前説
小嶋がThe 37KAMIINA入りを直訴!
今林GMの前説ではオープニングコールにThe 37KAMIINAが登場。勝俣が「神戸のみなさーん、整ってますかー! 今日はThe 37KAMINNAが神戸を熱くサウナのような大会にしたいと思いまーす!」と挨拶すると「DDT神戸大会…」と締めようとしたところで「ちょっと待った!」と小嶋が登場。「サウナ大好きでーす!」と駆け寄ると「今日僕上野さんと組んで初神戸で初勝利したらThe 37KAMIINAに入りまーす!」と一方的に宣言。勝俣も他のメンバーの意思を無視して「断る理由ないよ!」と承諾し、「DDT神戸大会スタート! 熱波WER!」と小嶋も交えてオープニングコール。
オープニングマッチ 30分一本勝負
MAOにDDTやドロップキックで攻め込まれた岡谷は串刺し攻撃をかわしてランニング・フォアアームで逆転。串刺しエルボーからブルドッキング・ヘッドロックもカウント2。フラップジャックもカウント2で返されてしまうと、ノーザンライトは凌がれてしまう。MAOはブレーンバスターをショルダー・ネックブリーカーに切り返してキャメルクラッチ。さらにMAOは拷問コブラ。これをアームホイップでかわした岡谷はコーナー2段目からミサイルキック。MAOのみちドラⅠの体勢を丸め込みで切り返すとエルボー連打で食い下がる岡谷。ノーザンライトSHを決めたがカウント2で返され、MAOのアッパー掌底でダウン。スクリューキックはカウント2で返したが直後のみちドラⅠに沈んだ。
第二試合 30分一本勝負
ディーノが中村に男色殺法。流れに加われない大鷲は「なんで俺のこと掘らないんだよ!」とクレーム。ディーノは「そもそも最初からタイプじゃない。自分が思っているよりブサイク」と告げると大鷲はショックで倒れてしまう。中村はディーノにチャンスとばかりに「2人で倒しましょう」と共闘を申し入れ大鷲に襲い掛かる。さらに中村はディーノとともにナイトメア。中村がカバーに入るもディーノがカット。説明を求めるディーノに中村は再び共闘を求め、ダブルのパイプカッターからディーノがホモイェも中村がカバー。ディーノがカットして説明を求めるも中村は「プロレスラーの性ですよ」と釈明。しかし途中で中村が共闘を打ち切ってディーノに「大鷲は黒豚、お前は白豚。残念でした」と攻撃していく。大鷲は中村を足引きしてディーノと共闘。ディーノがコーナーで尻出し。しかし大鷲が地獄門に吸い込まれると中村が丸め込むもカウント2。ディーノをコーナーからドロップキックで落とした中村が大鷲にスワンダイブ式ミサイルキックもカウント2。大鷲がビッグブーツからブレーンバスターでやり返し、ノド輪を狙うもディーノがストップし、飛ぶように指示。大鷲がコーナーに登っている隙に中村がディーノを丸め込むもカウント2。ディーノがソバットからゲイ道クラッチでフォールを奪った。
試合後、コーナーでマイクを取った大鷲は「高いところから失礼いたします。DDTプロレス、これより中盤戦に突入します。最後まで声援お願いします! 今日はありがとうございました!」と挨拶。
第三試合 30分一本勝負
