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Sweet Dreams!2020

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Sweet Dreams!2020

日時2020年1月26日
会場東京・後楽園ホール
観衆1278人(超満員)
  • 前説

  • タッグ挑戦を控えながらギスギスした橋本&飯野がオープニングコール

  • 今林久弥APが各種インフォメーションのアナウンスを行った後、総合美容商社の株式会社ガモウの中根敬さん、ヘアサロン「ゴールド渋谷」所属のスタイリストの米田星慧さんが登場。米田さんが「好きな団体はWWE」「好きな選手はザ・ロック」「好きな技はピープルズ・エルボー」とプロレスに対する熱い思いを語る。続いてKO-Dタッグ挑戦を控えた橋本&飯野を呼び込む。揉めながら2人がリングに登場。橋本が「自分1人であの2人をオブライトして、ベルトを2本巻きたいと思います!」と言えば飯野も「今日は自分1人で暴走して、オブライトじゃなくてスピアで全員ぶっ倒してベルトを巻きたいと思います!」と意気込みを語る。ギスギスとした状態のまま「DDT後楽園ホール大会、スタート!」のオープニングコールをし、大会がスタートした。
  • オープニングマッチ 30分一本勝負

  • VS

    VS

    5分00秒

    片エビ固め

    ※ランニング・エルボーバット
  • DAMNATIONが奇襲を仕掛けゴング。DAMNATIONが連係で高梨を捕まえる。ポーリーと島谷が合体ボディプレスを狙うが失敗、島谷と高尾が連係攻撃を狙うもこれも誤爆。渡瀬が高尾と島谷に顔面ウォッシュを決める。島谷が低空ドロップキックで逆転すると渡瀬が捕まる展開に。渡瀬がポーリーの後頭部にフットスタンプを落とし逆転に成功すると、中村がスワンダイブ式ミサイルキックで飛び込む。続けざまに絶品を決める。しかし高尾はドロップキックからトラースキックで難なく逆転。高尾はジントニックを狙うが、中村が丸め込みで返す。高尾が強烈な左右のエルボーの連打からローリングエルボ―。中村がカウント2で返すと、高尾が十分に助走をつけてランニング・エルボーバットをぶち込むと、中村も返せず3カウント。
  • 第二試合 30分一本勝負

  • ガモウ&ロレアルpresentsヘアアレンジタッグマッチ

    7分18秒

    片エビ固め

    ※キャノンボール450°
  • リングサイドにはヘアサロン「ゴールド渋谷」所属のスタイリストの米田星慧さんがいつでも髪を直せるようにスタンバイ。カッコよくヘアアレンジされたMAO&大和が入場した後、ヘアアレンジされたササダンゴと大鷲が登場すると会場からは大歓声が起こる。記念撮影が始まると会場からは「イケメン」コール。MAOと大鷲から試合が始まるが、両者試合よりも髪型の乱れが気になる。会場から再び「イケメン」コールが起こると、2人はルチャのスピーディー(?)な攻防を見せる。ササダンゴと大和に代わると、ササダンゴはまっするの台本をチェックしながらスマホをいじる。大和とタックル合戦になるも、ササダンゴはスマホで通話中。大和が足を引っかけ低空ドロップキックを決めると、ササダンゴも電話を終了。MAOがササダンゴにヘアホイップを決めると、マスクごと脱げてしまう。素顔のササダンゴはリングサイドでヘアアレンジを開始。MAOと大和が大鷲を捕まえると、いつもの髪型に無理矢理してしまう。すると米田さんがリング内に飛び込みスプレーで改めてヘアアレンジ。「この店は客を待たせるのか!」と場外にいたヘアアレンジ待ちのササダンゴはがイスを持ち込みリング内へ。改めてヘアアレンジを要望すると、大鷲が「俺がこっちやっておくから試合を繋いどいてくれ!」とササダンゴのヘアアレンジを開始。米田さんがMAOから強烈なチョップ。大和からは背中に張り手。MAOと大和の連係攻撃を狙うがm米田さんか避けると、大鷲が飛び込み、ルチャで二人を蹴散らす。するとササダンゴが「夢叶えちゃいなよ」と言うと、米田さんがMAOにピープルズ・エルボーを投下。3人がかりでカバーするが大和がカット。大和はササダンゴにスライディングX。ササダンゴがカウント2で返す。MAOと大和がフライングクロスチョップ式Xの編隊飛行から、MAOがコーナー上で髪型を直してもらってからキャノンボール450°。これにはササダンゴも返せずMAOが3カウントを奪取した。

    【試合後のコメント】
    大鷲 ヘアアレンジマッチ、どこの馬の骨かわからない人に私の髪の毛を触られて、こだわりのオールバックも崩されて。でもメチャメチャよかったですよ。キャーキャー言われちゃった。正直クセになりそう。プライベートでも……。
    米田 ぜひ。
    MAO 入場してから気分は全然違う。イギリスに帰ってきてすぐにこれをやれば違う気持ちの入り方してました。
    大和 私は観客席から声援は聞こえなかったんですけど、控室では「大和さん、若返りましたね」と全員から言われたんですよ。動き自体も若返った気がしますので時間さえ合えば。
    米田 ぜひ。
    大鷲 このまま家に帰ったら奥さん触れるかもしれない。
    大和 あ~ついに! 3年ぶりの!
    ササダンゴ いつも試合とかビッグマッチ前に棚橋さんが美容室でセットしてから会場入りしていて、「ビッグマッチ前なのに余裕があるな」と思ったけど、逆に気持ちにスイッチが入りますね。僕らも心身ともにスイッチが切り変われるし、逆にリングの対角線にいるMAOと大和さんがカッコいいと、やられてて嬉しいというか。ずっと見てたいなと。最後の(キャノンボール)450°の前に髪を直してもらっていたけど、俺は下から特等席でカッコいいMAOを見れていたからね。永遠にこのままぶつからなければいいなと思っていたから。
    米田 自分がカッコよくした選手が試合してて、いま世界で一番カッコいい試合をしてんだろうなと本当に思ってしまって。自分がカッコよくした人が自信を持って全員カッコよくて、プロレスやってたら最高じゃないですか。
    大鷲 ちなみに今日この4人の中で一番いい出来なのは?
    米田 え~~~~? やっぱ……。
    大鷲 私ですか。
    米田 そうですね。一番難しかったんで!
    大鷲 良い意味ですかね。
    米田 はい!
    大和 次は髪の毛を伸ばしたいと思います。ロングにします!
    大鷲 プライベートはこれでやっていきたいと思います。
  • 第三試合 30分一本勝負

