の字固めを極め続ける。これは松井レフェリーが注意。両者エプロンに立つと、彰人がニークラッシャー狙い。上野はリング内に着地。上野がロープ越しに跳ね上げてからのパイルドライバーを決める。上野は彰人をコーナー上まで連れて行くと、コーナーマットへのサドンインパクト。カウント2。「いくぞ!」とコーナーを目指そうとする上野の足を彰人が捕らえる。そのまま彰人は下から足を取りサソリ固めに固める。上野はすぐにロープにブレイク。上野は彰人を蹴ってエプロンに着地すると、そこから飛び付いてのハーフネルソン・スープレックス。すぐにスタンディング式のシャイニング・ウィザード。カウント2。上野が体勢を崩しながらBMEを放つが、足のダメージでカバーが遅れる。カバーに入った瞬間体を入れ替えた彰人が押さえ込むもカウント2。ここで両者は足止めての打ち合い。上野が打ち勝つが、ブリザード・スープレックスは彰人が耐える。打撃を狙った彰人をかわした上野がブリザード・スープレックス・ホールド。カウント2。WRを狙った上野だったが彰人が絡みつき足関節狙い。上野が腕十字に切り返そうとするも、立ち上がった彰人が足横須賀から足4の字固め。上野がロープに手を伸ばすが、彰人はリング中央に引き戻す。完璧足4の字に移行しようとしたところを上野が押さえ込むがカウント2。立ち上がった上野がWRを放つが彰人は堪える。彰人のがそのままゴライアス・バードイーターを狙うが、振り切った上野が立ち上がって近距離からのスタンディング式シャイニング・ウィザード。すると彰人が雄叫びから足を取りに行くが、引き離した上野が顔面にドロップキック。すぐさまWRに繋ぐと、彰人も返せず3カウント。
  • エンディング

  • 勝利した上野がマイクを持ち「よし……よし……彰人さん、立つの遅くて帰っちゃった……。彰人さんとこのUNIVERSAL試合出来るなんて思ってなかったんで。彰人さんのことをよく知らないなりにも、ドロップキックでいろんな話とかもして。魅力的な人だと思っているので、今日防衛戦出来て本当に楽しかったです。また、何回でも僕が防衛している限り、何回でもやりましょう。本当にありがとうございました!(会場拍手)1人なのも寂しいので、The 37KAMIINAの皆さん上がってください!」と言うと、竹下、勝俣、MAOがリングへ。小嶋もさりげなくリングインするが、4人に諭されてリングから降ろされる。上野は「小嶋も面白いところがありますね」とポツリ。改めて上野は「運よく今林さんの決定で、この博多でタイトルマッチが出来ました。西でこうして試合出来て、必ずまた来ます。(会場拍手)今日は応援ありがとうございました。勝俣さんは16人ぶり1回目のタッグリーグで優勝して、タイトルマッチどこであるかわからないですけど、帰って来る時はチャンピオン。MAOさんは見ての通りなんでも喋れる、何でも出来る。せっかくなので2回も3回もここでタイトルマッチするので、絶対忘れないです。目標はとりあえず今年中にまた博多でタイトルマッチやりたいと思います!(会場拍手)まだ、ちょっと窮屈な世の中は続きますけど、僕たちはこれからもプロレスをお届けしていきますんで、皆さんどうかこれからも元気で僕たちを応援よろしくお願いします。今日はありがとうございました! 熱波WER!!」と大会を締めくくった。

    【試合後のコメント】
    彰人 負けたから言うとか嫌なんですけど、上野君はやっぱりもの凄い良いチャンピオン。楽しそうにどんな時でも試合するし、かつ強いし、しっかり勝つし、本当に良いチャンピオン。秋山さんを除いて言うならDDTで一番いい選手なんじゃないかなって思います。今終わってから言うと、上野君が僕を指名するちょっと前くらいに「彰人さんの試合昔見ていて、2014年、2015年くらいのEXTREMEのタイトルマッチ見たんですよ、あの時の彰人さん体もデカいのに腹筋とか割れてて、動いてるし凄いですね」って何気なく言われたのが凄い残ってて。あの言い方ってことはその頃の僕と比べて、怪我もあったりとかして、劣ってる何かがあるのかなって思ってたタイミングで指名してくれて。自分を鼓舞したくて、上野を追い込んでやろうと思って。マイクでも追い込んだし、キツイこともやるし。今日の試合中だってキツイこと、もちろん勝つためですけど、キツイことキツイことして。ああやっていうことはやっぱり自分が追い込まれたくて。その頃の自分を取り戻さないといけないっていうのもあって。100%のチャンピオン、上野を感じた上で勝ちたいっていうのがあって。あんな感じだったんですけど、やっぱり強くなりましたよ、上野君。直近でいったらさいたまスーパーアリーナ、清宮選手とか稲村君、ノアの選手と対抗戦組まれて大丈夫なのかなって。昔のままの上野君なので、大丈夫なのかなって思いましたけど、今日感じてみて、DDT代表として送り出せる選手だなって思って。本当にさいたまスーパーアリーナでもしっかり楽しく強くいた上で、竹下&上野には勝って欲しいなと思います。
    ――今日は試合中も何度も楽しいのかと声を掛けていましたが?
    彰人 坂口さんの時は同じだったかもしれないですけど、彼多分今まで痛いタイトルマッチというか、してこなかったと思うんですよ。徹底的に痛めつけられるタイトルマッチ。やっぱり苦しいとかは意外と心折れないですけど、その時耐えればだんだん戻ってくるものがあるんで。ただ痛いって、本当に人の心が折れる瞬間だと思うんで、僕が。だからこそそれを信条に僕はプロレスしてるんで。どんだけ痛めつけたら彼は心が折れるんだろう、楽しそうじゃなくなるんだろう、と思ってやってたけど、全然折れなかったです。ずっと楽しそうでした、終わった後も声をアイツが掛けて来て。楽しかったです、って。いやぁもう最高に侮辱された気分だったんですけど(笑)彼らしくて、親心じゃないですけど、誇らしい気持ちになりましたね。

