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ドラマティックええじゃないか2020

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ドラマティックええじゃないか2020

日時2020年2月24日
会場愛知・名古屋市東スポーツセンター
観衆264人(満員)
  • 前説

  • 8月8日名古屋国際会議場大会開催! 赤井がオープニングコール!

  • 今林久弥APの前説では8月8日に久々となる名古屋国際会議場大会の開催がアナウンスされた。続いて赤井沙希が登場。ミランダ・ゴディー戦に向けて「七番勝負、今のところ1勝2敗でちょっと負け越しているので勝ち越したいので、今日で勝って2勝2敗にして勢いつけて勝ち続けたい。ほかの二世と同じにして欲しくないという思いが強いので、自分は違うという思いがあります」とコメント。最後は「DDT名古屋大会スタート!」とオープニングコール。
  • オープニングマッチ 30分一本勝負

  • 6分54秒

    逆片エビ固め

  • グラウンドの攻防から大和が手を取るとハンマーロック。さらにフロント・ネックロックと攻勢が続く。ホイップしてのドロップキックからスワンダイブミサイルまで決めたが、絶品はかわされてしまう。それでも中村はジャックナイフ式エビ固めウラカンラナで果敢にフォールを狙うも返されてしまい、スピアで動きを止められてしまう。逆エビで絞られた中村。ロープに手が届きそうなところでリング中央へと引きずられ、逆片エビを極められてギブアップ。
  • 第二試合 30分一本勝負

  • 10分2秒

    エビ固め

    ※ジントニック
  • 平田のメガネでのダンス入場は高尾に取られてニュートラルコーナー下に置かれてしまい、何事もなかったかのように開始のゴング。ポーリーが納谷にショルダーアタック。納谷はポーリーを自陣コーナーに押し込めると、「きちゃった…」と平田が渋々交替。すぐさま逆転されてしまう平田。それでもポーリーのボディープレスをかわして低空ドロップキックを決めると替わった納谷がミドルキック。これをキャッチしたポーリーがフィッシャーマン。高尾が出てくるも納谷が捕まえて拷問コブラ。ここで平田が「このままでは何もやってない」とタッチを要求。心の優しい納谷はタッチに応じてしまい、当の平田も逆転されてしまう。納谷が救出に入ると、平田の「俺ごと潰せ」を完成させて、高尾にチョークスラム。ポーリーを手刀で倒した平田は納谷に「可愛げがない」「革命を起こそう」とメガネを装着させてダンスも下手過ぎて手刀。怒った納谷がチョークスラムを狙うも時間差で倒れてしまう。この隙に平田がメガネを装着してダンスも背後には復活した高尾とポーリー。エプロンには怒った納谷に挟まれてしまう。納谷のエルボーからポーリーのラリアット、高尾のジントニックで試合終了。
  • 第三試合 30分一本勝負

  • 3WAYタッグマッチ

    12分37秒

    片エビ固め

    ※旋回式トーチャーラックボム。もう1組は佐樋口和貞&坂口征夫。
  • 飯野の威嚇に遠藤も樋口も動じない。遠藤と樋口で飯野を排除。樋口の背中に飛び乗る遠藤に樋口がアイアンクロー。その樋口に佐々木がチョーク攻撃。カットに入った坂口も巻き込んで6人が場外戦へ。坂口は場外の飯尾にエプロンPK。その坂口の足を引っ張ってリングインする佐々木。渡瀬がDAMNATIONに捕まるも遠藤にランニングエルボー、佐々木にドロップキックを決めてピンチを抜け出す。飯野が一気呵成の攻め。飯野の樋口へのハカエルボーは坂口がカット。その坂口に渡瀬がミサイルキック。その渡瀬に樋口がブレーンバスター。その樋口に遠藤がその場跳びムーンサルト。カバーしている遠藤に飯野がエルボードロップ。カバーしている飯野に佐々木がダイビング・エルボードロップを投下。その佐々木に坂口がミドルキック。渡瀬も坂口にカーフブランディングを決める。渡瀬と坂口のエルボー合戦。坂口が飛びつき腕十字も、その坂口にアキレス腱固めを極める佐々木。坂口のスリーパーもかわしてトラースキックを放つ。カットに入った樋口がアトミックドロップ。坂口がジャンピングミドルで続く。神の右膝をかわされた坂口は飯野の逆水平でストップ。飯野は樋口にスピア。その飯野に坂口が神の右膝。その坂口に遠藤がオーバーヘッドキック。トーチャーラックは渡瀬がドロップキックで勝っち。遠藤のハンドスプリングをジャンピングハイで迎撃した渡瀬。バックドロップからタイガースープレックスを狙うも凌がれてしまう。遠藤は頭突きからバズソーキックで渡瀬を黙らせ、旋回式トーチャーラックボムで仕留めた。
  • 第四試合 30分一本勝負