  • VS

    VS

    8分6秒

    エビ固め

    ※ドクターボム
  • 樋口&坂口&赤井の入場時、会場ビジョンに3人の新たなエントランスVTRが流れる。3人は揃いの白いガウンを着ての入場。勝俣と坂口から試合開始。坂口が横三角で勝俣を極めると、樋口が相手コーナーに突進し竹下と彰人を場外に落とす。そこに赤井がコーナーからダイビングボディアタックを放っていく。青コーナーサイドが勝俣を捕まえる展開。しかし勝俣がコーナーから手を掴んでのダブル・フットスタンプで逆転すると竹下にタッチ。坂口も飛び込み打撃のラッシュ。坂口が三角締めで竹下を捕らえる。竹下はパワーボムで叩き付け脱出。坂口からタッチを受けて飛んできた赤井のボディアタックを竹下はキャッチすると、そのままバックブリーカー。竹下がコーナーからダイブすると、樋口がのど輪で捕まえる。そこに赤井が樋口を利用してキックを浴びせると、樋口のアシスト付きのレッグドロップを落とす。赤井と樋口がコンプリートショットとフェイスクラッシャーの合体攻撃を決めると、坂口がミドルキックで追い打ち。竹下はカウント2で返す。赤井がケツァル・コアトルを狙うと竹下が抱え上げるが、赤井が着地。竹下が赤井の足を引っかけロープにもたれかけさせると、エプロンで彰人がドロップキック。竹下がエプロンからスピアを決めると、勝俣がセカンドロープからのダブル・フットスタンプ。赤井はカウント2で返す。竹下の串刺しビッグブーツをかわした赤井は樋口にタッチ。竹下と樋口がラリアット相打ちから、竹下がラリアットでなぎ倒す。竹下が彰人にタッチすると、彰人と勝俣が連係攻撃で樋口を追い込む。彰人の足横須賀から、足4の字固めを狙うが、樋口は脱出すると、彰人を抱え上げる。着地した彰人がバッククラッカーを決めると、飛び込んだ勝俣がセカンドロープを使ってのデュランダルを決める。彰人が前落としからカバーもカウント2。彰人が抱え上げようとするのを樋口が耐えると、突っ込んで来た樋口に彰人のバックエルボーと勝俣の延髄斬りのサンドイッチ。彰人の投げ技をリバースした樋口は、飛び込んで来た勝俣をパワーボムで叩き付ける。竹下が樋口に低空ドロップキック、赤井が竹下に振り子式ニーアタック、彰人が赤井に俵返し、坂口のミドルキックに彰人がドロップキックを返すと、全員がダウン状態に。3vs3で打ち合いになるが、勝俣が坂口に延髄斬り。樋口は竹下に頭突き。彰人と勝俣が樋口にダブルのトラースキック。樋口はダブルのラリアットでなぎ倒す。そこに竹下がザーヒーを打ち込むが、坂口が樋口を踏み台にしてドロップキック。赤井と坂口がエプロンPKの競演から、樋口が彰人にラリアット。さらにそこからドクターボムに繋ぐと彰人も返せず3カウント。樋口&坂口&赤井の新チーム“Eruption”がALL OUTを下し初陣を飾った。

    【試合後のコメント】
    坂口 チーム名はEruption(イラプション)。どうせ意味とか聞くんだろ? 意味はチーム名とPVをよく見ろ。それでわかるよ。
    樋口 今回こうやって3人で組んで、どんどんやっていくから。自分が復帰した時に言ったようにこんなもんじゃねえんだよ。俺らはこんなもんじゃねえし、DDTもこんなもんじゃねえんだよ。どんどん暴れまわして、引っ掻きまわして、やっていってやるからな。
    赤井 2人がおっしゃった通り、DDTで今までになかったものを創り上げて、自分が楽しいと思えるDDTをさらにさらにこの3人で築き上げていきたいと思います。
    坂口 ちょっと面白い光景になるだろ、これで。そういうことだよ。
  • 第四試合 時間無制限勝負