    上野 何とかまた防衛が出来まして。実は結構珍しく自信がなかったといいますか。指名しといて自信がなかったというか。彰人さんとは本当に近くて遠いっていうのは本当で。でも実は彰人さんとは根の部分が似てると思っていて。レスラーとして彰人さんがどう考えて来たんだろうというのはよく考えていて。結構指標の一つにしていた部分があって。だから信頼している部分もあって、逆に信頼していない部分もあって(笑)彰人さんて怪しくて深いじゃないですか。いつチャンピオンじゃなくなっちゃうかとかわからないので。でも何とか今日彰人さんから防衛出来てもっともっとチャンピオンしていたいと思いました。チャンピオン本当に楽しいです。痛いけど、チャンピオン本当に楽しいです。負けたくないと心の底から思います。だから止められないです。もっともっと防衛戦もしたい。でもサイバーファイトフェス、ビッグマッチあります、KING OF DDT始まります、まだまだ超えなきゃいけない人いっぱいいます、もっとやりたい人いっぱいいます。でも今日彰人さんと出来て楽しかった。もっともっとやりたい、もっともっと痛い思いして、もっともっと負けたくない思いして、こんな楽しいこと止められないですね。明日も熊本の皆さん、本当に楽しみにしているみんなの前で、福岡のみんなの前でまだまだ防衛したい。全国どこでも防衛したい。世界に出れなくても日本回ってもUNIVERSALだけじゃなくても出来るって思ったんで、最高です! ありがとう!
    ――心を折りに来る攻めをされた中で耐えきれた理由っていうのは?
    上野 耐えきれた理由はですね、痛いなって思って(笑)耐えきれたかもしれないですね。直前で久しぶりにコンディションも崩して、動けないくらいヤバくて。でも痛いんだろうなって思ったら、痛くて(笑)だから何とか頑張れました。後ろの2人もどうぞよければ。みんなが全然来てくれないんで。来てよ。
    MAO(コメントスペースに入って来る)
    マスコミ側から竹下のような声 前哨戦で腰を痛めたり、今日足攻めをされてダメージを心配されてる声も多いですけど、さいたまスーパーアリーナへの支障はありそうですか?
    上野 全然ないです! 痛くてもやれるだけやれるっていうね、それを学べたというか、それを知れたんで、むしろ、さいたまスーパーアリーナで僕らはあれもこれもプロレス、だからプロレス楽しいんですよ。そんなくじけてイジイジしてるような辛気臭いやつに負けないですから。
    竹下 じゃ、僕は前に行きます……(コメントスペースに入って来る)他に質問は大丈夫ですかね?
    マスコミ側から勝俣のような声 ウェルビー福岡行くんですか?
    上野 なんなんだよ(笑)ウェルビー福岡には行きます。昨日行きましたんで!
    MAO デジャブだな……。
    上野 前乗りしてコンディション上げるために来ました。
    勝俣 どこがよかったですか?
    MAO デジャブかなこれ……。
    上野 ここは熊本じゃなくて福岡ですから! 僕は熊本も好きですけど、福岡も……。
    竹下 誰なんですか、しょうもない質問ばっかりチャンピオンに聞いて! 誰ですか?
    勝俣のような声 カミーナ新聞の勝俣です。
    3人 (笑)
    上野 なんだっけこれ。
    竹下 昔あったな。
    MAO ここじゃなかったっけ?
    勝俣のような声 板橋です!
    勝俣(コメントスペースに入って来る)
    上野 今日防衛出来たのも本当にセコンドの声めちゃくちゃ聞こえました。そのおかげで何とか頑張ったし、何とかいけました。The 37KAMIINA“4人”で!
    勝俣 4人ね!
    上野 小嶋も今日はちょっとだけありがとう。The 37KAMIINAには入れてあげないけど。
    竹下 大事そうにポカリ持ってたよ。
    上野 でもねぇ、あの人ポカリ持って帰ったんですよ! 飲めてない! まぁThe 37KAMIINAのおかげで、強くなれてます。The 37KAMIINAみんなチャンピオンでまた来ましょう! みんな次もいくぜー!
    4人 ねっ、ねっ、熱波WER!!

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