HARASHIMAのコール時をDAMNATIONが襲撃して試合スタート。それでもHARASHIMAが2人まとめてドロップキックを決めて佐々木を捕まえると納谷と平田で連係せんとするが、再び遠藤と高尾が襲い掛かり、遠藤が場外のHARASHIMAと納谷に向かって平田をリング上から投げ捨てる。DAMNATIONに捕まった納谷は高尾にボディースラムを決めて平田とタッチ。しかし平田が高尾のマフラーホールドで捕まってしまう。これはロープエスケープ。高尾のディープインパクトはカウント2。エルボーの打ち合いから延髄斬りを決めた平田はエゴイストドライバー。戦況はHARASHIMAvs佐々木に。HARASHIMAの雪崩式ブレーンバスターを雪崩式パワーボムに切り返した佐々木がダイビング・エルボードロップ。これを剣山で迎撃したHARASHIMAが蒼魔刀狙い。佐々木がかわして丸め込み、カウント2で返されたところでクロスフェース。これを抱えたHARASHIMA。抜け出す佐々木がペディグリーの体勢。かわしたHARASHIMAがジョンウー。自陣コーナーで吹っ飛ばされた佐々木に遠藤がタッチ。HARASHIMAが遠藤にハイキックを見舞って納谷とタッチ。納谷がDDTもカウント2。拷問コブラは高尾がカットに入るとDAMNATIONの連係。遠藤のその場跳びムーンサルト・ダブルニーはHARASHIMAと平田がカット。DAMNATIONの串刺し攻撃はHARASHIMAと平田が分断。2人の連係が遠藤に決まると納谷がエルボードロップでフォールを狙うが返されてしまう。DAMNATIONのトリプル・トラースキック。カットに入った平田が高尾のローブローで動きを止められてしまうと、遠藤が納谷に旋回式トーチャーラックボムで勝利した。
【試合後コメント】
遠藤 来週熊本で6人タッグのタイトルマッチ、誰が興味あるんだ、こんなもん? 平田、大鷲、タイトルマッチの時にアイツらはちょっと頑張るだろうよ。お客さんはそれを見て「ああ頑張ってるんだな」「すごい」「たまにはちゃんとやるんだな」と思うだろう。けどそんなのさ、簡単じゃん。普段適当にやっている人間がタイトルマッチでちょっと頑張れば、みんな応援する気になるんだよ。もちろん俺たちはチャンピオンだし、決まったタイトルマッチ、やるけど。ちょっとは俺たちに興味を持たせるような、そんなアクションを残り1週間で起こしてほしい。
――今日の平田選手ではそれは感じなかった?
高尾 なんだアイツ、弱すぎるんだよ。弱すぎてストロングゼロかける必要もなかったぞ。挑戦者変えろよ、弱いぞ。
遠藤 決まった挑戦は受けるけど、まあ1週間前にちょっとキレたフリして、俺たちの気持ち動かせるかといったらそうではない。俺たちはつねにすべてを懸けてリング上にあがってるから。アイツらと違って。
高尾 アイツらは弱すぎるんだよ。まだな、ユニバーサルの弱いチャンピオンのほうがまだましだったぞ。
遠藤 お、認めた。
高尾 ちょっとだけな。今回のは弱すぎる、いくらなんでも。わかるだろ、見て。なあテツヤ。
遠藤 決まったタイトルマッチはやるけど、対戦相手も変えずにやるけど、少しはタイトルマッチらしい試合をさせてくれることを期待してます。最後何か言って。
高尾 また言わせるのか、言っただろ! よええんだよ、とりあえずアイツは! ストロングゼロもってこい!
平田 クソ、チ●コ、ボーンやりやがって。いてえな…この野郎! 平田がやる気ないだの、たまにちょっと頑張ってただの、負ける要素ないだの、オマエら平田しか見てねえだろ、この野郎! 平田しか見てないからそんな意見になるんだよ。うちは吉村、そして大鷲さんという3人だよ。この平田ばっかり見てて平田を眼中に入れてるようじゃ、オマエら何を言ってようがな、足元掬われちゃうぞ、バカ野郎!って話だよ。チ●コいてえなこの野郎! 平田は平田でメチャメチャいい歯車として、6人タッグ頑張りますんで。なんだかんだ僕ね、目立たないようでKO-D6人タッグちょこちょこ取ってるんですよ。いいですか、DAMNATIONのみなさん。吉村大鷲、ナメんじゃない! 以上。チ●コいてえよ!