  • いつでもどこでも挑戦権争奪時間差入場バトルロイヤル

  • 試合前にルール説明が行われ、今年は封筒を取った選手のみがいつでも挑戦権を獲得し勝ち抜けとなり、3つのいつでもどこでも挑戦権を奪取した時点で試合は終了となるとのこと。最初2名から試合がスタートし、時間差で1名ずつ選手が入場、4名の選手が入場したタイミングでラダーの使用が可能になり、3カウント・ギブアップを奪われた選手は退場となる旨が説明された。1番手の入場者は遠藤。続いて2番手大石が入場し試合開始。腕の取り合いから、遠藤がタックルからカバー。大石が返す。3番手納谷が入場。納谷が遠藤に向かって行くと、大石と連係し遠藤を攻め立てていく。納谷の肩を借りて大石が挑戦権に手を伸ばそうとするが、4番手アントンが入場するやいなや、転倒。足を負傷し創作昔話『ごんぎつね』の朗読を懇願。結果手袋ではなく下ネタ。遠藤と大石にサミング、耐える納谷にはサミングの連打。アントンが満を持してラダーに上ると、5番手ウラノが入場。ラダーのアントンを落とすと、ウラノはラダーを振り回し大暴れ。遠藤の手をラダーで挟み、コーナーにラダーごとドロップキックを浴びせると遠藤は悶絶。ウラノがラダーの上ると大石が追いかけラダー上で打ち合いに。そこに6番手佐々木がラダーを手に入場。ラダー上の大石とウラノをラダーで蹴散らすと、コーナーに設置したラダーに納谷を叩き付ける。アントンと佐々木がラダー上で揉みあいになっているところにウラノが割って入り、7番手青木が入場したところで、ウラノがいつでどこでも挑戦権を獲得。青木とアントンがごんぎつねで乳首を掴み合い。両者膝を付く。そこに最終入場者ディーノが入場。乳首の掴み合いをカットすると、ディーノが2人に男色スクリュー。追撃を狙うディーノに青木がスリーパー。しかし脱出したディーノが青木を掘っていくと、佐々木と遠藤が飛び込みラダーで一撃。コーナーのディーノにラダーを突き立て、別のラダーで一撃。ディーノは急所を押え悶絶。佐々木と遠藤はラダーで他の面々を倒していくが、アントンがボディーブローからのダスティで倒していく。大石が納谷に指示し、納谷の力で抱え上げてもらい、いつでもどこでも挑戦権を取りに行くが、納谷は上げると見せかけてチョークスラムで佐々木と遠藤とラダーの上に叩き付ける。ディーノがリップロックで納谷を捕らえると、青木がラダーに上る。それに気付いたディーノが追いかけ、ラダーの上で青木にリップロック。遠藤と佐々木が横にラダーを立て挑戦権を取ろうとするが、どちらがとるかで揉め始まると、目移りしたディーノが遠藤を掘っていく。この隙に佐々木が挑戦権を獲得し勝ち抜け。大石がラダー上でディーノの地獄門を開門。遠藤を突っ込ませると、納谷と協力してアントンも地獄門送り。大石が裏切り納谷も地獄門送り。大石が青木に襲いかかるが、青木が逆転して地獄門送り。青木がラダーに上ったところでディーノが追いかけタイツをずり下ろし、青木のお尻が丸見えに。するとディーノがラダー2本を組み合わせ、ロープを使い固定し、そのラダー上で寝かせた青木に男色ナイトメア。そこに遠藤がラダーに上りディーノに一撃食らわせると、青木に顔面騎乗。その隙に遠藤が挑戦権に手を伸ばすが、ディーノが蘇生し、危険なラダー上への男色ドライバーを敢行。ディーノも尻に大ダメージ。大石がチャンスとばかりにラダーに上ると、青木が追いかけ、大石の両腕を極めながら最後の挑戦権を獲得した。

    【試合後のコメント】
    ――挑戦権を獲得して。
    青木 まったく獲ると思ってなかったから。みんな思ってなかったよね? ビックリしている感はあるんですけど……これなんなの? 唐突に獲ってしまって、ストーリー的なものもなくて困ってます。
    ――いつでもKO-D無差別に挑戦できますが、ベルトへの野望は?
    青木 それは難しいなあ。いつでもどこでも=狙われることでもあるので。
    ――負けると取られてしまう。
    青木 はい。ひじょうに格闘技的というかプロレス的というか。
    ――期間中にONEでの試合はないですよね。
    青木 それはヤバいねえ。できれば早めに行使したいです。
  • いつでもどこでも挑戦権のうち1つはさいたまスーパーアリーナ挑戦“剣”!佐々木がいきなりいつどこを行使し、挑戦剣争奪戦へ!

  • 今林久弥APがリングに上りマイクを持つ。今林「みなさん、いつでもどこでも挑戦権獲得おめでとうございます!……と言いたいところなんですが、実は、一つだけ違うものが入ってます。」の一言に、戸惑いを隠せないウラノと佐々木と青木の3人。今林APが「開けてみてください」と言うと、3人が獲得した封筒を開封。ウラノの封筒には「さいたまスーパーアリーナ挑戦権」と書かれた紙が入っていた。今林「おめでとうございます! ウラノ選手、さいたまスーパーアリーナ挑戦権獲得です! さいたまスーパーアリーナ挑戦“剣”です!」といい日本刀をウラノに手渡す。ウラノ「どういうことですか!?」今林「これを持っている選手は6月7日、さいたまスーパーアリーナ大会のメインで行われる、KO-D無差別級選手権に挑戦が出来ます! 決定です!」ウラノが日本刀を引き抜き嬉しそうな表情を浮かべる。今林「ただしですね、いつどこと同じようにこのさいたま挑戦権、通常の試合で負けてしまった場合、勝った選手に移動してしまいますんで、負けないでくださいね、これから。次の試合いつですか?」ウラノ「今日、2興行あります……。」今林「負けないでください。6月7日まで負けずにこのさいたま挑戦権守り通して、さいたまスーパーアリーナのメイン目指してください。」ウラノ「負けさえしなければさいたまスーパーアリーナのメインで挑戦出来る!?」今林「そういうことです。おめでとうございます!」そして今林APから青木と佐々木にいつでもどこでも挑戦権の腕当てが授与される。今林「このいつどこなんですが、例年通り通常の試合で負けた場合は勝った選手に移動します。昨年と同じく、宣言即行使ルールを採用します。宣言した場合すぐその場で使わなければなりません。予告使用はNGということになります。そしてもう一つ大事なルールがあります。ウラノさんも聞いておいてください。いつどこなんですが、KO-D無差別と同様に、このさいたま挑戦権についても使えます。油断しないでくださいね、ウラノさん。使用期限なんですが、今この瞬間から……」佐々木「待て待て待て! 今使って、あの金色のカッコいい剣に挑戦出来るのか?」今林「まぁそういうことになりますが……」それ聞いた佐々木は「使う! 使う!」と言うや否やウラノを襲撃した。
  • 緊急決定試合 60分一本勝負

  • いつでもどこでも挑戦権使用~さいたまスーパーアリーナ・KO-D無差別級王座挑戦剣争奪戦

    VS

    • LOSE

      ヤス・ウラノ

    VS

    1分59秒

    エビ固め

    ※佐々木がさいたまスーパーアリーナ・KO-D無差別級王座挑戦剣を奪取。
  • ウラノを襲撃した佐々木がペディグリーを決めたところで、急きょさいたま挑戦剣の争奪戦のゴング。そのまま佐々木がカバーもウラノはカウント2で返す。佐々木のトラースキックもウラノはカウント2で返す。佐々木がミスティカ式クロスフェースを狙ったところを、ウラノがかわしてラリアット。カウント2。ウラノがマンハッタンドロップから佐々木をロープに乗せてからのドロップキック。さらにウラノがシルバーブレッドを狙うが自爆。佐々木がすぐに十字架固めを決めるもウラノは返す。しかし佐々木はそのままクロスフェース・ロック。ウラノが何とか押さえ込むもカウント2。続けてウラノがモダンタイムズを決めるも、佐々木は返す。ロープに走った佐々木にウラノは松井レフェリーを盾にして、隙を突いてフランケンシュタイナーで飛び付くが、これを佐々木がエビ固めに切り返すと3カウント。佐々木がさいたま挑戦剣を奪取した。佐々木は嬉しそうに剣を鞘から抜くと、火祭り刀ポーズを決める。マイクを持つと「本当に……勝ってしまった。この剣があればさいたまスーパーアリーナのメイン、決定だな。さいたまスーパーアリーナのメインはこの俺佐々木大輔vs……青木真也で決定だ!」と叫んだ。

    【試合後のコメント】
    佐々木 見ろ、マスコミ! カッコいいだろ! しかもこれを持っていると、さいたまスーパーアリーナのメインイベントに立てる! つまり、もう決定だよ! どこかの金髪のヤス・ウラノみたいに油断してねえからな。いつ何時、誰の挑戦でも受ける! HARASHIMAが来たって、田中将斗が来たっていいぞ! 丸藤だっていいぞ! いつでもやってやるぞ!
    ――まださいたままで5ヵ月あります。
    佐々木 5ヵ月なんて地球からしたら瞬きみたいなもんだろ? 一瞬だ!
    ――地球からしたら一瞬なんですけど……(剣を報道陣に振るう)そういう使い方はやめましょうよ。
    佐々木 余計なことすると殺すぞ、バカヤロー!
    ――リング上では青木選手とやりたいと。
    佐々木 アイツも挑戦権持ってんだろ? 決定だろ。俺と青木真也がお互い挑戦権を持っているなら、いずれ交わる時が来るだろ。それがさいたまスーパーアリーナだ。そういうことだ。
    ――青木選手がベルトを獲っている状態で佐々木選手が挑戦するというシチュエーションですね。
    佐々木 そういうことだ。
    ――佐々木選手はそれを守らなければいけない。
    佐々木 俺はここ何年も無敗だぞ。俺はさいたまスーパーアリーナの先も見ているからな。剣とベルトを持って今年こそNXTにいく。キャンディス・レラエとの結婚、数年ぶり数度目。
    ――NXTのリングでプロポーズしたい?
    佐々木 NXTでもロウでもスマックダウンでもAEWでも。フラれたらこれで斬り殺してやる。
    ――そういう使い方はやめましょう。
    佐々木 今日は気分がいいぞ! 記念撮影だ(と火祭り刀ポーズ)。
  • 第五試合 30分一本勝負

  • 丸藤正道に名前を憶えてもらうためのスペシャルシングルマッチ

    VS

    • WIN

      丸藤正道

    VS

    11分1秒

    片エビ固め

    ※虎王
  • 平田の曲が流れるが、一向に平田が入場してくる気配がない。ゲートを確認したセコンドの中村が「平田さんがいない!」と松井レフェリーに伝える。仕方がなく丸藤の入場曲が流れると、死に体の平田を担いだ丸藤が登場。平田は大の字でダウンしたまま選手コールが行われる。慌てて今林APがマイクを手にリングに入る。今林「すみません、丸藤選手。ちょっと状況がよくわからないんですけど……何があったんですかね?」丸藤「今林さん、こいつの名前なんだっけ?」今林「平田です! 私の名前は憶えてくださってるんですね、ありがとうございます。」丸藤「俺が入場しようとしたらよ、こいつ奇襲してきやがったんだよ。返り討ちにしてやったよ。」今林「すみません、うちの平田が……なんてことを……。申し訳ないです、ホント勘弁してください。」丸藤「もう終わりだよ。お疲れ様でした。」と言うと退場しようとする丸藤。慌ててて今林APが引き留める。今林「ちょっとちょっとちょっと! いやまだゴングも鳴ってないんで、皆さん楽しみにしてくださってるんで……ちょっとちょっと試合はやってもらわないと……」と言うと、平田を叩き起こす。平田「もう食べられないよぉ」今林「馬鹿かお前! 何ベタなお前! お前さぁ、奇襲とかありえないだろ! 謝れ! ほら! 謝れ!」平田「どうやら失敗したようですね……。丸藤さん、先ほどは奇襲してすみませんでした。でもまぁおかげさまで僕10年目にしてプロレスラーとしての自覚が芽生えました。どうか、気持ちを入れ替えますんで、熱い気持ちを受け止めてくれないでしょうか。改めてシングルマッチ宜しくお願いします!」と丸藤に握手を求める。丸藤は握手に応じる。「生まれ変わります!」と平田が宣言し、改めてゴング。平田はいきなりリング上にあったイスを持ち襲いかかるが、丸藤にあっけなく取り上げられると、平田は許しを請う。丸藤はイスに平田を座らせると、顔面にトラースキックを打ち込む。さらにコーナーに平田をセットすると、強烈なチョップ。各コーナーで丸藤はチョップを打ち込んでいく。4つのコーナーでチョップを打ち込むと、平田がコルバタで逆転。客席を煽って向かって行くも丸藤が迎撃。丸藤が起き上がりこぼし式にチョップを連発し、立ち上がれなくなると顔面蹴り。「立て!」と丸藤は言うが、平田は拒絶。無理矢理引き起こしてさらに丸藤はチョップを連発。これを平田はカウント2で返す。客席の平田コールに戸惑う丸藤。平田がカウンターで手刀を打ち込むが、丸藤には効かず。平田が連発するも丸藤には効かない。丸藤がロープに走るとまさかの卒倒。チャンスとばかりに平田が平田メガネを装着し『TOKYO GO!』が流れるが、踊り始める前に丸藤が背後から一撃カ。丸藤はメガネを膝で破壊。平田はショックのあまり失神。丸藤が虎王を狙ったところで平田は「ちょっと待ったー!」とマイクを要求。平田「危ないところだったぁ……。ちょっと待ってください、その鋭利な虎王は一旦置いといてください。何も爪痕を残せずに終わるところだった……。丸藤さん! 丸藤さん! 僕は見ての通り、チョップだけで終わりました。次の一手で負けるでしょう。だがしかし! どうしても丸藤さんに伝えたいことがあるんです……。手紙を書いてきました。どうかそれだけでも読ませてもらえませんでしょうか!」と懇願。セコンドの大鷲から手紙を受け取り、平田は朗読を開始。平田「拝啓、丸藤様。元気ですか? 僕は恐らく瀕死です。この手紙を読んでいるということは、あとひと技で僕はKOです。丸藤さん、KO前に一つ伝えたいことがあります。僕は昔学校にも行かず、盗んだバイクで走り出すような、生きる希望もない人生でした。しかし、そんなある日街灯のテレビでたまたま丸藤さんの試合を見ました。その試合を見て僕は生きる希望が見つかりました。こうして立派に生きて来れたのは、丸藤さん、あなたのおかげです、ありがとうございます(涙)そんな僕はあとひと技で終わります。レスラーとしても……。どうか、終わる前に、丸藤さん、願いを叶えてください。一緒に、踊ってもらえないでしょうか(涙)聞いてください、この大丸藤コールを! (会場「丸藤」コール)舞台は整いましたー! よしメガネ持って来い! 早く早く!」と言うと、メガネを2つ受け取った平田は、1つを丸藤に手渡す。平田「それで踊っていただければ、僕は速やかに、虎王でやられます! どうか最後の願い聞いてください!」と言うと『TOKYO GO!』が流れ平田は踊り始めるが丸藤はメガネを装着せず。丸藤の周りをまわるように踊る平田。すると観念した丸藤がメガネを装着しまさかのダンス。しっかりと踊りきり平田が握手を求めると、応じようとした丸藤に平田が延髄斬り。平田が奇跡を呼ぶ一発逆転首固めを決めるも、丸藤はカウント2で返す。追撃を狙った平田に丸藤は背後からトラースキック。そこに虎王を叩きこむ。なんとこれを平田はカウント2でキックアウト。そこに丸藤は冷静に平田の股下の顔面にトラースキック。なんと丸藤が改めてメガネを装着して虎王を一撃。これはもう平田も返せず3カウント。丸藤がDISASTER BOとしての第一戦を勝利で飾った。丸藤が平田に手を差し伸べ握手。そしてマイクを持つ。丸藤「おい、おい、名前なんだっけ?(会場「平田コール」)それだ、それだ。お前よ、こんなことするためにDDT来たわけじゃないんだよ。でもな、色んなプロレスあって楽しいな。このDDTでは色んな丸藤をお見せします。平田! 帰るぞ。」と言うと、平田に肩を貸しながら退場した。

    【試合後のコメント】
    丸藤 おい!
    平田 はい?
    丸藤 名前なんだっけ?
    平田 改めましてDISASTER BOXの平田一喜と申します。
    丸藤 知ってる。
    平田 知ってたー! 知ってたんですか?
    丸藤 知ってる。
    平田 だって何回か「平田」って言ってましたもんね。
    丸藤 間違えて言っちゃった(苦笑)。
    平田 そっちかー! よかった! これで完全に僕のことを「平田」と言ってもらえるんでしょうか?
    丸藤 そうだね。
    平田 やったー!
    丸藤 でも俺は3歩歩いたら忘れちゃうからさ。
    平田 そんな! 丸藤さんとのシングルマッチじゃ体もたないですよ。
    丸藤 いや、シングルは今日で最初で最後かな。
    平田 僕もそんな気がしてます。
    丸藤 踊りたくねえし。
    平田 そんな中ありがとうございました。
    丸藤 でも楽しかったよ。同じユニットとしていろんなヤツを踊らせたいね。
    平田 なんていう革命的な言葉! 歴史が動きましたよ! ありがとうございます!
    丸藤 ウチの杉浦貴とか踊らせたいんじゃねえのか?
    平田 ちょっとあの~バイトが忙しいので、その試合はできない……。
    丸藤 オマエ! 限りなく可能性がある、ようでない、でもあると思います。
    平田 DISASTER BOXとしてDDTの平田をよろしくお願いします。一生ついていきます!
    丸藤 俺がDDTに出なくなった時は、コイツのことが嫌になった時だ。
    平田 その時はTwitterが炎上しないようにお願いします……。
    丸藤 その時まで考えます。
    平田 よろしくお願いします。
    ――丸藤選手の中でこのダンスが似合いそうなのは?
    丸藤 やっぱ杉浦貴だな! シングルやったほうがいいんじゃないか?
    平田 2分持たないです! DDT内ですよね?
    丸藤 夢は見るもんじゃないよ。叶えるもんだ。
    平田 いや~そういう風に続けちゃうと会社がそういう風に言っちゃうかもしれないんで! とりあえず、丸藤さんと試合できてうれしかったです。あの頃の夢を叶えたということでありがとうございました!
    丸藤 最後、雑じゃね?
    平田 はい、これ以上ね……。
    丸藤 杉浦貴!
    平田 はい、ありがとうございました!
  • セミファイナル 60分一本勝負

  • KO-Dタッグ選手権試合

    11分27秒

    体固め

    ※正念場。第67代王者組が2度目の防衛に成功。
  • 飯野と橋本は両者の入場曲がミックスされた曲で登場するが、不本意だったのか、入場してきた2人は音響担当に文句をつける。王者・ノーチラスは新調されたベルトを誇示しつつ登場。飯野と橋本が奇襲を仕掛けて試合開始。揉めつつも2人でダブルタックルを決めてポージング。2人でハカを踊り始め、合間にぎゅーんを入れたハカエルボーを狙うが自爆。エプロンの橋本を吉村がタックルで吹っ飛ばすと、上野は場外にトルニージョを決める。吉村がハンマーからレッグドロップで橋本を追い込む。上野に代わると高いドロップキックを決めてカバー。橋本はカウント2で返す。橋本は水車落としで上野を投げ切ると飯野にタッチ。飯野は飛び込んできた吉村にバックフリップ、上野に向かって行くが上野にかわされる。上野がフランケンで飛び付くが、飯野はキャッチしてパワーボムを狙うが、上野は何とかフランケンシュタイナーを決める。突っ込んで来た上野を飯野はエプロンに放り出すと、エプロンからスワンダイブで飛び込んできた上野に飯野はカウンターのキャッチ式スピア。飯野はアルゼンチン・バックブリーカーで上野を捕らえる。吉村が入って来てチョップを打ち込むが、橋本が入ってコブラツイストで吉村を捕らえ、関節技の二重奏。飯野のブレーンバスター狙いを上野はブレーンバスターで投げ返す。橋本と飯野が連係を見せ、橋本がローリングセントーンを決めるもカウント2。橋本と上野がエルボーの打ち合いから、橋本が打ち勝ち強烈なラリアット。上野はカウント2で返す。橋本は投げっぱなしのパワーボム。カウント2で吉村がカット。橋本のオブライト狙いを上野は着地しハーフネルソン・スープレックス。さらに向かって来る橋本に上野はラリアット。両者ダウンからパートナーにタッチ。吉村と飯野が飛び込むとタックルの相打ちから、エルボーとチョップの打ち合い。吉村がバックドロップで投げ捨てる。上野が入って来てコーナートレイン攻撃から連係を狙うが、飯野が分断。上野をアルゼンチン・バックブリーカーで抱えて吉村に投げ付けていく。飯野が橋本を呼び込み、吉村にサンドイッチラリアット。吉村をコーナーに乗せると、橋本がパワーボム。飯野がハカエルボーを投下。カウント2で吉村が返す。飯野がスピアを狙うが吉村は回避。しかし戻って来た飯野のスピアが吉村に直撃。上野が飛び込みカウント2でカット。そこに橋本が割って入り上野に投げっぱなしのオブライト。飯野が吉村にババボムから低空タックル。これはカウント2。助走をつけた飯野のラリアットはカウント2で吉村返す。飯野が再度スピアを狙ったところに吉村がカウンターの払い腰。そしてドリル・ァ・ホール・パイルドライバーを決めるも飯野はカウント2で返す。吉村がラリアットを狙うと、飯野もラリアットを狙い相打ちに。そこから吉村がラリアットでなぎ倒すが、フォールにはいかず。続けて吉村が正念場を決めると、飯野も返せず3カウント。試合後も橋本は上野と吉村に突っかかっていく。上野がマイクを持つ。上野「飯野、チヒロ、ありがとうー! ちょっとHARASHIMAっぽく爽やかに言ってみました。1.3で我々がベルトを獲ってから、早2度目、防衛しました。さいたまスーパーアリーナがあります。まず僕らはそれを目標に、よくわからない挑戦者、最高です。もっともっと、防衛戦したいです! これからも、防衛するのは我々です。次も防衛するのは俺たちだー、って直巳が言いますんで、イエス・オア・ノーチラスで締めたいと思います! お願いします!」吉村「飯野に、やり返せて気分がいいから、ちゃちゃっとやる!」と言うと「次も防衛するのは俺たち、イエス・オア・ノーチラス!」とお客さんと合唱した。

    【試合後のコメント】
    飯野 クソ、一人で倒せなかった! 悔しい! チヒロ、どうだよ。
    橋本 私と組んでやりてえならよ、もっと強くなってこいよ。やられてんじゃねえよ。
    飯野 今日は謝ってやるよ。「ごめん」って。でも、次シングルやる時は絶対勝ってやるからな。もう組まない。次はシングルで絶対倒してやる。ノーチラス、吉村直巳、前回板橋、シングルでも勝ってましたけど、自分が最後読まれました、完璧に。スピアも読まれてマジ悔しいです。クソ! 次ノーチラスと、吉村直巳&上野勇希と次やる時はボコボコにしてやりますよ。ここにいるチヒロもまとめてボコボコにしてやります。
    橋本 金輪際ここにいるユウキとは組むことないと思うけど、私とシングルで勝てるように頑張れよ、ユウキ。
    飯野 チヒロ、覚えておけ。クソ!


    上野 新しいベルトになって、大事なのはこのベルトが新しいとか古いとかではないと思っていたんですけど、新しくなって絶対に落としたくなかったので。我々は飯野とチヒロ・ハシモトには苦い思いしかしてなかったので、どちらかと言うと恨みを持って挑んだ結果、何とか勝てましたね。
    吉村 橋本千紘はヤバいね。すごいな。
    上野 何回も言ってたでしょ。
    吉村 大ダメージやな。すごすぎた。
    上野 飯野と橋本さんのあのペアとやるのは大変キツいんで。大阪人の言う「また機会があればやりましょう」。次、防衛戦は決まってないですけど、すぐにでも誰でもやりたいと思います。
    吉村 誰でもいい。このベルトを狙ってくる人間は別にDDTじゃなくてもいい。
    上野 例えば?
    吉村 俺がやりたいのは拓ちゃん(加藤拓歩)。
    上野 拓ちゃん、もしよければ募集中です。また次も頑張りたいと思います。
  • メインイベント 60分一本勝負

  • KO-D無差別級選手権試合

    • WIN

      田中将斗

    VS

    VS

    20分18秒

    片エビ固め

    ※スライディングD。HARASHIMAが2度目の防衛に失敗、田中が第74代王者となる。
  • ガッチリと握手から試合はスタート。ロックアップから田中が押し込むとクリーンブレイク。HARASHIMAがグラウンドに持ち込むと田中も返していく。緊張感あふれる主導権の奪い合いが展開される。ロープを巡っての攻防となると、田中がタックルで倒せばHARASHIMAもドロップキックを返し一進一退。HARASHIMAはコーナーでロープに田中をセットしフットスタンプを落とす。田中はロープに振り返すと、串刺しのエルボー。HARASHIMAをコーナーに乗せると、ロープを使ってのスタンガンからラリアット。場外に落ちたHARASHIMAに田中はエプロンを走ってのスライディング・ラリアット。田中はイスを持ち出し、HARASHIMAに叩き付けていく。さらに田中は鉄柱にHARASHIMAの足を固定しイスで打ち付けていく。この一撃でHARASHIMAは足に大ダメージ。リング内に戻るや田中はトーホールドでHARASHIMAの足に狙いを定め、ギブアップを迫る。HARASHIMAは何とかロープに手を伸ばす。田中はHARASHIMAの足首を固めていくと、HARASHIMAは悶絶。田中はインディアンデスロックでHARASHIMAの足を固めていくとさらにネックロックで首まで固め、そのままフォールを迫る。HARASHIMAは足のダメージでなかなか立ち上がれず。田中はストンピングで足への攻撃を続ける。田中がHARASHIMAをコーナーに振ると、HARASHIMAはショットガンドロップキックで逆転に成功。強烈なミドルキックを放っていく。HARASHIMAは田中をコーナーに乗せると、雪崩式ブレーンバスター狙いも、田中が返してシットダウンパワーボム。HARASHIMAはカウント2で返す。さらに田中はロープで張り付けにしてからの弾丸エルボー。さらにラリアットを食らわせると両者もつれるように場外へ。田中はテーブルを場外に設置すると、HARASHIMAを寝かせコーナーを目指す。するとHARASHIMAが追いかけ場外に雪崩式ブレーンバスター狙い。田中が耐える。田中がトルネードDDTをコーナーから狙うも両者エプロンへ。エプロンでエルボーの打ち合い。HARASHIMAがミドルキック連発から田中を机の上に寝かせると、HARASHIMAがコーナーからボディプレスを投下し田中もろともテーブルクラッシュ。HARASHIMAはリング内に田中を戻すと、コーナーに上る。田中が追いかけ雪崩式ブレーンバスター。しかしHARASHIMAはファルコンアローを返す。しかし田中は立ち上がり、ラリアット。田中はコーナーに上りスーパーフライを放つが、HARASHIMAが山折りで迎撃。エルボーの打ち合いになるがHARASHIMAが顔面へのソバット。さらにリバース・フランケンシュタイナー。そこにHARASHIMAがスタンディング蒼魔刀。そしてHARASHIMAが正調の蒼魔刀を狙うが、田中は回避。田中が横入り式エビ固めのように転がしてから、ショートレンジのスライディングD。HARASHIMAがすぐに立ち上がり蒼魔刀。両者ダウン。ダウンカウントが進む中、立ち上がった両者は再びエルボーの打ち合い。田中の左右のエルボーに、HARASHIMAはビッグブーツを返すも、田中は裏拳。崩れたHARASHIMAの側頭部にスライディングD。HARASHIMAはこれをカウント2でクリア。田中が改めてスライディングDを狙ったところにHARASHIMAはカウンターのスタンディング蒼魔刀。田中がカウント2で返す。するとHARASHIMAはコーナーに上りファイヤーバード・スプラッシュを決めるが、田中は意地でカウント2で返す。気合を入れたHARASHIMAはつるべ落としを狙うが、着地した田中はすぐさまスライディングD。HARASHIMAはカウント1で返す。両者膝を付いてのエルボー合戦。HARASHIMAがダウン。立ち上がったHARASHIMAは頭突きを放つと、パントキックからバズソーキック。田中はカウント2で返す。HARASHIMAがスワンダイブ式蒼魔刀を放つが、これを避けた田中はショートレンジのスライディングD。ここで田中は助走をつけて後頭部にスライディングD。さらに正面から正調のスライディングDを叩きこむとHARASHIMAも返せず3カウント。
  • エンディング

  • 次期挑戦者MAOの挑発も一蹴した田中「これからどんどんどんどん、このDDTのチャンピオンのプライドを持って、このリングに上がります!」

  • 田中の腰にKO-D無差別級のベルトが巻かれる。田中がマイクを持つ。田中「HARASHIMA君、今日はありがとう。このベルトの価値っつうのは俺はようわかっとるから。このベルトの価値、防衛何度できるかわからんけど、ガンガンガンガン防衛して、このベルトの価値は俺が上げる。その時はまたやれるの楽しみにしてます。ありがとうございます。」と言うと、2人はガッチリと握手。今林APがリングに現れ、「ベルト奪取おめでとうございます。すごい試合でした。初防衛戦は2月23日後楽園ホール、MAO選手の挑戦を受けていただきます」と言い、MAOを呼び込む。すると、下半身と頭だけがポコたんという謎の男がリングイン。マイクを持ったところで今林APが頭を取るとやはりMAO。MAOは「Just bring it, Bitch!」と言うと、田中も唖然。MAOは田中にマイクを渡し退場すると見せかけて、ポコたんの頭で一撃しようとするが、田中にキャッチされ逆に投げ付けられてしまう。向かって行く田中にMAOはフランケンシュタイナーで飛び付くが、田中はパワーボムで叩き付ける。田中は改めてマイクを持つと「おい、綺麗ごとちゃうぞ。お前よ、この間もリングに上がって来て、ハッキリ言うとく、まだお前は顔じゃない。でも決まってるんやったら、ちゃんと防衛して、あいつで価値を上げる。ハッキリ言ってね、気持ちよく終わって、あいつ来て、ああいうような感じで来られて、クソ気持ち悪いけど、でもお客さん、僕とHARASHIMA君との試合、他のタイトルマッチとかいろんなことありますけど、こんだけ入ってくれて、ありがとうございます。まぁベルト、次彼が挑戦するのは決まってるかもしれんけど、これからどんどんどんどん、このDDTのチャンピオンのプライドを持って、このリングに上がります。また、来月タイトルマッチあるけど、すげぇ試合するから、今日来てくれたお客さんがもう1人くらい連れて来てくれたら、ありがたいと思います。これから僕ちょっと大阪で試合しなきゃいけないんで(会場どよめき)じゃ今日はこの辺でありがとうございました!」と大会を締めた。

    【試合後のコメント】
    田中 気持ちいいね。こんだけの満員のお客さんの中でベルトを奪えた。そのチャンピオンがHARASHIMA選手。すげえ気持ちいい。このテンションを保ちながら(ZERO1)大阪にいきたいと思います。まだまだまだまだ、ベルトの価値はHARASHIMAクンやいろんな人が上げてくれたと思うけど、田中将斗なりのDDTのチャンピオンのプライドを持って、このベルトの価値を少しでも上げたいと、きっと上がると思います。そろそろ(ZERO1大阪に)行きたいんですけど何かあれば。
    ――前回引き分けに終わって今回の勝利。その分かれ目は?
    田中 前回、HARASHIMAクンときっちり対戦できたことがあるからだと思うんで。あれがなかったらもっと果敢にいってるかもしれへんし。前回の30分というのは頭の中にインプットされていたので、どういうことをしてくるか頭の中にあったし。決め手うんぬん言うより、HARASHIMAクンにもプライドがあるし、俺にもプライドがある。ほんの紙一重の差じゃないですかね。次やったらわからないですよ、ぶっちゃけ。
    ――煽りVでハヤブサさんのことを言われていたが。
    田中 なんていうかな、(HARASHIMAが)昔“はやぶちゃ”で闘っていて、僕も実際にはやぶちゃとは闘っているので。やっぱハヤブサさんというのも意識しているというのもすごくあったし、今日もファイアーバードが出ましたけど、あれで決めさせるわけにはいかないなと思ってました。生前のハヤブサさんには一度もシングルで勝ってなかったんで、そこでのプライドというか、そういう気持ちですよね。


    HARASHIMA 見ての通りですよ、完敗ですよ。いや~悔しいですね。(30分引き分けて)あと3分あれば勝てるってこの前言ったけど、そんなんでも全然なかったです。DDTのグランプリ優勝されて、それだけでも悔しいのに、DDTの一番のベルトを獲られて、本当に悔しいです。でも田中さんの気持ち、リングで言ってくれたことは本当だと思うので。価値を高めていったら僕はちゃんと獲るべきチャンスに備えて、もっともっとコンディションを上げて強くなって挑戦したいと思います。僕はまだまだ諦めませんよ、沈みませんよ。あと今日、KO-Dは獲られたけどEXTREMEは持っているので。まだまだここから盛り返して狙っていきます。


    MAO 何かあるか!
    ――田中選手から顔ではないと言われていたが。
    MAO 気にしない。鋼のハート、何も気にしていられない。田中選手、誰に対しても「来いよ」というスタンスではないので。上からじゃなくて基本的に誰と対戦してもフラットなんですよね。そこがやっぱ田中選手の心の強い部分であり、そこをまず崩せたんで。田中選手から「クソガキ」と言われたし、メンタリティーで追い込むことができた。まず僕の小細工が一個効いたんじゃないかなと思います。パワーボムも痛かった。何かあるか!
    ――今日の試合を見ての攻略法は?
    MAO それは試合にならないと僕は何も。リングを降りたら何も考えてないので。本当に今しゃべっている自分も何も考えてないので。ただリングに上がると降りてくるんです、いつも。プロレスの神様ですか? 知らないですけど、ああしなさい、こうしなさいと降りてくるんです。それは後楽園のメインでしか降りてこない神様かもしれないし、そういうワンチャンス僕に引き寄せる神様は絶対にいるので。HARASHIMAさんにシングルで一回勝った時も神様が完全に降りてきていたので、同じような神様が降りてくると思います。

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