  • 赤井沙希“おきばりやす”七番勝負第4戦~浪速のロッキー二世vs人間魚雷二世

    • LOSE

      ミランダ・ゴディ―

    VS

    • WIN

      赤井沙希

    VS

    6分53秒

    ケツァル・コアトル

  • ミランダは父のテリー・ゴディーと同じ『I Love It Loud』で入場。赤井の握手をミランダが拒否してスタート。ミランダがヘッドロック。赤井のミドルキックを受け止めたミランダがミドルキック。赤井がエルボーでやり返そうとするが、ミランダも返す。赤井がビッグブーツで場外に出すとエプロンPKはミランダがキャッチしてエプロンに叩きつける。場外で赤井を痛めつけるミランダ。ミランダがシャープシューター。赤井もミドルキックでやり返すとダイビング・クロスボディー。カウント2で返したミランダはブレーンバスター。パワーボムを凌がれるとショートレンジ・ラリアットを放つ。赤井はそれでもビッグブーツでやり返し、ハイキックをぶち込むとミランダの巨体をケツァル・コアトルで丸め込んで3カウント。

    試合後、赤井がマイクを取る。「ミランダ、センキュー! 正直、昨日の後楽園でメチャメチャにされた時は今日何されるのかなと思ったんですが、勝ててよかったです。今日で七番勝負4戦目で今日勝ったので2勝2敗。あと5、6、7とあるので勝ち越して、もっともっと自分が大きくなってEruptionを、DDTを引っ張っていける存在になりたいと思います! 今日はありがとうございました!」

    【試合後のコメント】
    赤井 ミランダのお父さんはすごい偉大なレスラーということを周りから聞いたんですけど、試合前から言ってた通り、頑張るのは自分次第で、彼女もお父さんと比べられてきただろうし、これからも比べられると思うんですけど、そこの殻を破ってお父さんにはなかった自分にしかないものを見つけて欲しいなと思いました。彼女自身もお父さんが偉大とは言え、プロレスが好きで入ってきたんだなって感じたので、自分もそこは共感できる部分があるので。自分の父は同じ業界ではないんですけど、プロレスが好きで入ってきたので、組んだり闘ったりして、国は違えどプロレス界を盛り上げていけたらと思いました。今日で2勝2敗なので、これから勝ち続けて七番勝負は5勝2敗で終わらせたいと思います。

    ミランダ サキはいい選手でアスリートしても最高。今度こういう機会があればまた闘ってみたい。
    ――試合については?
    ミランダ 彼女は賢くて蹴りも鋭かった。すごくいい蹴りをもらって効きました。
  • 第五試合 30分一本勝負

  • DDT選抜軍vs名古屋高井憲吾軍!

    • 高井憲吾

    • ジ・ インテリジェンス・センセーショナル・グランドパッションマスク4号

    • LOSE

      浦博旭

    VS

    VS

    11分23秒

    体固め

    ※蒼魔刀
  • 「ヒャッホー!」(浦)「ホフ!」(高井)とけたたましい名古屋軍。大石は「騒がしいんだよ!」とストンピング。大鷲のアシストで浦の口をテープで止める大石だったが、エプロンでは高井が叫び、グランパショが素顔を見せ、その隙に浦がテープを剥がして叫ぶという展開。グランパショは事あるごとに大石の耳元で「離婚しろ」と客席にも届かぬ声でささやき続けて精神的に追い込む。グランパショのボディープレスをかわした大石が大鷲とタッチ。グランパショに両乳首を吸われた大鷲だったが、ビッグブーツを放って戦況はHARASHIMAvs高井。「久しぶり!」というエルボーの打ち合いから高井がランニングエルボー。HARASHIMAを叩きつけて浦にタッチ。大鷲の延髄斬り、大石のスタナーからHARASHIMAのスワンダイブ・ボディープレスは高井とグランパショがカット。浦が大石をジョンウーで蹴散らすと、名古屋軍が連係。大鷲と大石が救出に入るとリング上はHARASHIMAと浦の1vs1。山折りを丸め込みで切り返す浦だったが、直後にHARASHIMAがバズソーキック。すぐさま蒼魔刀をぶち込んでフォール勝ち。

    試合後、HARASHIMAがマイクを取る。HARASHIMA「名古屋大会ご来場ありがとうございまーす! 10月の名古屋大会が台風で延期になって、久しぶりの名古屋大会を楽しみに来て、高井選手は昔から知っててやるのも久しぶりだったし、今日の試合をすごい楽しみに来て。ね? いや~名古屋は未知の強豪がいっぱいいるよね?」大石「ずっとですよ。(グランパショが)ずっと耳元で『離婚しろよ』って」HARASHIMA「心のダメージは大丈夫? そんな名古屋大会ですけど次は6月に来るので皆さん見に来てくださーい! 6月の名古屋大会もみんな見に来るさー!(観客『なんで~!?』)大石クンはちゃんと幸せな家庭を続けるさー!(観客『なんで~!?』)大鷲さんの乳首もちゃんとついてるさー!(観客『なんで~!?』)なんでかって? それは鍛えているからだー!」
  • セミファイナル 30分一本勝負

  • 12分14秒

    片エビ固め

    ※プレイングマンティスボム
  • MAOは勝俣を叩きつけて、敵味方関係なくお客さんと一緒に「勝俣瞬馬をぶっ壊す!」。そんなMAOだがALL OUTの連係に捕まってしまう。勝俣が「井上麻生をぶっ壊す」と同意を求めても共感を得られない。MAOは勝俣のミサイルキックを竹下に誤爆させてクリスと交替。クリスは竹下と勝俣にまとめてミサイルキック。タッチを受けた高梨は彰人に顔面ドロップキック。彰人の足横須賀も高梨が彰人に低空レッグラリアット。戦況はクリスvs竹下。竹下は彰人、勝俣と連係でクリスを攻める。しかし勝俣のスワンダイブ・ボディープレスは剣山で迎撃されてしまった。クリスのプレイングマンティスボムは竹下が救出。勝俣はトラースキック。さらに竹下に勢いを借りてのコードブレーカー。これを高梨がカットに入る。クリスが勝俣にオクトパスストレッチを極めると高梨が竹下に卍、MAOが彰人にコブラツイストの三重奏。クリスのプレイングマンティスボムにMAOと高梨がトラースキックを合わせようとするも、これは竹下と彰人がカット。勝俣がプレイングマンティスボムの体勢をかわして丸め込むもカウント2。最後は高梨のトラースキックのアシストからクリスがプレイングマンティスボムを放って勝利。
  • メインイベント 60分一本勝負

  • KO-Dタッグ選手権試合

    19分14秒

    体固め

    ※ラリアット。第67代王者組が3度目の防衛に成功。
  • ディーノが上野にゲイ殺法も、ササダンゴが吉村のパワーの前に捕まってしまう。吉村にショルダーアタックを決めてタッチを求めるも、ディーノに「ちゃんと返してこい」と理不尽に拒否されてなおもピンチが続く。それでもササダンゴはちゃんと上野にショルダーアタックを放ってピンチを脱出。替わったディーノが大暴れ。ナイトメアを抜け出した上野のおっぴろげアタックをコーナーで止めると、雪崩式ナイトメアと称して上野に股間で迫る。勝機と見たディーノのリップロックはかわされて松井レフェリーに誤爆。松井レフェリーはダウン。ディーノの男色ドライバーはフォールを奪えなかったが、レフェリーがダウンしていることを良いことに上野をまさぐるディーノ。これは吉村がカット。蘇生した松井レフェリーだったが、今度は上野のミサイルキックに巻き込まれてしまって再びダウン。ディーノがリップロックで迫る。カットに入った吉村はササダンゴが本部席から持ち込んだ木槌で一撃され、上野に至っては尻に木槌の柄をねじ込まれる有様。異常事態にレフェリーの松永が飛び込んでくるもササダンゴに木槌で一撃されたばかりか、垂直落下式リーマンショックでダウンさせられてしまう。ディーノとササダンゴはメイン、サブとレフェリーがいなくなっかことで用意していた第三のレフェリーを呼び込むと、入場ゲートから現れたのはDJニラ。松井珠理奈の法被を脱ぐと、レフェリーシャツ姿に。ディーノのカバーには高速カウント、上野のカバーには低速カウントと、明らかにディーノ組に加担したレフェリングを見せるニラ。上野はディーノにドロップキックを決め、続いて吉村がササダンゴにショルダーアタックを放つ。ダブルの攻撃を仕掛けるもニラが上野に注意。さらに一撃加えてコーナーに押さえつける。その間に吉村はディーノとササダンゴのツープラトン・ブレーンバスターで投げられた。カバーは上野が辛くもカット。蘇生してリングに戻ろうとする松井レフェリーをディーノとニラがストップ。孤立する吉村にディーノの串刺しバックエルボー、ササダンゴの串刺しラリアット、ニラのDJタイムと決まり、ササダンゴがカバーもカウントを取るニラを松井レフェリーがカット。上野がディーノを排除し、吉村とともにササダンゴをダブルのバックドロップで投げる。上野との連係から吉村がカバーも今度は松井レフェリーのカウントをニラがカットする。ナックルを見舞うニラに松井レフェリーがラリアットで制裁。大阪ストラッドを狙うノーチラスだったがディーノがカットして、上野にリップロック。そして吉村に男色スクリューからササダンゴが垂直落下式リーマンショックに繋ぐ。これは上野がドロップキックでカット。上野が排除され、セコンドの大石に押さえつけられる中、リング上では久々の子泣き式男色ドライバーは2段モーション。マスクを脱いだササダンゴがラリアット、ドロップキックで追い込むも、吉村がコーナーに飛ばして串刺し延髄ラリアットからバックドロップ。そこからラリアットでササダンゴをねじ伏せた。
  • ディーノ&ササダンゴの反省会

  • 試合後、ノーチラスがマイクを取る。上野「名古屋ではけっこう前に6人タッグのタイトルマッチが僕と吉村とHARASHIMAさんと組まれていたんですけど、台風でなくなってしまって非常に申し訳ない気持ちだったんですけど、タッグ王者として形はちょっと変わりましたけど男色さんと坂井さんと名古屋でタイトルマッチできてよかったです。我々はこのタッグ王座を今年の頭に取って、もっともっと上を目指して。次はMoonlight Express、今林さんいつですか?」今林「まだ決まってません」上野「まだ決まってません! でも、僕たちはあのタッグと試合をするのを楽しみにしているので。吉村さん今日の感想をガツンとお願いします」吉村「いや、ちょっと首が熱くて嫌な記憶を思い出したというか…」上野「そんなこと言わない! 景気良いこと言って!」吉村「男色ディーノ、スーパー・ササダンゴ・マシン、DJニラ、今までのDDTの歴史を作ってきた人間、その中の3人をまとめて俺らが潰したってことで、この新しいベルトは今日改めて俺らがこれからの時代を作っていく象徴として掲げられるんじゃないかなと思いました」最後に「次に名古屋に来る時のタッグチャンピオンは?」「イエス・オア・ノーチラス!」で締め。

    【試合後のコメント】
    ディーノ タイトルマッチって難しいですね。
    ササダンゴ 難しいですよ、本当。難しい。
    ――どういうところが難しい?
    ササダンゴ レフェリーまでこちらの味方をしているわけですから、第三のレフェリーというか悪徳レフェリーですよね?
    ディーノ 悪徳をこっちから言うことではないけど。
    ササダンゴ カギカッコ付きのね、「悪徳」レフェリーがいたにもかかわらず、そういう逆境を乗り越えて正々堂々試合も勝利する。真っ向勝負でこのパワーファイターのスーパー・ササダンゴ・マシンから真正面で打ち勝った吉村、上野、合格ですよ。
    ――合格?
    ササダンゴ KO-Dタッグチャンピオンとして合格ですよね。試験ですよね。本当にDDTのチャンピオンとして相応しいかどうか。我々審査させてもらいました。
    ――我々を乗り越えていけと。
    ササダンゴ 我々が壁となって、資質を見極めてたんですよ!
    ディーノ 私はまあまあさいたまスーパーアリーナにいくつもりだったんですけど……。確かにその辺の意志に確認はしてなかったわね。
    ササダンゴ 勝ったら勝ったでそういうことにもできたと思うんですけど、負けてしまった以上は試験だったと。そういうことにしましょうよ。
    ディーノ そうか……。
    ササダンゴ でもディーノさんはいつでもどこでも挑戦権を持っているから、俺はディーノさんにさいたまスーパーアリーナ・メインアリーナのメインイベントのリングに立って欲しい。今はそう思ってます。素直にね。だから絶対にディーノが負けることがあってはならないって思ったんですよ。だから基本ディーノへのタッチを後半10分間はしてないんですよね。
    ディーノ ありがとう。
    ササダンゴ いいよ。リスクを背負わせたくなかった。
    ディーノ じゃあ私がメインにいっていいんだね?
    ササダンゴ いいよ。ディーノはさいたまスーパーアリーナのメインアリーナに立つべき。今日の開場後のサイン会、ノーチラスと俺たち2人が並んでしたんですけど、行列の数に差が大きかった。僕はあまり地方大会にいかないからわかんないんですよ、俺たちの男色ディーノがあんなにサイン会の列並んでないって。俺はちょっとなんていうか、その時点で負けてたんですよ。
    ――人気がなかった?
    ササダンゴ 人気がなかったというか人気が足りなかった。ディーノはピープルズチャンピオンみたいなところがありますから。単純な筋肉の量とか持ち上げるバーベルの重さじゃなくて、みんなの声援を自分の筋肉に変えて、自分より体重が重い相手を男色ドライバーの体勢に抱え上げてきたんですよ。だけどね、俺らのディーノはベンチプレス40kgも持ち上げられない。だって声援がないから。声援がないっていうかサイン会の行列に……なんていうかいろいろ発見がありましたよ。
    ――そんな俺たちを越えていけと。
    ササダンゴ 越えられていた! 壁ですらなかった!
    ディーノ そうだったの? 逆にどうすればいいか教えて欲しい。
    ササダンゴ 後身を育てる側よ。
    ディーノ そんなことない!
    ササダンゴ そんなことないよ!
    ディーノ どっちだよ。
    ササダンゴ 俺たちはDDTの第三世代を背負っていかなきゃいけないんだから。


    ――強敵だったですか?
    上野 勢いのままにガガガっときた感じがあって。ひじょうに変な2人だったので、ちょっと間をあけてまたやりたいですね。吉村クンも試合を終わってああ言ってましたけど、まだまだだと思うので。もっと我々、心のリミッターというかマスクのリミッターというかタイツのリミッターというか、脱ぐっていう意味ではなくて。
    吉村 脱ぐっていう意味なら私は不可能だからね。
    上野 もう一歩先に進めたらなと思うのと、先を見ないようにしているんですけど、次はMoonlight Expressとのタイトルマッチが決まってて。昨日、MAOさんがタイトルに挑戦してて、とても試合をしたいと思ったので。それが楽しみですね。
    吉村 よくわからないまま2人の必殺技を食らい、終わってみれば首が熱くなり、走馬灯のようにいろんなことが駆け巡り、それでもあの2人に勝てたというのが、自分の中では旧ベルトの歴史を一つ乗り越えたという気持ちになってるんで。次のMoonlight Expressがいつになるかわかんないんですけど、新しいベルトを象徴する試合にしないといけないし、なる気がするし。
    ――試練のタイトル戦だった?
    上野 試練なのは男色さんですね。
    吉村 いろいろありましたからね。
    上野 でもタイトルマッチがなくなると思ってたので。それでも男色さんがパートナーを替えて挑戦してくれたのは嬉しいんですけど、ひじょうに不快感が残る。唇と木槌を股間にインされて。でもこのタッグタイトルがなければ、こんなゾクゾクする何週間は過ごせなかったので、まだまだ次もMoonlight Expressもその次も、その次も防衛して、もっとゾクゾクしたいね。
    吉村 したいね。

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