第四試合 30分一本勝負
小嶋は岡田に向かって「熱波WER!」と挑発することでThe 37KAMIINAに加入したいことをアピール。上野vs彰人に続いて小嶋と岡田が対峙。小嶋が執拗にヘッドロック。岡田がショルダーアタックで倒すと、小嶋は逆水平でやり返していく。岡田はボディースラムからのチョップを放ち彰人と交替。その後ローンバトルを強いられた小嶋だが、彰人にドロップキックを決めて上野とタッチ。上野は岡田にショルダースルー。彰人をブレーンバスターで投げていく。彰人が上野に腕攻めで捕獲。岡田も腕攻めで続く。苦しい上野は彰人とエルボーのラリー。腕を取られると動きが止まるが、なんとか高角度シャイニング・ウィザードを見舞って小嶋とタッチ。小嶋が逆水平連打。しかしドロップキックをスカされてしまう。替わった岡田に小嶋が逆水平。ダイビング・クロスボディーはカウント2。ボレーシュートもカウント2で返されてしまうと「上野さん、The 37KAMIINA連係いきましょう!」と呼びかけるもあっさり分断され。さらに逆水平も上野に誤爆。岡田が上野を蹴散らし小嶋にパイルドライバー。最後はフィッシャーマンバスターで3カウント。
試合後、岡田がマイクを取る。「神戸大会、ご来場の皆さんありがとうございます。ここ神戸は俺の第二の故郷。高校から大学まで自分の生活をやってきました。緊急事態宣言でしんどい中、足を運んでくれてありがとうございました。次帰ってくるときに満席にできるようプロレスを頑張っていくので皆さんも頑張りましょう!」
【試合後コメント】
上野 もう来週にタイトルマッチが迫ってるなかで、僕が求めてたような求めてなかったような彰人さんが目の前にいて。どのタイトルマッチの時も思うというか、どの選手もヤバイですよ。今日もホントにヤバイなと思いましたし、今日は自分自身珍しく若干コンディションも崩しながら。でも試合が始まっちゃえば全然問題なかったんで、何の言い訳にもならないですけど。あと新宿があって、博多の昼があって、彰人さんのリズムを掴むことができるのかできないのかわからないですけど、もっと自分をぶつけれれば。今日はまったくリズムが掴めなかったですね。反省が多い試合でした。
――小嶋選手が加入したいと言っていたが。
上野 それすらも我々は認めてないというか。小嶋のよくわからない勢いはありますけど、勝俣さんはウェルカムな感じだけど、結果的には今日は僕の不甲斐なさもあって負けましたので。なくなったのか保留なのかわからないですけど、僕は今、小嶋のこと考えてる暇はまったくないんで、彰人さんのことだけ考えていきたいと思います。
――関節をだいぶ攻められたが。
上野 この感覚というのは坂口さんとか青木さんとかと試合した時と一緒で、ここまで関節を意識して試合をするタイプじゃないので、もっともっと集中して、彰人さんも何を考えているのかというのを感じないといけないなと思っています。でも、坂口さんとやった経験もありますし。一緒とは思わないですけど、僕にもやってきた自負もありますから。木曜までにまずはコンディションを上げて、自分のリズムを掴んでいきたいと思います。
彰人 まず一言いいたいのは、上野クンについて僕はちょっとガッカリしました。コンディションを落としているのかどうか知らないけど、ああやって腰にテーピングを巻いて現れて。あんなの巻いてきたら、普通そこを痛めてるんだなって攻めるでしょ。それが僕の癇に障って、チャンピオンなら出すんじゃないよ。チャンピオンならコンディション悪い状態かもしれないけど、コンディションいいフリしてチャンピオンらしくいてくれ。今日闘った感じ全然チャンピオンらしさは感じなかったですね。逆にあの腰を攻めたくなくなりましたね、きょうは。なんならMAXの状態で来てくれないと意味がないじゃないですか。彼が今までどれだけユニバーサルを防衛してきたかわからないですけど、今日やって、僕は今日に関しては彼の本当の強さという手応え感じなかった。たぶん上野クンもまだ彰人というレスラーの醍醐味を、味わってないしと思うし、僕もまだ出してない。
――今日は完全にペースを握れた?
彰人 だって僕ふだん足を攻めるじゃないですか。警戒されてたというのもあるので、一切攻めてないし。腕攻めもやるんですけど、そんなにそれがフェバリットでもないから、出してる引き出しはゼロですね。
第五試合 30分一本勝負
吉村が入場するなり飯野が突っかかってショルダーアタックの打ち合いに。開始のゴングが鳴らされると飯野がボディースラムからハカエルボー狙い。その間に吉村は場外エスケープ。「ナオミがいねえじゃねえか! ナオミはどこだ!」と場外へ。義myらが捕まえてハンマーパンチからエプロンサイドに叩きつける。飯野も吉村を鉄柱にぶつけるとリング内に戻してフォアアーム。コーナー際で座り込む吉村を踏みつける。飯野は起き上らせてフォアアーム。逆水平の打ち合いでも飯野は負けない。吉村は飯野をボディースラムで投げる。逆水平からジャンピングショルダー。ブレーンバスターで投げ切るもカウント2。逆水平の打ち合いから吉村がダブルチョップ。ベアハッグが飯野が抜け出してバックフリップ。突っ込んだ飯野をかわした吉村がラリアット。飯野も返す刀でスピアを見舞ってダブルダウン。ラリアットの打ち合いから飯野がショートレンジ・ラリアット、さらに低空スピアはカウント2。飯野がスピアも吉村が払い腰。パイルドライバーはカウント2。ラリアットの打ち合いから吉村がラリアットでネジ伏せた。
試合後、吉村がマイク。「飯野! ありがとう。オマエも欠場してたけど、オマエやっぱ強いわ。今回オマエが俺に噛みついてきたことは間違ってない。俺が勝って俺がKING OFに出ることは確実になったけど、どんどん我を出してDNA世代として上を目指していこう。復帰して、初めてのシングルマッチがこの神戸、俺自身初めての神戸の試合で相手が飯野で勝てた。こんなに最高なことはないよなあ。首と腰をケガして欠場してたけど万全や。次は熊本で6人タッグのベルト、DAMNATIONの3人から引っぺがして次、神戸来るときはチャンピオンや」
【試合後コメント】
吉村 飯野さんに勝ちました。飯野には欠場中からぼちぼち思うこともあったし、復帰してから初めてのシングルが飯野で、もちろん初めての神戸というのもけっこう自分のなかで嬉しいものがあって。勝って、自分の万全と自分の勢いと、見せつけれたかなと思います。飯野さんはこれで落ち着くんじゃなくて、どんどん荒れて荒れて、また俺にかかってきてもいいし、またほかの標的見つけてもいいし、今はほかにアイツを押さえつけるものは何もないから。自分の自由にしたらいいんじゃないかなと思います。メチャクチャ強かったです。
――試合後に同世代として頑張っていこうと。闘いを通してそういった気持ちが沸いてきた?
吉村 前から思ってましたよ、それは。復帰戦の時も上野さんを指名して、カードが上野MAOになったのももちろんその時点では、俺たちでどんどん上にいかないといけないというのはあるし。いつまでも上の世代におんぶにだっこじゃ、意味ないんで。自分がどんどん、自分たちでどんどん、上にいこうという気持ちがないと面白くないでしょ。今日、再確認できたというか、いつ負けてもおかしくないと思ってるんで、飯野には。自分も負けないようにやっていくだけです。
――今日の試合を経てトーナメントへの自信になる?
吉村 もちろん。でもその前に熊本で6人タッグがあるんで、まずそこですね。平田さんはどうだったんですか?
――最後に急所攻撃などを食らっていたが。
吉村 ああ、やりがちなやつですね。ずっとやることは変わってないってことでしょ。大丈夫です、いつもと違うメンツなんで、僕らは。平田、吉村、そして大鷲。大鷲さん含めての6人タッグ初めてでしょ。まあまあ、いつもと同じことやってればいいんじゃないですか。
飯野 クソ! ナオミに負けた、ナオミに、オイ! これで俺はKING OF出れないのかよ!? 聞いてんだよ! まあ負けたから、出れないんだろ。知らないけどよ、次、俺はあきらめねえよ、絶対。だから次どんどんよ、いろいろと噛みついてって、誰でも噛みついて、俺は全員を噛みついてやってやるよ! クソ! 切り替えて、やってやるよ! ウワーッ! むかついてきた! アーッ!
セミファイナル 30分一本勝負
負ければ脱落の両チーム。試合前にマイクを取ったアントンは「君たちに伝えたいことがある」と神戸がアントン生誕の地であり、これが凱旋試合だと告げると「生まれたての赤ん坊のようなクリーンな試合をしたい」と握手を求めるも、アントンとクリスが襲撃してスタート。2人をリング下に出してアントンがトペを狙うもキャンバスに躓いたアントンは「やっちまった。ギブアップだ」と言うと徹夜で考えてきた昔話「ごんぎつね」を披露してギブアップするとして話し出すも内容は「神戸異人館」ではなく下ネタ。しかしサミングはあっさり見破られてクリスに誤爆し、The 37KAMIINAの連係に捕まってしまう。苦しいアントンは竹下にボディブローからナックル連打でやり返し、さらに空中胴絞め落としからエルボードロップでようやくクリスとタッチ。竹下から替わった勝俣にクリスがミサイルキックで攻め込む。クリスのオクトパスストレッチは勝俣が抜け出してエルボー。ソバットからロープに走り込んだところで竹下がタッチ。ゼロ戦キックを放つとジャンピング・ラリアット。クリスもカサドーラでやり返し、竹下に切り返されてバックを取られるもアントンが助太刀。タッチを受けたアントンはクリスとともに連係。クリスのダイビング・セントーン+アントンのDDTは勝俣がカット。アントンがボディーブローからニーアッパー。このカバーはカウント2。アントンが回転足折り固めを狙うも竹下が逆片エビで切り返し、ウォール・オブ・タケシタへ。ロープに逃げるアントンを引きずり戻そうとするもクリスがカット。竹下はクリスをショルダ―スルー。勝俣とのMADMAXを狙うもクリスが分断。ならばとクリスにMADMAXを決めるとアントンにも狙うがアントンはトラースキックで分断。自陣コーナーに飛ばされた竹下に勝俣がタッチ。勝俣のコーナーダイブはアントンが迎撃。勝俣もトラースキックから延髄斬りを放つとととのえスプラッシュへ。これはクリスがカット。クリスは竹下を場外に抱いてトペ・スイシーダ。15分経過、クリスとアントンでダブルのナックルからクリスのニー → アントンのバイオニックエルボーも竹下がカット。アントンはTTD。ダイビング・フィストドロップを放つも勝俣が迎撃して丸め込む。カウント2で返されると顔面トラースキックからカバーはカウント2。アスタラビスタ狙いをアントンが卍固めで切り返す。クリスは竹下をオクトパスストレッチで捕獲。竹下が抜け出すとアントンにドロップキック。その勢いで勝俣が押さえ込んで勝利。The癒されるズはこれで脱落となった。
小嶋、The 37KAMIINA加入直訴に「次の試合、あなたが勝ったらThe 37KAMIINAに入れてあげる」(勝俣)
【試合後コメント】
竹下 ずっと調子はいい、絶好調絶好調って言い続けて、やっとそれがピタッとハマったかなと。満足いく勝利ですよ、きょうは私。大満足です。
勝俣 気づいたら3カウント入ってましたね。
竹下 気づいたら3カウント入ってましたけど、いやいやいや。やっぱりね、リーグ戦って、トーナメントもそうだけど運も入ってくるね。その時その時の。その運を今日はやっと勝ち、掴み取れたんで。
勝俣 あと2秒遅かったらギブアップしてた。それぐらい最後キツかったな。
竹下 やっと……。
勝俣 勝ちましたね。3点。
竹下 まだチャンスがないことはないと思う。
勝俣 大石さんたちが勝ったから4点、坂口さんたちが4点。俺ら3点、DAMNATIONは3点。
竹下 あんまわからへんけど。
勝俣 でも、次勝たなきゃもう無理だってことだよね。
竹下 そう、今日も負けたらダメだったんで。つないだ。
勝俣 首の皮一枚つながってる。
竹下 よくそんな言葉知ってるね、勝俣らしくない。まあでも首の皮一枚つながったんで。
勝俣 あきらめず。
竹下 あきらめずいきましょう。
勝俣 準烈はずっとやってきてるからね。
竹下 大石さんも今は減量明けでたぶんウエートもアップして調子いいと思うけど、うちの瞬馬ちゃんも竹ちゃんも絶好調なので。見てもらったらわかると思います。見てて調子いいのわかるでしょ、(週刊プロレス)奈良さん!
――MADMAXが決まったりしていたが、ギリギリの勝利にも見えたが。
竹下 MADMAXの決めるタイミングが悪いんだよな、いつも。
勝俣 今日も結局……。
竹下 試合権利のないクリスに。
勝俣 あれがクリスが権利があったうえでMADMAX決めてたら、すぐ勝てたよね。
竹下 まあそうですね。もうちょっと選びますよ、タイミングを。
――小嶋選手のThe 37KAMIINA入りについては?
勝俣 僕はあの時すごく熱いものを感じたんで。
竹下 いや、俺は感じひんかったな。
勝俣 メチャクチャ感じたよ。
竹下 フニャフニャしてたよ。
(小嶋が現れる)
勝俣 試合はどうだったの?
小嶋 試合は負けちゃいました。
勝俣 ダメだね。
小嶋 でも次こそ勝つんで。勝って、The 37KAMIINAに入ります。
勝俣 サウナ好きなの? どこが好きなの?
小嶋 勝俣さんといった北欧、勝俣さんといった池袋プラザ、勝俣さんと営業終わりにいった改良湯。
竹下 勝俣さんとしかいってない! 連れていかれたやつだけやないか! それでサウナ好きか!
小嶋 僕も「いきましょう、いきましょう」と営業終わりに。
勝俣 コロナになる前だったね。そこから確かにいってたわ。
竹下 そのあと一人でも通い詰めてる?
小嶋 だいたい最近週イチぐらいでは健康ランドにいってます。
勝俣 どことは言えないけど。サウナ好きなんだよ、ととのいはいい感じなの。いつもととのって。
竹下 熱さは感じないんでね。
勝俣 だからいいよ、もう一回チャンスあげる。
小嶋 本当ですか?
竹下 まあチャンスをあげるのはいいかな。
小嶋 次勝って……。
竹下 小嶋のチームがとかじゃなく、小嶋が勝たないと。
小嶋 でも僕が攻めて、(味方に)3カウントを取られるかもしれない。
竹下 オマエが勝てよ。
勝俣 じゃあ次の試合、あなたが勝ったらThe 37KAMIINAに入れてあげる。約束しよう。
竹下 俺も認めよう。
勝俣 最後に意気込みを。
小嶋 僕は次こそは勝って、The 37KAMIINAに入ります。みなさん、応援よろしくお願いします。熱波WER!
アントン 本当に今日は大勝利目前だと思ったのにやらかしてしまいました。(英語で)アイムソーリー・クリス、僕が負けてしまいました。このタッグリーグは敗退だけど、僕の気持ちの中では、僕の人生にとって大変貴重な経験となりました。ありがとうクリス。サンキュー・べリマッチ。
クリス 今日は負けたけど、少なくとも僕の見たところでは、ホンダさんは彼らに対して今までの中でもっとも勝利に近い試合をしたので、僕はホンダさんを誇りに思います。タッグリーグは勝てなかったけど、代わりに、もしこう言うことが許されるのなら……友達ができたような気がする。勝てなかったけど、癒されるズとしてみんなを癒すという役割は果たせた気がするよ。あとはやり残したことは、ホンダさんが生まれた神戸の山の近くにいるということで、ホンダさんを山に帰して、一族の皆さんのもとに戻してあげるぐらいだ。
アントン 私を野生の生物かなんかだと思っているみたいですね。帰ります! サンキュー・べリマッチ!
クリス(手を繋いで)さあ連れて帰ろう。どんな歌を歌いながら帰ろうか?(トイ・ストーリーの『You’ve Got a Friend in Me』を歌い始める)
アントン わからない。(キャロル・キングの『You’ve Got a Friend”を歌い出す)知ってる?
クリス たぶん別の歌だね。2人とも知ってる歌ってなんだろう? 有名なのでお願いします。
アントン ドナドナドーナー♪ 牛の歌だよ。
クリス 今から帰るところには牛がたくさんいるよ! さあ森へ帰ろう!
メインイベント 30分一本勝負
樋口が秋山をショルダーアタックで倒すと替わった大石のグラウンドにはパワーで跳ね返して坂口とタッチ。大石が坂口にヒザ十字。坂口もマウントエルボーでやり返して樋口が逆水平で続く。大石のスイングDDTも樋口がかんぬきスープレックスで切り返すもカウント2。ローンバトルを強いられた大石は樋口のボディープレスをかわすとランニング・フォアアームを決めてピンチを脱出。替わった秋山がランニングニー。カウント2で返されるとフロント・ネックロック。これは坂口がカット。樋口の逆水平に秋山がエルボーでラリー。秋山のエクスプロイダー狙いを堪えてラリアット。坂口がミドルキックで続く。樋口を呼び込んで連係もカウント2。秋山は坂口の蹴り足を取ってドラゴンスクリュー。大石に試合を託すとヒザ十字。坂口はなんとかエスケープも大石は足を離さない。坂口が抜け出してスリーパー。大石がかわして丸め込むもカウント2。大石がコンプリートショット。秋山との連係を決めてダイビング・ヘッドバットも樋口がカット。樋口が秋山にぶちかまわし。大石にはアバランシュホールドと大暴れ。カナディアンからコーナーにセットして坂口が串刺しニー。樋口のエルボードロップから坂口がPKも秋山がカット。坂口が神の右膝を狙うも大石がかわす。坂口がすぐさまミドルキック。15分経過、煉獄をかわされるも腕十字から腕極め三角絞めを狙う坂口。大石が切り返してフジヤマ・ニーロックにつないでギブアップ。
試合後、秋山がマイクを取る。秋山「神戸大会、ご来場ありがとうございます! ピンチがありましたけどリーダーが決めてくれました。ありがとう! そして先日、彼はベストボディジャパン第4位という中途半端な成績を収めました。リーダー、前歯全部なくなりました。最後はリーダーに決めてもらいます!」大石「坂口征夫、ギブアップさせたんだがら前歯なんてどうってことねえよ! 全部差し歯なんで次神戸に帰ってくるときはきれいにして帰ってくるので応援してください。そして秋山さん、タッグリーグの優勝への芽がつながりました。あと1個勝って優勝しましょう!」
【試合後コメント】
秋山 まあ、リーダーの前歯がなくなったけど、樋口&坂口組に勝ったから、まあいいか!
大石 しょうがねえ! 前歯取れて勝てるんだったら、ナンボでももっていけよ!
秋山 奥歯も抜け!
大石 奥歯も抜いてやるよ!
秋山 きれいに抜けたな。
大石 全部差し歯なんで。ブリッジでやって……。
秋山 もう何を言ってるかわからない、空気抜けて。
――大石がカギと言い続けて、今日もそういう試合だった。最終戦に向けては?
秋山 最終戦も何も俺らは優勝するつもりでいるし、最後はサウナか。まあ確実に、君は勝俣を狙いなさい。
大石 はい。
秋山 俺は竹下を狙うから。
――Eruptionについては?
秋山 あのチームが一番チームとして俺は機能してると思うしね。そのチームに勝ったということで、俺らもなかなか機能してるよ。
大石 してきた!
秋山 タッグ狙えるところまで十分来ていると思うし、もちろんリーグ戦勝ったら、この勲章とともにタッグにいきたいなと。まずはアルティメット・タッグリーグ、(優勝を)決めますよ。
――どこで前歯が?
大石 一番最初です。坂口さんとグラウンドやった時に、なんか当たって。
秋山 グラウンドやって当たって歯抜けるようじゃ、もうそんなの……歯をバチっとやらないといけないな。
大石 いやいや、全部差し歯なんで……。
秋山 差し歯としても……。
大石 ちょっと調子悪かったんですよ。
秋山 やっぱりこれは奥さんに言って、しっかりしたものを入れろよ。
大石 はい(苦笑)。
坂口 樋口悪い。油断してたというか、サブミッションじゃやられねえと思ったけど、なんだあれ、逃げれなかった。さすがベストボディジャパン4位だな。申し訳なかった。でも全勝はなくなったけど、もう一丁いけばまだ3勝はいないしょ。うちがまだリーチかかってるでしょ。じゃあ新宿で、役満ツモってるよ。
樋口 今日は今日です。
坂口 でもいい自信になった。ちょっと前チャンピオンで、足元掬われたのかもしれないし。だからいい感じで、心も引き締まった。
――対準烈だったが。
樋口 自分は秋山さんとKO-D戦以降当たってなくて、今日当たったんですけどね。やっぱり強いなと思いましたね、改めてね。ただ、今日はタッグリーグ戦の中ですけど、引いてはいないし負けてはいけないと思うので。このタッグリーグやって、また成長して、借りを返すというのもあると思うので。
坂口 秋山さんは強いというのはもうわかってる。大石さんがさ、あんな強かったっけ、あの人? なんかタッグリーグ重ねるごとに、ちょっとずつ強くなってるんじゃないの? そういう執念深さとか、強さを感じたかな。そう考えると、今まで樋口がタイトルやってたけど、争ってた時の準烈とはちょっと違ったテイストを味わったかなって。
――最後は佐々木&火野戦です。
坂口 火野はオマエに任せたよ。佐々木をやる。
樋口 勝つしかないと思うんで、やりますよ。
リーグ戦得点状況(5月23日現在)