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Into The Fight 2021

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Into The Fight 2021

日時2021年2月28日
会場東京・後楽園ホール
観衆584人(満員)
  • 前説

  • 大石夫妻がYouTubeチャンネル開設! 3・9後楽園を控えた坂井からメッセージ! 今林APがGM復帰! 本日誕生日の彰人がオープニングコール!

  • 今林アシスタントプロデューサーがリングに上がり、観戦にあたっての諸注意、新発売グッズをアナウンス。そして大石がリングに呼び込まれ、大石夫妻によるYouTubeチャンネル『みこまこチャンネル〜ふぁいてぃんぐ・ふぁみりぃ〜』開設が発表となった。続いて3月9日ひらがなまっする後楽園大会に向け坂井からのメッセージを今林APが代読。坂井から「ひらがなまっする後楽園大会まで残すところ10日となりましたね。本日坂井家は病気療養中の父と25年ぶりに家族旅行に出かけております。道中思わぬ寄り道が発生したり、温泉旅館のステージで歌を披露することになったり、初めて聞く父の美声に酔いしれたり。笑いあり涙ありのエピソードに神回との声が多く寄せられました。父との家族旅行から帰ればいよいよひらがなまっするの準備です。今回は出演してくれる選手たちの家の話、色々聞かせてください」とのコメント。今後の大会スケジュールを紹介した後、今林APのジェネラルマネージャー復帰が発表されると会場は大きな拍手に包まれた。先日発表された『CyberFight Festtival 2021』の概要を改めて紹介し、本日誕生日の彰人を呼び込む。彰人は「CyberFightフェスも決まって、裏方の仕事もどんどん忙しくなってまいりましたが、もちろん今年もプレイヤーとしても副社長としても両立して、両方とも全力でやっていきたいと思いますので、皆さん応援よろしくお願いします!」と今年の抱負。彰人による「2月28日DDT後楽園大会スタート!」の掛け声で大会がスタートした。
  • オープニングマッチ 30分一本勝負

    • WIN

      岡田佑介

    • 小嶋斗偉

    VS

    VS

    9分22秒

    トリコロール

  • 3・14後楽園でのUNIVERSAL戦を控えた上野と岡田の先発で試合開始のゴング。ロックアップから上野が押し込むと一気にギアが上がりロープを走っての攻防、岡田が巻き投げを決めれば上野もアームドラッグ、再度岡田が巻き投げ。エルボーの打ち合いになるが、上野は中村にタッチし場外に退避。岡田をスカしていく。岡田も小嶋にタッチし、中村と小嶋がスピーディなグラウンドでの攻防。中村がヘッドロックで絞れば、小嶋は押さえ込み。カウント2。小嶋がヘッドロックを取り返すと、さらにタックルで中村を倒す。すぐさま中村はアームホイップからドロップキック。中村は控える岡田にもドロップキックを打ち込む。ここから上野と中村がタッチを細かく繋ぎ、交互に小嶋を捕まえる展開。追い込まれる小嶋だが、中村にダブルのチョップを決め逆転。上野も飛び出てくるが、上野にはドロップキックを決め、岡田に繋ぐ。岡田は中村にバックドロップ。カウント2。中村はセカンドからのミサイルキックを決め、上野に繋ぐ。上野はおっぴろげアタックからドロップキックを決めるもカウント2。上野はリバース・スプラッシュ式のダブルニーを狙うが、岡田は回避。岡田がビッグブーツからブレーンバスターを決め、コーナーへ。ダイビング・ヘッドバットを放つが上野がかわし自爆。上野はバックを取ってフルネルソン式のバックブリーカー、さらにショルダースルーを決める。逆エビ固めで締め上げると、小嶋がダッシュミドルでカット。中村がスワンダイブ式ミサイルキックを小嶋に決める。突っ込む上野をかわした岡田が投げっ放しジャーマン。フィッシャーマンバスター狙いも、上野は回避しジャーマンからスタンディングのシャイニングウィザード。カウント2で小嶋がカット。上野はさらにブリザード・スープレックス・ホールド。カウント2。WRを狙うと、岡田は頭突きからフィッシャーマンバスターの体勢。上野が堪えると、岡田はロープを駆け上がってのスイングDDTと見せかけての首固め、トリコロール。これがガッチリ決まると上野も返せず3カウント。
  • 3・14UNIVERSAL戦を前に岡田が上野から3カウント奪取!「このリング上でお前をボッコボコにいてこますからな!」(岡田)

  • 勝利した岡田はマイクを持つと「上野勇希! いてこましたぞー!(会場拍手)上野、3月14日後楽園ホール、UNIVERSALのベルトを俺がちょうだいする。そして! このリング上でお前をボッコボコにいてこますからな!」と強烈にアピール。上野はその光景を花道見つめるとカメラに向かって「今日は岡田さんへのプレゼントです」と言って退場した。

    【試合後のコメント】
    岡田 勝ったぞ、オオシマ!
    小嶋 コジマだよ!
    岡田 今日は俺が勝ったからな。
    小嶋 初勝利です。
    岡田 おおっ、おめでとう。俺もおかげや。そんなことどうでもいい。3月14日、上野勇希、今日は俺の新技や。トリコロールや。俺、横浜Fマリノスが好きやから。とりあえず3月14日、UNIVERSALのタイトルマッチ、オマエのそのベルトを俺が剥ぎ取る。そして俺がこのDDTプロレスに新しい刺激をどんどん送っていくから。最後に一言、上野、いてこますからな。
    小嶋 いてこますぞ!

    上野 今日負けましたね。悔しいですね。ちょっとヤバいですね。これでも僕、去年はタッグチャンピオンでシングルも獲って強い人から防衛しているから、こんなんじゃ揺るがないですよ。築き上げたものがありますから、頑張りたいと思います。
    中村 前回、僕が岡田さんに直接負けてしまって、そこからUNIVERSAL挑戦にいってしまったので、そこを止めきれなかったのは……。
    上野 別に止める必要はないから。
    中村 はい、すいません! 僕が挑戦する……。
    上野 そんなことはないんで。今日は中村も小嶋もいて、僕が負けてしまって、失礼な言い方するけど恥ずかしいことなので、14日は頑張りたいと思います。
  • 第二試合 10分一本勝負

  • アイアンマンヘビーメタル級選手権試合~6WAYマッチ

    • WIN

      赤井沙希写真集「Lip Hip Shake」

    VS

    • LOSE

      ザ・ ヤングバックス自伝「キリング・ザ・ビジネス」

    VS

    9分9秒

    体固め

    ※ヤングバックス自伝が防衛に失敗、赤井沙希写真集が第1499代王者となる。他挑戦者は、平田一喜、男色ディーノ、アントーニオ本多、赤井沙希。
  • 4選手の入場後バックステージの映像。今林GMが控室の王者・ヤングバックスの自伝の元を訪れ丁重に入場口まで案内する。満を持してヤングバックスの自伝が今林GMと共に入場。リング中央に自伝が置かれ、松井レフェリーが丁寧にボディチェック。ゴングが鳴ると、自伝の周りを4選手がまわり、場外になだれ込む。残ったアントンが自伝をカバーするもカウント2で赤井がカット。アントンがナックル連打すると、赤井がナックル連打からダスティ狙いと見せけてアントンにビッグブーツ。ここから平田が赤井を排除し自伝をカバーするも、ディーノが飛び込んでカット。ディーノはマイクを持つと自伝を見つめながら「よく見るといい面構えしてるじゃねぇか。おめぇDDTのチャンピオンに相応しい。よし決めた、今から私とあんたが組んで、新しいブックロードというユニットを作ろう。そしてDDTの、プロレスの本道を歩もうぜ……」と言い出し、自伝と結託。ディーノが自伝でアントンや赤井を殴打し、平田にファイト一発から男色ドライバーの体勢へ。赤井が置いてあった自伝を縦にすると、気付かずディーノがそこに男色ドライバー。ディーノにも大ダメージ。赤井が自伝をカバーするもカウント2。アントンとディーノが結託し赤井にトレイン攻撃をしようとするも、アントンが自伝で転倒し足を負傷。創作昔話『ごんぎつね』朗読を懇願。結果江戸川乱歩ではなく下ネタ。アントンがサミングを狙ったところを赤井がブロック、ここでバックスステージの映像がスクリーンに映る。平田が自伝に対抗するものはないかと控室を探し回り、近くにあったバッグなどを漁っていると、そこに居た伊橋が怒りの抗議。しかし平田は「うるせぇ! それどころじゃねぇんだよ!」と伊橋に一撃。伊橋のバッグを中を探していると何かを見つけ、「おい、チャンピオン、調子に乗ってるのも今のうちだぞ? 今から俺がこれを持って行ってお前をぶっ潰してやるからな!」と一言。すると会場内に赤井の入場曲がヒット。平田が赤井沙希写真集「Lip Hip Shake」を手にしながら登場。赤井が慌てて隠そうとすると、平田が写真集で殴打。ここでアントンとディーノが結託。アントンがディーノの地獄門にごんぎつねを突っ込みアナルぎつねが完成。平田に襲い掛かるが、平田は写真集で捕獲。揉み合いになる中、アナルぎつねが赤井に直撃しダウン。平田が手にした写真集でアントンに向かって行くもかわしてディーノの地獄門へ。ディーノは「アナルブックの完成じゃ!」と言って写真集で平田を一撃。アントンにも一撃狙うも、アントンのアナルぎつねとディーノのアナルブックが交錯。ディーノとアントンはダウン。そしてたまたま写真集が自伝の上に。松井レフェリーが3カウントを叩き赤井沙希写真集「Lip Hip Shake」が新王者となった。
  • 史上初? 本から本に王座が移動、赤井沙希写真集「Lip Hip Shake」がアイアンマン新王者に! 平田が襲撃も返り討ち!

  • 試合後平田がマイクを持つと「本さんよ、おめぇ強えな。あんたこそKING OF DDT、KING OF Lip Hip Shakeだ。いいかオラ! DDTよく聞け、これからはこのすげぇチャンピオン、本がな! DDTを引っかき回すからな! 覚えとけオラ!……なんちゃって! ウソピョーン! こいつを倒して俺が三冠王だよ!」と叫ぶや、写真集を襲撃。エゴイスト・ドライバーを決めてカバーするもカウント2で写真集は返す。平田が手刀を狙うも写真集は挟んで捕獲。頭に一撃加えてからウラカンラナで平田を突き刺す、平田はダウン。そこにあ伊橋が慌てて駆け込み「沙希ちゃん……帰ろうね……」と笑みを浮かべながら大事そうに写真集を回収していった。
  • 第三試合 30分一本勝負

  • VS

    VS

    9分27秒

    体固め

    ※蒼魔刀
  • DAMNATIONがHARASHIMAのコール時を襲って乱戦の中試合開始のゴング。納谷がタックルでDAMNATIONを次々と吹っ飛ばすも、多勢に無勢ですぐにDAMNATIONが納谷を代わる代わる捕まえる展開となってしまう。何とかスクラップバスターを決め逆転した納谷からタッチを受けた大鷲が1人で相手3人を吹っ飛ばす。しかしポーリーのDDTで動きが止まるが、大鷲はカウンターのビッグブーツを決めHARASHIMAに代わる。HARASHIMAはチェストーで飛び込みビッグブーツ。スワンダイブ式ボディアタックで飛び込むがポーリーはキャッチしボディスラム。エルボードロップ落とし、佐々木に代わる。佐々木はダイビング・ラリアットで飛び込み、ナックル連打。コーナーに上るもHARASHIMAが追いかける。佐々木はコーナー上でサミング。パワーボムからトラースキックを決めるも、HARASHIMAがカウント2で返す。佐々木はそのままクロス・フェースロックへ。大鷲がカットに飛び込む。HARASHIMAが山折り狙いも、抜け出した佐々木は串刺し攻撃狙い。HARASHIMAはこれをかわすとロープを使っての反転式ドロップキック。納谷にタッチしようとするも、先に佐々木からタッチを受けた島谷がカット。3人での俺がノブだ連係を狙うも、HARASHIMAがショットガンドロップキックでカット。納谷と大鷲も援護で飛び込む。HARASHIMAが島谷にスワンダイブ式ボディプレスを決めるも、カウント2。HARASHIMAが山折りから蒼魔刀を狙うも、島谷が回避し、ポーリーが串刺しボディプレス。レフェリーの死角を突いた島谷がDAMNATIONの看板を持ち出すと、納谷を殴打。HARASHIMAにも看板を振り上げるが、HARASHIMAはハイキックで撃墜。ロープに走ったHARASHIMAに島谷はカウンターのドロップキックからフィッシャーマンバスター。カウント2。島谷は「いくぞー!」と掟破りの蒼魔刀を狙うが、HARASHIMAはカウンターのスタンディング蒼魔刀。そして正調の蒼魔刀を叩き込むと、コーナーで控える佐々木とポーリーもカットに入らず3カウント。
  • 第四試合 30分一本勝負

  • DAMNATIONvsALL OUT!

    15分17秒

    公認エンドレスワルツ

  • 入場してきた飯野はすでに興奮状態。彰人がいさめて、彰人と高尾で試合開始。腕の取り合いからグラウンドで互角の攻防を繰り広げる。彰人からタッチを受けた飯野は火野を指名するも、遠藤が出てくる。飯野は遠藤に「お前火野か!」と言って手四つの攻防。飯野はハカで威嚇するやタックルで遠藤を倒し、火野にも向かって行く。火野は慌てて回避。飯野が遠藤にハカエルボーを狙うが、遠藤が途中で丸め込むように切り返すと、赤コーナーに突っ込み排除。興奮した飯野が遠藤に向かって行くが、遠藤がかわすと場外に転落。火野からチョップの猛攻を浴びてしまう。飯野がリング内に戻されると、遠藤はハカのポーズからその場飛びムーンサルト。ここからDAMNATIONがタッチを細かく繋ぎ、飯野を捕まえる展開となる。追い込まれる飯野だったが、火野のチョップに気迫で向かって行く。ハカの構えからボディスラムで火野を投げ切ると、高尾と遠藤もボディスラム。3人に串刺しのボディアタックで突っ込んでいく。そして火野にハカエルボーを成功させると、竹下にタッチを繋ぐ。竹下がザーヒー狙いも火野はキャッチ。すると竹下は火野にカウンターでフライング・ラリアットを決める。そしてブレーンバスターで火野を投げ切る。カウント2。竹下が火野にジャーマンを狙うと、火野もバックを取り返す。両者耐えるとラリアット相打ちから火野がショートレンジラリアット。遠藤に代わる。遠藤は竹下に串刺し攻撃からスワンダイブ式フォアアームを決める。さらに河津掛けから丸め込みと見せかけてゆりかもめ。彰人がカットに飛び込む。遠藤と竹下がエルボーの打ち合い。竹下が高いショルダースルーを決める。続けてラストライドの体勢も、抜け出した遠藤がオーバーヘッドキック。続けてハンドスプリング・オーバーヘッドキックを狙うが、竹下が空中でキャッチして投げっ放しのジャーマン。遠藤が立ち上がると向かってきた竹下にテツヤ・イン・ザ・スカイ。両者ダウンし彰人と高尾にタッチ。彰人がダブルアーム・スープレックスで投げれば、高尾はジントニックの体勢へ。彰人が抜け出すと高尾がドロップキック、そしてディープインパクトを決めるもカウント2。高尾はリバースゴリーの体勢に入るが、彰人は回避。すると飛び込んだ遠藤が彰人にハンドスプリング・オーバーヘッドキック。ここからDAMNATIONが3人で連係攻撃。ALL OUTがカット。彰人が高尾にエルボーからニーアッパー、そして前落としを決める。彰人が飯野にタッチ。飯野は高尾にバックフリップ。さらに左のショートレンジラリアットを決めるもカウント2で高尾が返す。飯野がダイビング・ヒップドロップ(仮)を狙うが火野がカット。その体勢から遠藤がパワーボムを狙うが、飯野がケツで圧殺。飯野が低空のスピアを高尾に決めるもカウント2。竹下も入りクロスボンバーからダブルのバックドロップを決めるもカウント2で火野がカット。すると竹下が飯野をコントロールし火野にスピアで突っ込ませる。高尾にも飯野がスピアを狙うも、高尾はかわしたところでラ・マヒストラルへ。飯野がカウント2で返すと、公認エンドレスワルツ。何度も押さえ込むと、飯野も返せず3カウント。
  • 彰人が「僕たちの中でALL OUTは役目が終わったんじゃないかな」ALL OUT解散を提案し竹下&勝俣&飯野も納得。最後にALL OUT解散興行開催へ!

  • DAMNATIONが退場し、ALL OUTの面々もリングから降り始めると彰人がマイクを手にメンバーを呼び止める。さらには試合前の勝俣もリングに呼び出す。リングに4人が揃うと彰人はゆっくりと話し始める。彰人「飯野君が復帰するまでALL OUTで待とう。飯野が戻って来たらもう一回全力で何か挑戦していこうって言ったじゃん。飯野君が川崎で復帰してから僕なりに色々考えたんだよ。ALL OUTとしてどうやってやっていくか。考えたんだけど、どうしてもこの答えしか出ないんだよ。ALL OUT解散した方がいいていう答えしか出ません。ホントに色々考えた、考えたけどやっぱり、今ALL OUTのメンバー、僕はこの若手通信、そのなかでやるのが自分の中での第一目標というか、最初の自分のやりたいこと。君たちはやっぱりALL OUTで何かやりたいって言うけど、行動では、気持ちでは、サウナ部が一番。優先順位が一番っていうのがあると思うんだよ。心配だった飯野君、君がこうやって戻って来て、あんだけ火野火野言って、全力で出来るから、もう何も心配ないよ。勝俣だって、EXTREMEのベルト、シングルのベルト獲って、今日後楽園で初めてメインでやるんだよ。ALL OUTが無くたって、俺が居なくたって大丈夫なんだからさ。もう僕たちの中でALL OUTの役目っていうのは終わったんじゃないかな。竹ちゃん、どう思う?」竹下「彰人さんの言ってることはもちろんわかります。僕と彰人さんで4年前に作ったこのALL OUT、ディエゴもいたり、勝俣が入って、飯野が入って、海外にはスペース・モンキーもロイス・チェンバースもいますけど、確かに言ってることはわかります。でも、僕たちの気持ちだけじゃなくて、勝俣、飯野の気持ちも聞かないとこればっかりはわかんないんで。勝俣どう思う?」勝俣「めちゃくちゃ寂しいですけど、彰人さんが言う通りなのかなと思うので……はい……解散という形はいいと思います。ホントにALL OUTでいい経験させてもらいました。なんでこの後メインイベントで、みんなに成長を見せれたらなと思います。飯野は?」飯野「自分はホントに欠場中、僕がいない間もALL OUTを守っていただいて嬉しいです。このALL OUTで僕は変われましたし……だから僕は……悔しいですけど……人間一歩一歩、上に行かなきゃいけないので……(涙を浮かべながら)だから僕は目標として川崎で火野裕士を倒すっていう目標が……出来たので……火野……? 火野……!(だんだんと鼻息が荒くなる)火野? 火野! オイッ、火野!(火野を探してリングをうろうろし始める)」慌ててマイクを取り上げた竹下「思い出させんなよ、飯野に火野を! 飯野に火野を思い出させるな!……多分これで今日をもって解散とかそんなん僕もまだ心の整理がつかないし、何よりずっと4年間応援してくれたALL OUTのファンの人たちもそれは納得いかない、そう思うんで。今林さん! 近いうちどこでもいいので、大会が無い日にALL OUTの解散興行をどこかでやらせてほしいと思います」と要望。その思いを聞いた今林GMは早速今から会場を探すことを約束。竹下「多分どっか押さえてくれると思うから。そこで火野にリベンジ出来たらいいねんけど(飯野「火野……!?」)あーごめんごめん! やめとくわな! こんなALL OUTですけど、解散興行絶対組んでもらうんで、今日か明日中には大会の告知もさせてもらいたいと思います。その日までALL OUTみんなで最後まで突っ走りますんで、皆さんよろしくお願いします! ありがとうございました!」写真撮影で4人が1枚の写真に収まった。

    【試合後のコメント】
    火野 どうだった?
    遠藤 圧が…顔面に…。
    火野 アハハハハ!
    高尾 テツヤ、大丈夫か?
    遠藤“タマ圧”が……勝ったのか?
    高尾 勝ったよ、俺が。テツヤが“タマ圧”で見えてないから。
    火野 今日の試合は前哨戦やからな。
    遠藤 あ~6人タッグ、彰人と。アイツ、彰人っていうんですよ。
    高尾 彰人はなんで若手通信のTシャツ見せてきたんだ? 俺に入って欲しいのか? どういうことだよ。教えてくれ…無視か!
    遠藤 どうせ売れてねえんだろ?
    高尾 何枚売れたんだよ? いらねえだろ。あんないい思いでもない若手通信。二度と思い出したくないから次のタイトルマッチで終わりだ。
    火野 関根(龍一)もおったよな。しょうもないやつやからな。
    遠藤 でもそこで僕、関根さんと仲良くなったんですよ。
    火野 そうなの? ええ思い出あるやん。
    遠藤 いい思い出ではないけど(苦笑)。
    高尾 なんだよ! オマエはあっちいけ!
    高尾 いい思い出ねえよ!
    遠藤 いい思い出ではないと言うと角が立ちますけど。
    高尾 問題発言だろ!
    火野 ガツンと言ったれ。
    高尾 若手通信を彰人、二度と出すんじゃねえぞ! 次のタイトルマッチでオマエらのチームは終わりだ。

    竹下 まあ彰人さんの言うこともわかるし、もっともだし。解散するならちゃんと形にして。僕らかつて新木場ではセンダイガールズとやりましたからね。会場どこでもいいですけど解散興行をやりましょう。
    彰人 試合前にごめんね。
    勝俣 いえいえ。本当に試合前ですね(苦笑)。本当に皆さんの言う通りだなと思ったので。
    彰人 ALL OUT解散と口に出したからには君はEXTREMEのベルトを必死に守って、勝俣瞬馬という時代を築いて欲しいし、そのためにも今日のEXTREME戦、MAOとの物語もあるけど、僕らの気持ちを背負って頑張って。
    勝俣 成長を見せたいので、セコンドに付いてとは言わないので、見ててください。
    竹下 セミファイナルが始まるから。
    勝俣 アップしておきます(退席)。
    飯野 ALL OUTは成長させてくれたユニットなので感謝しかないです。
    彰人 飯野クンなら大丈夫。だって復帰して早々、あんな「火野、火野」って。怖いもの知らずに突っかかっていけるし、すでに超えなきゃいけない目標ができたわけじゃん。ALL OUTがなくなっても君は大丈夫だよ。竹下と勝俣にはサウナ部が第一優先だと思っているし、僕も6人タッグ(のベルト)を持っている若手通信が第一優先だと思っている。中途半端がよくないのかなって思う。周りの誰かから言われる前に自分たちで終わりを、区切りをつけなきゃなって。竹下とは4年以上もやってきて、これを切り出すにはなかなか辛いものがあるけど、自分たちのために終わらせなきゃいけない。悲しい終わりとかじゃない。自分たちのために終わらせる。解散興行をいい形で締めて、「ALL OUT、よかったな」という形で終わらせられればと思います。
    竹下 最後までALL OUTらしく頑張りましょう。
    彰人 最後まで笑顔でいこう。
  • セミファイナル 30分一本勝負

  • 12分7秒

    片エビ固め

    ※プレイングマンティスボム
  • 3・14後楽園でのKO-D無差別戦の前哨戦。秋山は入場すると樋口の目の前でベルトを高々と掲げる。樋口は先発しようとするも、秋山が下がると樋口も下がる。岡谷と坂口で開始のゴング。岡谷が果敢にエルボーで向かって行くも、坂口は打ち勝ち背中へのサッカーボールキックを打ち込む。クリスに代わると、クリスは岡谷の腕を固めていく。岡谷がロープにブレイクすると大石に代わる。大石とクリスが腕の取り合いからバックの取り合い。クリスが抜け出しセントーンを決めるも、大石はすぐに立ち上がる。クリスから樋口に代わると、秋山も大石にタッチを求める。ついに秋山と樋口が対峙し、ゆっくりと組み合う。差し合いから樋口が秋山を抱え上げてコーナーに押し込むもクリーンブレイク。ロックアップから樋口がロープに押し込むが、秋山が体を入れ替え挑発するように頬を叩いてクリーンブレイク。これに怒った樋口が場外戦に持ち込もうとするが、秋山が鉄柵に叩き付ける。そして樋口を鉄柱に頭から突っ込ませるも、樋口は一切効かず。逆に樋口がぶちかましからチョップの連打で秋山を追い込んでいく。リング内に戻ると、樋口はストンピングとチョップを叩き込み、クリスにタッチ。ここから青コーナーサイドがタッチを繋ぎながら秋山を捕まえる展開に。樋口がブレーンクローを狙うも、これは秋山が必死に防御。樋口が串刺しラリアットを決めると、クリスと坂口が相手コーナーに突っ込み分断。樋口がアバランシュホールドを決めるもカウント2。樋口のラリアット狙いをキャッチした秋山はエクスプロイダーから低空ニーを叩き込み逆転に成功。大石と坂口にダブルタッチ。坂口がアンクルホールド狙いも、大石が足関節で切り返す。坂口が抜け出すと、一気にフジヤマ・ニーロックの体勢へ。坂口が腕十字で切り返す。坂口がスリーパーで捕獲すると、岡谷がカット。坂口からクリスへタッチ。クリスが大石にプレイングマンティスボム狙いも、大石が耐えると、コーナーからスイングDDTを狙うがクリスは耐える。大石がロープを使ってのダイヤモンドダストを決め、岡谷にタッチ。岡谷は串刺しエルボーからランニング・ブルドッグ。カウント2。クリスと岡谷がエルボーの打ち合い。クリスが打撃のラッシュで圧倒すると、カウンターで岡谷がランニング・ネックブリーカー。しかしクリスはDDT突き刺す。ここで両チームが入り乱れ展開になると、樋口が秋山をブレーンクローで捕獲。さらにそのまま足を刈ってマットに叩き付ける。そのまま場外でもブレーンクローを決め続ける樋口。その間にクリスが岡谷に串刺しドロップキックからエプロンからのカッター、カウント2。続けてプレイングマンティスボムで突き刺すと岡谷も返せず3カウント。
  • 樋口がブレーンクローで秋山を完全制圧! 「秋山準、そんなもんか!」(樋口)

  • 試合が終わっても樋口は場外で秋山をブレーンクローで締め上げ続ける。何とか坂口とクリスが割って入り樋口を秋山から引きはがす。場外で頭を押さえて苦しむ秋山を尻目に樋口はマイクを取ると「おい秋山準! そんなもんか! 3月28日覚悟しとけよ!」と言い放った。

    【試合後のコメント】
    樋口 Twitterで指導するとか絡んできて、こんなもんか。3月28日、覚悟しとけよ。気にくわない理由はしっかりあるんでね。秋山準がKO-D無差別を巻いている、DDT所属、ヘッドコーチ、そういうの気に食わねえんだよ。とにかく俺は秋山準からKO-Dのベルトを引っぺがす。それだけだ。
    ――今日実際闘ってみて。
    樋口 KO-D無差別の立派なチャンピオンだよ。ただな、俺はしっかり秋山準からピンフォールを取っているし、今日だってリング上で自分の全部を見せたつもりなんだよ。ベルトに向けて一直線です。
    ――坂口選手も秋山選手と挑発的にやりあっていたが。
    坂口 俺じゃないよ、樋口。名古屋でも強さを証明して、今日も証明したでしょ。ひっくり返したじゃん。最後にリングに立っていたのは誰だ? 樋口だろ。寝っ転がっていたのは秋山だ。それがすべてだ。俺は関係ない。

    大石 クソッ! 大丈夫ですか?
    秋山 アイツ、爪切ってねえだろ。
    大石 それでこんなに赤くなっているんですか?
    秋山 簡単な技だからな。クソッ。若いから調子いいだろ? やり返さないとな。これ(ゲンコツでコメカミをグリグリやる仕草)やるか? 腹立つなあ。
    大石 すいません。
    秋山 これ(KO-D無差別)獲ってからずーっと負けてんだけど。
    大石&岡谷 すいません。
    秋山 こんなチャンピオン、今まで初めてだよ。普通威勢よく勝っちゃうんじゃないのかな。
    大石 そうですね。連勝街道……。
    秋山 連敗街道じゃないか。
    大石 申し訳ないです。
    ――鉄柱攻撃が効かなかった。
    秋山 アイツ、頭が硬いんだよな。アイツ、外も中も硬そうだからな。柔軟になんなきゃいけない。お相撲さんってすごいんだな。
    ――樋口選手はTwitterでも反発しているが。
    秋山 アイツは来た時からずっと反発しているから。絶対に俺が勝って言うことを聞かせてやるから。アイツだけは言うことを聞かせてやる。アイツ、俺の前で「はい」って言ったことがないんだから、「はい」って言わせてやる。君(大石)らのせいだよ。君らの教育が悪い。
    大石 すいませんでした!
    秋山 俺は教育してないんだか。君らの教育が悪いんだから。三十年になる人間が何か言っても「はい」って言わないのはおかしいだろ。絶対に勝った直後にアイツに「はい」と言わせてやるからな。
  • メインイベント 60分一本勝負

  • DDT EXTREME級選手権試合~キッズルームデスマッチ・37(サウナ)カウントエディション

    21分59秒

    37カウント到達

    ※第50代王者が初防衛に成功。<>内はカウント数。
  • 試合前にルール説明、決着は3カウントフォールか、1カウントまたは2カウントの場合、取ったフォールの数を加算していき、トータル37カウント先取で勝利となる。ロープエスケープは無効、リング上に設置された全ての凶器の使用が認められるが、持ち込み凶器に関しては子育て経験の豊富な松井レフェリーが子供部屋に相応しくないと思われるものは不可となるとのこと。リング上に様々なおもちゃや風船、机やイスなど設置され、まさにキッズルームの光景となる。煽りVTRからMAOが入場、勝俣はブロック玩具付きバットとヘビのぬいぐるみを手にしての入場。両者しっかりと握手から試合開始のゴング。ニュートラルコーナー下に設置した電車のおもちