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日曜カスカビアン!2020

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日曜カスカビアン!2020

日時2020年2月9日
開場埼玉・春日部ふれあいキューブ
観衆199人(超満員)
  • 前説

  • 竹下が、3月1日より来日するロイス・チェンバースの魅力をPR!

  • 今林AP、井上リングアナウンサーがリングに登場。各種アナウンスをした後に、KING OF DDT 2020の開催日程を発表。続いて竹下を呼び込み、竹下が「ロイス・チェンバースと聞いても誰もピンと来てないと思うんですけど、キャリアもまだ1年半くらいですね。年齢も19歳なんでウチでいう中村より年下ですね。かなりのグリーンボーイなんですけど、空中技も凄いし、試合も凄いし、こういう選手を呼んでもらいたいなと思い、会社に言ったところ、今回念願の、呼ぶことになりましたんで。ALL OUTで面倒見ますんで。(今林AP「ALL OUTのサブメンバー的な感じで」)そうですね。後々はオーストラリアのプロレスに注目してるんで、オーストラリアの選手をドンドン招聘してですね、オージーALL OUT、オーストラリア支部のALL OUTを作るというね。」とロイス・チェンバースの魅力と今後の野望を語った。すると今林APから3月3日北沢大会でのクリス・ブルックスvsロイス・チェンバースの一戦が発表された。竹下は「イギリスのトップ選手と、オーストラリアのグリーンボーイの試合が見られるわけですね。これはお得ですよ。」とコメント。竹下がリングを降りると、今林APが本日の各試合の見どころを紹介し、続いてMAOを呼び込む。MAOは2月23日後楽園大会での田中将斗とのKO-D無差別戦に向け「キャリア初めての無差別挑戦が決定しております。ここで勝って調子に乗って行かないといけない場面なので、今日もHARASHIMAさんとガッチリ勝ちます。ヨシッ!」と意気込み。今林APからパートナーとしてのHARASHIMAの印象を聞かれると、MAOは「ばっちりですよ! ヨシッ!」とコメント。MAOの「DDT春日部大会、スタート!」の掛け声で大会がスタートした。
  • オープニングマッチ 30分一本勝負

  • 7分37秒

    変形カナディアン・バックブリーカー

  • 樋口と大和から試合はスタート。樋口は裸足で登場。樋口がタックルで大和を吹き飛ばす。大和は巧みに樋口を場外に誘い、リング内に戻ったところでXを決める。代わった中村は樋口の足を踏み付けていくが一切効かず。樋口に投げ飛ばされてしまう。樋口から赤井に代わると、中村はドロップキックを決め大和にタッチ。大和は逆エビ固めで赤井を追い込む。赤井が捕まる展開が続く。大和のアシストを受けて中村がスワンダイブ式ミサイルキック。大和がスライディングXを決めると樋口が助けに入り、大和とチョップ合戦。樋口がラリアットで大和をなぎ倒す。樋口が場外に落とされると大和は中村にタッチ。赤井はダッシュミドルで逆転し樋口にタッチ。樋口は中村をコーナーに投げ付け、タックルで倒す。串刺しラリアットからのブレーンバスターは中村がカウント2で返す。樋口のカナディアン・バックブリーカーは大和がカットに入るが、赤井が大和をセーブ。樋口と赤井が中村に連係攻撃。赤井が大和にエプロンPK。中村が樋口に絶品を決め意地を見せるも、中村のミドルキック連発に樋口はチョップ。中村がブラジリアンハイキックからウラカンラナで飛び付くと樋口は耐えてそのまま変形カナディアン・バックブリーカーへ。中村もこれにはギブアップ。樋口&赤井組が快勝した。
  • 第二試合 30分一本勝負

  • 3WAYマッチ

    7分51秒

    エビ固め

    ※ジントニック。もう1人は坂口征夫。
  • 入場時の平田のダンスは坂口が蹴りでストップ。試合開始のゴング。高尾はすぐ場外へ。平田が坂口に挑むも、坂口も場外に。2人は物販ブースでなぜかコーディのポートレートを並んで掲げる。平田が坂口を挑発しリングに呼び込むと、坂口は飛び付き腕十字。平田がタップ寸前になると、高尾がカット。平田は打って来いとアピールするが、坂口と高尾が打ち合い。高尾と坂口がロープを巡っての攻防を見せると、平田も横で飛んだり跳ねたりを1人で。高尾がコーナーで平田を踏み付ける。高尾がフォールに入ると、坂口が飛び込みカット。坂口と平田が相対する。坂口は平田を後ろ手にし、目をつぶらせると、強烈なミドルキック。カウント2でかろうじて平田が返す。平田がカウンターの低空ドロップキックから延髄斬り、第二試合ボンバーを狙うが、これを坂口がかわすと、場外から高尾が平田の足を引っ張る。高尾がリング内に入り、坂口にセカンドからのダブルフットスタンプ。カウントは2。高尾と坂口がエルボーの打ち合い。高尾の延髄斬りに、坂口はダッシュミドルを返す。ダブルダウンカウントが進むと、突如『TOKYO GO!』がヒット。場外で平田メガネを装着した平田がリングに飛び込み2人を蹴散らしダンス。坂口がメガネを装着し、曲に乗りながら平田にボディブローを連打。PKを狙ってロープに走った坂口を場外から高尾が引っ張り落とし、リング内へ。一気に攻め立てようとする高尾に平田が丸め込みもカウント2。追撃を試みる平田を高尾が抱え上げ、ジントニックでマットに串刺し。これが決まると平田も返せず。高尾が3WAYを制した。
  • 第三試合 30分一本勝負

    • WIN

      男色"コーモン・ホール”ディーノ

    • 大石真翔

    VS

    VS

    14分14秒

    エビ固め

    ※リバースえび反りジャンプ。吉村の持ついつでもどこでも挑戦権がディーノに移動。
  • ディーノは愛犬のなめろう&ちょいなめを連れて入場。なめろうが観客に噛み付きながら入場する。ディーノと大鷲から試合はスタート。大鷲は男色殺法をあえて誘って行くが、ディーノは一切それに乗らず。両者パートナーにタッチ。吉村のパワーに圧倒される大石は観客の大石コールを受けて果敢に向かって行くが、タックルで吹っ飛ばされる。アームドラッグも耐えられるが、変形ネックブリーカーで逆転。ディーノにタッチを求めるが、ディーノはなめろうに付きっきりで試合に参加せず。大石が捕まる展開が続く。大石が無理矢理ディーノにタッチするもディーノはまたしても試合に参加せず。大石は「タッグマッチだろ! 2人で試合するもんだろ!」と言うもディーノは取り合わず。大石が2人まとめてDDTとネックブリーカーを決めると、ようやくディーノにタッチ。するとディーノはリング内に入るやなめろうと共に帰ろうとする。ここで大鷲がマイクを要求。大鷲「ちょっと待て! 今までず~っと泳がしていたけど。今日明らかにおかしいな。どういうことだ、全くやる気がないな。説明しろよ。」ディーノ「いや、なめろう、かわいいし……」大鷲「いろいろと大丈夫か? なめろうかわいいとか、ただの人形じゃねぇか」ディーノ「おぉーい! なめろうは私のパートナーです。」大鷲「いつの間にかだいぶヤバい奴になっちまった……。おい、そんなことより今日はタッグタイトルの前哨戦なんだよ。なんでやる気出さないんだよ、前哨戦だぞ。お前。」ディーノ「私だって本番はちゃんとやりますよ。気付かない? 気付いてない?」大鷲「気付かないも何も全然意味わかんない。なんでちゃんとやらないんだよ。なんでやる気出さないんだよ。」ディーノ「それじゃ、タイトルマッチにあって今日ないものな~んだ?」大鷲「ベルトか。ごめんな、それは俺がチャンピオンじゃないから、それは申し訳ない。」ディーノ「タイトルマッチにあって、今日ないもの、それはズバリ、上野です。」大鷲「(会場「あ~!」)いや、あ~とかじゃなくて! DISASTER BOXの中の、2人が来てるんですよ。上野じゃなくて俺だけど一緒じゃん。ほら、いつもみたいにチューしちゃいなよ。チュー。なんだったら掘っちゃってもいいから。」と吉村と共に尻を差し出すが、ディーノは「DISASTER BOX今6人いるの? 6人いるうちのなんでブサイク2人が今日って感じよ。」大鷲はショックのあまりマイクを落とす。ディーノ「こんなのやる気も出る気がしないわ。百歩譲ってね、雰囲気イケメンいるからね、実際ブサイクであることには何も言わない。でも、私的には2人、デブじゃん?」大鷲と吉村はショックで倒れこむ。ディーノ「わかるよ! わかるよ! お前にだけは言われたくないって気持ちわかるよ。でもこうやっぱりデブがデブを掘るとかツラいのよ。だから掘る相手をこだわりたいというか……なんかだんだんそう思ったら腹立ってきた! 黒豚! それにオレンジ豚!」すると怒った吉村がディーノを羽交い絞めにして大鷲がキスを狙うが、ディーノは避ける。すると大鷲がなめろうを取り上げ、吉村と大鷲がなめろうとパスしあう。吉村はなめろうを踏み付け、さらに客席に投げ込んでしまう。するとディーノが激怒。2人に猛攻を仕掛け、「これはなめろうの分!」「これははかなく散っていった大石さんの分!」「最後に、これは第1試合で完全に心が折れた、中村の分!」と吉村を張っていく。さらにディーノは吉村に男色ナイトメア。カウント2で引き起こすと、コーナーにシーソーホイップで叩き付けると、するとディーノは雪崩式男色ナイトメアを敢行。大鷲がカットすると、股間が吉村を直撃。大石がスタナーで大鷲をダウンさせると大石は「あれやるぞー!」と、ディーノは「あれじゃねーあれやるぞ!」と叫び、大石がケツを出すと、ディーノと合体して男色地獄車を敢行。吉村と大鷲にケツを押し付けていく。ディーノは「てめぇは俺を怒らせた!」と股間を何度も何度も高速で吉村の顔面に押し付け、男色ドライバーを決めるもカウント2で返す。するとディーノがリバースえび反りジャンプを決めるとこれは返せず3カウント。吉村の持ついつでもどこでも挑戦権がディーノに移動となった。
  • 第四試合 30分一本勝負

  • VS

    VS

    11分00秒

    体固め

    ※リバース・スプラッシュ。彰人の持ついつでもどこでも挑戦権がポーリーに移動
  • 彰人と島谷から試合はスタート。島谷は「久しぶりだなー! オイー! 俺がノブじゃぁ~っ!」と向かって行くも、納谷と彰人に捕まり叩き付けられてしまう。彰人は遠藤を要求するが、遠藤は嫌がりポーリーが出る。すると彰人も下がり、渡瀬とポーリーの組み合わせに。ポーリーが対格差で渡瀬を圧倒。さらに権利のない遠藤が渡瀬を場外戦に引き込み、反則を交えながら渡瀬が捕まる苦しい展開。DAMNATIONは3人で連係も見せていく。渡瀬が遠藤にカウンターのドロップキックを決め逆転、納谷にタッチを繋ぐ。納谷は串刺しスプラッシュ連発からサッカーボールキックを決めていく。納谷のチョークスラム狙いを遠藤は耐えると、遠藤が華麗な身のこなしで納谷を翻弄すると島谷にタッチ。島谷が納谷にボディスラム狙いも、耐えた納谷はニーリフトで島谷を蹴散らし、彰人にタッチ。彰人は島谷を追い込むが、権利のない遠藤が介入。ポーリーのテーズプレスは彰人がカウント2で返す。納谷が飛び込みブレーンバスター狙いも、DAMNATIONは3人がかりで納谷を投げ飛ばす。島谷と遠藤がその場飛びシューティングスター・プレス2連発からポーリーがセントーンで追撃するもこれは自爆。納谷と渡瀬が割って入り、ポーリーを攻め立てるが、納谷とポーリーが相打ちに。島谷は納谷を場外に落とすが、彰人が島谷を場外に落とす。彰人が重いポーリーに俵返しを決める。ポーリーを翻弄する彰人。彰人が低空ドロップキックから膝殺し。ドラゴンスクリューからアンクルホールドで捕らえるが、遠藤が背後から彰人を目隠し。彰人が「テツヤ!」と気を取られると、島谷が彰人にがフィッシャーマンバスター。遠藤が場外の納谷と渡瀬にサスケスペシャルを敢行。そこでポーリーが彰人にリバーススプラッシュを決めると、彰人も返せず3カウント。彰人の持ついつでもどこでも挑戦権がポーリーに移動となった。
  • 第五試合 30分一本勝負

    • WIN

      コーディ・ホール

    VS

    VS

    9分30秒

    体固め

    ※レイザーズエッジ
  • コーディのセコンドにはディーノ。ホール・ブラザーズの2人の腕にはいつどこ挑戦権。コーディは試合前に握手を求めると上野も握手に応じる。上野が場外に降りると、ディーノが追いかけ回す。上野は慌ててリング内に戻る。上野は果敢に向かって行くも、コーディにはじき返されてしまう。コーディがドロップキックを決めていく。コーディがコーナーでチョップを狙うと、上野は場外に退避。ディーノが追いかけ回すと、コーディが上野に強烈なタックルを浴びせる。コーディはリング内の上野にロープを使って正座式のアトミコを浴びせる。上野は張り手を返していくも、コーディの一発にダウン。コーディのデスバレーボムはカウント2で上野が返す。コーディが軽々と上野を投げ飛ばす。上野はチョップを放つも、コーディはボディスラムで叩き付けていく。上野はエプロンに出るが、コーディがキャッチ。上野は何とかドロップキックで逆転すると、おっぴろげアタック。さらにミサイルキックを決めるもコーディはカウント1で返す。追撃を狙う上野を軽々投げ飛ばすコーディ。上野はエルボーを放つがコーディは強烈なエルボーを返す。上野はチョップ連発も、コーディはナックル。ロープに走ったコーディに上野はカウンターのドロップキック。上野がコーナーに上ったところでディーノが妨害。上野がコーディにコーナーからダイブするが、コーディがキャッチしそのままブレーンバスターを決めようとするも、上野は何とか逆にブレーンバスターで投げ切る。上野がカバーに入ると、カウント2でコーディが返した勢いで、上野が松井レフェリーに直撃。これにより松井レフェリーがダウン。コルバタ狙いで飛び付いた上野をコーディは止めると、ファルコンアローで叩き付ける。するとコーディがディーノを呼び込み、上野にリップロック。ホール・ブラザーズの2人はブレーンバスターとスピアの合体攻撃。ディーノが松井レフェリーをリング内に押し込みカウントが入るも、上野はカウント2で返す。コーディがフィニッシュ宣言から、レイザーズエッジを決めると上野も返せず3カウント。試合後もホール・ブラザーズは上野を蹂躙した。
  • ディーノが吉村に、ホールが上野に勝利し、ホルブラがタッグ王座獲り宣言!

  • ディーノがマイクを持つと、「さて、私もやる気がみなぎったところで。コーディ、獲っちゃいます? サムシング!」とコーディにマイクを渡す。コーディは英語でベルト奪取を力強くアピールすると、ディーノは「雰囲気そういうことだ。だいたいわかっただろ。私とコーディが、ベルトを獲って、愛とハッタリにまみれたDDTに変えてやるわ。それを押し上げてくれるのは、ここにいるお客さん、その名もオーナー・ホール。コーディ・ホール! コーモン・ホール、アンド……ユーアー、オーナー・ホール、We are ホール・ブラザーズ!」と叫ぶと、2人はポーズを決めた。

    【試合後のコメント】
    ディーノ 見たか? 結果がどんどん集まって来てるよ。コーディ、サムシング!
    コーディ (英語でタイトルマッチに向けた思いをまくしたてる)
    ディーノ そういうことだ。だいたいわかるだろ。なんつった?
    ――名古屋は待ってろと……
    ディーノ そうだ、それでいい。それが公式コメントだ。もう言うことは何もない。最終的にいくつものベルトが集まって、もう一度言う、DDTを愛とハッタリにまみれた美しい世界に変えてやる。We are ホール・ブラザーズ!


    上野 想像以上の衝撃が全身を走りましてですね……。でも、こんなのは吉村君とやった、吉村デビュー2戦目の横浜の時のダメージと比べたら屁みたいなもんなんで。
    吉村 じゃ、余裕っすね。余裕っすわ。
    上野 余裕っすわ。
    吉村 頼もしい! 最悪な気分やったから。地獄よ。地獄を味わったから。地獄よ。あんなもん。雪崩式ナイトメアの地獄を味わった俺は強くなってるから。俺は今この瞬間強くなってるから。
    上野 習うより慣れろ。
    吉村 (笑)ちゃうねん、慣れてん。お互いな!
    上野 ということはですね、今日は2人負けてしまったわけなんですけど、このベルトがかかってる名古屋の試合はですね、今日以上の、今まで以上のですね、吉村&上野のノーチラスで行けたらなと思ってるんですけど。ちょっと……ぶっちゃけダメージがでかすぎて……もうね、帰りたいです……。
    吉村 帰ってもいいですか?
    ――想像以上にホール・ブラザーズがあの手この手で来たと思うんですけど、これでタイトルマッチに向けて逆に相手に対して警戒を強めたところがありますか?
    上野 想像以上だった、って言ってるじゃないですか。なんで警戒を緩めるんですか。
    吉村 それは奈良さんが悪い、謝ってもらっていいですか。
    ――すみません……。
    上野 今回だけですよ。
    ――コーディは想像以上のパワーだった?
    上野 言ったじゃないですか! もう帰ってもいいですか。他に何かありますか?
    ――(沈黙)
    吉村 言わへんのかい!
    上野 頑張ります!
    ****
  • セミファイナル 30分一本勝負

  • カリスマvsごんぎつね!

    12分22秒

    クロス・フェースロック

  • 後半戦開始直前に青木真也が突如現れ、記者席に着席。試合を見守る。佐々木のセコンドにはDAMNATION4人の姿。開始のゴング。アントンがリバース・インディアンデスロックを極めて優位に立つ。佐々木は腕を取って行き、ペースを掴ませない。アントンは突如「アン!(会場「トン!」)」「トン!(会場「アン!」)」というコール&レスポンスを開始。佐々木がクロス・フェースロックを決めるもアントンはすぐにロープへ。アントンがアームドラッグからのダブルチョップを返していく。場外に逃げた佐々木をアントンがリング内に戻そうとすると、佐々木はそのまま場外戦に持ち込む。アントンを鉄柱に叩き付けていく。佐々木はアントンを観客席に突っ込ませると見せかけてリング内に戻す。佐々木がアントンの首に膝を落としていく。佐々木はフロントネックロックで捕らえると、アントンはリバース。しかし佐々木は再度フロントネックロックで捕まえる。ロープに振ろうとする佐々木をアントンは耐えると、逆に振り返しボディへのナックルから蹴り上げ。「アン!(会場「トン!」)」のコール&レスポンスからナックルを連発しダスティを狙うも、佐々木はクロス・フェースロック。これを抜け出したアントンはロープに走るも、佐々木につまずき転倒。膝を負傷しギブアップ寸前となるが、創作昔話『ごんぎつね』の朗読を懇願。結果、翔んで埼玉ではなく、下ネタ。アントンのサミングが木曽レフェリーに誤爆。佐々木はローブローもアントンが股で挟んでガードし、腕をツイスト。さらに佐々木にサミング。アントンは卍固めで佐々木を捕らえる。佐々木が抜け出すとチンクラッシャーからスピア。ダイビングエルボーを放つもアントンが避けて自爆。そこにアントンがダスティ成功。アントンがコーナーからダイビング・フィストドロップを放つも佐々木は避ける。佐々木式ウラカンラナはアントンが丸め込みで返すがカウント2。続けてアントンが丸め込むがこれもカウント2。ナックルの打ち合いになると、アントンが優勢。ロープに走ったアントンに佐々木がカウンターでドロップキックを決める。佐々木のペディグリー狙いはアントンがジャックナイフ式エビ固めに切り返す。ここで両者丸め込み合戦になるが、佐々木の十字架固めをアントンがカウント2で返すと佐々木はそのままクロス・フェースロック。一気に締め上げるとアントンも思わずギブアップ。試合後佐々木は脱いだTシャツを青木に投げ付けると、青木も立ち上がり一触即発となる。しかし青木はいつどこ行使のアクションは起こさず。

    【試合後のコメント】
    アントン 元気ですかー!?本日は負けてしまいましたが……美津子―! 美津子、冷蔵庫の納豆を食べちゃってごめんね! え~、非常に佐々木大輔とあの刀は似合ってましたね。刀が欲しいって気持ちが薄かったと思うんですよね。勝利への欲というか。私武器とか嫌いなんで。人を殺めるものでしょ、刀って。武器とか拳銃とかああいうものは世界からなくしたい、そういう思いを込めて来週、インドの方に向かいますんで。私の目標はインドに行って、何かしら自己の内面の変化を求めてね。帰ってきた暁にはね、あの刀で佐々木ぶっ殺してやりますよ……(笑)ちょっと言ってること支離滅裂になっちゃいましたけど、冗談です。刀は使わずに、私のプロレスの技術を増してね、インドの力によって、佐々木大輔ならびに、色んな選手達を倒すという気持ちでいっぱい! というわけで今日はありがとうございました。欠場しますが戻ってきたら宜しくお願いします。さよなら、さよなら、さよなら。
    ****
  • メインイベント 30分一本勝負

  • ハラシマオvsALL OUT!

    14分42秒

    片エビ固め

    ※キャノンボール450°
  • 試合前ハラシマオの2人が握手を求めると、飯野はハカで威嚇していく。MAOと竹下で試合開始のゴング。MAOがアームドラッグを決めると、竹下は場外に。MAOが場外ダイブを狙ったところで飯野がハカで阻止。リング内に入った飯野が威嚇を繰り返すと、MAOがアームホイップで投げる。するとMAOは味方もレフェリーも全員を投げ切ると、クルっと回って一同欽ちゃんジャンプ。しかし飯野がHARASHIMAを場外に追い出し、竹下はMAOを襲撃。竹下は「大阪人に決めるなんて100万年早いんじゃ!」と言い放つ。ここからMAOが捕まる展開。飯野がハカを始め、ハカエルボーを狙うが、立ち上がったMAOは竹下に入れ替える。エルボーを落とす寸前で飯野は気付き、MAOにチョップ一撃。MAOがピンチの状況が続く。MAOがコーナーからレッグドロップを決め逆転すると、HARASHIMAにタッチ。HARASHIMAが飯野と竹下を蹴散らし、スワンダイブ式ボディアタック。飯野が飛び込み、ALL OUTが2人がかりで攻撃を狙うも、HARASHIMAがダブルのドロップキック。場外に落ちた2人にMAOがトペ・コンヒーロ。竹下をリング内に入れると、HARASHIMAがボディプレス。カウント2。さらにHARASHIMAはミドルキックを連発。竹下がナックルを返し、コーナーのMAOにも一撃。竹下と飯野が連係を見せる。飯野は強烈なチョップをHARASHIMAに浴びせるが、HARASHIMAもミドルキック。打ち合いの中、飯野はラリアットでなぎ倒す。ここで飯野はハカエルボーを投下。HARASHIMAはカウント2で返す。飯野がスピアを狙うと、MAOが飛び込むが竹下も飛び込みMAOをブロック。竹下と飯野がMAOにダブルインパクトを狙うも、HARASHIMAがコーナー上の飯野に蹴り上げ。HARASHIMAが飯野に雪崩式ブレーンバスター。両者タッチ。竹下とMAOの組み合わせになると、MAOがナックルを連打。サミングは竹下が止める。竹下がフライング・ラリアットからDDT。MAOはカウント2で返す。竹下がスリーパーホールドで捕らえるが、MAOは変則的に手を取って返すとサーフボードストレッチ。竹下も返そうとするが、MAOがみちのくドライバーⅠ狙いも、耐えた竹下はMAOの両手を踏み付ける。ロープに走ったMAOに竹下がカウンターのポップアップパワーボム。飯野にタッチ。飯野がヘッドバット、竹下がエプロンからのスピア。飯野の低空タックルはカウント2。飯野はババボム狙いも、MAOが丸め込む。さらにMAOはフットスタンプを投下するもカウント2。MAOがみちのくドライバーⅡ狙いで抱え上げたところで、竹下が飛び込みプレス。カウントが入るとMAOがブリッジで脱出。HARASHIMAが2人まとめてスワンダイブ式ボディプレス。立ち上がった飯野がMAOに左のラリアット。続いてババボムもMAOが回避して変形の逆打ち。カウント2で飯野は返す。MAOはコーナーに上り、キャノンボールも飯野が避ける。飛び込む竹下にHARASHIMAが蒼魔刀。MAOがコーナーの飯野に串刺しのニーから、HARASHIMAとMAOがダブルのハイキック。MAOのみちのくドライバーⅡはカウント2。続けてMAOが放ったキャノンボール450°はさすがの飯野も返せず3カウント。久々のハラシマオが勝利を飾った。
  • エンディング

  • 勘違いした青木がいつどこ挑戦権でEXTREME挑戦を求めるも無効! しかし実績を考慮され改めて3・3北沢でのEXTREME挑戦が決定!

  • 勝利したMAOがマイクを持った。MAO「HARASHIMAのアシストのおかげで勝つことが出来ましたよ! ありがとうございます! HARASHIMAさんが前回のKO-D、HARASHIMAとももちろんやりたかったんで、ベルト獲ったら最初指名したい人はいるんですけど、それをクリア出来たら、その次あたりに‥‥…すみませんけど、次で。何か秘訣みたいなものズバリあるんですか?」HARASHIMA「そうだね、田中将斗がどんな選手か、この前対戦した僕から、アドバイスというか、特徴というか、それをMAOに今教えるよ。田中将斗は……とてつもなく強い! そして、黒い! 頑張って!」MAO「あ、ありがとうございます! 今のアドバイスを聞いて、ガッチリ、勝てると思います! じゃ、本日日曜のお昼という貴重なお時間にご来場ありがとうございました。じゃ次の挑戦勝って、この縁もゆかりもない、クソみてぇな埼玉に……(会場どよめき)ウソ! 縁もゆかりもないけど埼玉に舞い戻りますよ! スーパーアリーナに!(会場拍手)本日はありがとうございました!」締めたMAOがリングを降り、HARASHIMAもリングを降りようとすると、突如青木がリングサイドに近寄り、マイクを持つ。青木「HARASHIMAさん、これ(いつでもどこでも挑戦権)で、その、その、その、ベルト、これ(いつでもどこでも挑戦権)でやらせてください。」今林APが慌ててリングに上がる。青木「邪魔だよ!」今林「あの、青木選手、勘違いされてらっしゃるかもしれないんですが。そのいつでもどこでも挑戦権はKO-D無差別級、またはSSA挑戦剣のみ使えるのであって……」青木「やだ! 超恥ずかしい!(会場大歓声)」今林「EXTREMEのベルトには使えない……ですけども! 青木選手実績十分ですし」青木「あら、嬉しい!」今林「巻いてたこともありますんで、挑戦したいのであれば是非認める方向で行きたいんですけども。HARASHIMA選手どうですか?」HARASHIMA「僕としても断る理由ないし、このベルト懸けて過去も闘ってるし、わざわざ試合組まれてないのに埼玉まで来てくれて。ちょっと勘違いとかしちゃって……(笑)今堂々とこれで、つって(笑)でもね、その気持ち受け取りました! 僕はいつでもいいです、やりましょう!」と挑戦を受託すると、今林APが3月3日北沢大会でのEXTREME戦を決定。青木「すいません、恥をさらして恥ずかしいです。3月3日この恥ずかしさを懸けて、このベルトを獲ります。恥ずかしい……。やってやろうじゃないか!」HARASHIMA「はい! 気持ちはしっかり伝わってますよ! ガッチリやりましょう! お願いします!」と言うと2人は写真に収まった。青木が退場すると、HARASHIMAが「さて、試合終わって、色んなことがあるんですね。せっかく挑戦したいという気持ちを言ってくれたんで。僕は3月3日ガッチリやってやりますよ。急にいろんなことがあってアレなんですけど、いつものやつやってやるさー!(会場「なんでー?」)3月3日ひな祭り、EXTREMEタイトルマッチ、やってやるさー!(会場「なんでー?」)そしてどんなルールだろうとガッチリ勝ってやるさー!(会場「なんでー?」)なんでかって? それは鍛えているからだー!」で改めて大会を締めた。

    【バックステージコメント】
    青木 いや、恥ずかしくて喋ることないよ。
    ――HARASHIMA選手だからこそ?
    青木 わざわざ埼玉まで来たのに、勘違いだったっていう。人生勘違いはありますからね。勘違いから始まってく人生もありますし。これはこれで必要な過去だったといえるように3月3日、やるしかないですよね。
    ――(いつどこ挑戦権の)使い方に関しては今日わかったと思うんですけど、いつ使ってやろうとか考えたりしてるんでしょうか?
    青木 とりあえず勝たないといけないんですよね、次。次何とか死守して、出来るだけ早く使いたいと思います。早く。
    ――今日さいたまスーパーアリーナのメインの権利を持っている佐々木大輔選手と睨み合うシーンもありましたが、あの刀を欲しいという思いはありますか?
    青木 メインは……あんまり欲しくないんですよね、。帰り遅いですからね。埼玉の帰りって大変なんですよ。昔っから。大晦日の伝統でね。帰るのが遅いと大変なんですよ、交通の便とかよくなくて、なんで出来る限りメインは要らないかな。あれは敬遠する方向で行きたいなと思います。


    佐々木 うらぁぁぁ(取材陣にSSA挑戦剣を突き付けながら)アントーニオ本多、切り殺してやったぞ。次は誰だ? お前か? それとも、青木真也か? あの野郎、現れやがったな、いつでもやってやるぞ! いつやるんだ? 殺してやる!
    ――本人はこの刀、やりたくないって言ってました。
    佐々木 そんなわけないだろ!
    ――埼玉メインは要らないって。
    佐々木 そんなわけないだろ! これが欲しくて今日自転車で来たんだろ? なぁポーリー? ポーリー、そんな物騒なもの(いつどこ挑戦権)捨てて来い!(ポーリーのいつどこ挑戦権を何度も刀で切りつける)
    ポーリー アー!
    ――HARASHIMA選手のEXTREMEが青木選手はあくまで狙いで……。
    佐々木 その次がコレ(SSA挑戦剣)か?
    ――それは考えてないと……。
    佐々木 じゃなんで俺の試合を見に来てんだ?
    ――あくまでHARASHIMA選手を見に来たかと……。
    佐々木 次、俺の目の前に現れたら! 切り殺してやるからな! 帰るぞ、ポーリー!


    HARASHIMA まずはね、ハラシマオ、ガッチリ勝利してね。
    MAO ハラシマオ、いいですね~。なんか欲しいところに来てくれるこの歯がゆさの逆みたいな(笑)
    HARASHIMA かゆい所に手が届く!
    MAO かゆい所に手が届くですよ。ホントに。
    HARASHIMA 長いから。
    MAO こんなことしてるからタッグ結成ヤ●チンとか言われるんですよ(笑)
    HARASHIMA その時のベストを見せればいいんだよ。
    MAO ハラシマオもある意味H&Mということで。ガッチリやれたんでよかったですね。やっぱり最後のアドバイスが凄い納得したんで。
    HARASHIMA 田中将斗はどういう男かっていうのをね。
    MAO プロレスラーたるもの黒くて強くあるべきだなと思ったんで。今日は黒くて強い飯野をまず撃破したんで。あとはアドバイス通りになったっちゃなったのかなと、思います。HARASHIMAさんは終わった後、なんか青木選手が……。
    HARASHIMA そう、ビックリした。青木さんやっぱりね、こういつも知的な感じで落ち着いてっていう感じだけどね。今日は勘違いするっていうね。
    MAO かわいいところもありますね。
    HARASHIMA かわいいところもあるね(笑)今日のみんなは得したと思いますよ。
    MAO 最初上がって来たから、俺かなと思って。HARASHIMA君、って言ったんで。良かったって。
    HARASHIMA でもやっぱりこう、彼の気持ちは伝わったし、断る理由が無いんで。3月3日、このEXTREMEのベルトを懸けてやりますよ。
    MAO EXTREMEに挑戦しながらもいつどこは持ち続けてるってわけですよね。
    HARASHIMA そうだね。
    MAO 使用してないんで。わ、なんと棚ぼたですね(笑)
    HARASHIMA あ、そっか、だから僕勝てばいつどこもらえるんじゃん。
    MAO 防衛してさらにいつどこももらえるっていう。
    HARASHIMA そうだ、そうだ。棚ぼた、棚ぼた。
    MAO 僕もKO-D獲ったら、次の次くらいに指名しますので。HARASHIMAさんとのシングルで僕はキャリア積んで来たかなって感じがあるんで。要所要所でシングルさせていただいて。その度に自分の成長を感じられるじゃないですけど、おかげさまでって感じなので。次はベルトを獲った後に、節目として。最初にしたい相手だけいるんで。多分簡単に勝てるんで。
    HARASHIMA その前に田中将斗戦だからね。集中してください。
    MAO そうなんです、マジで強い田中将斗さんに勝ちますので。ありがとうございました。
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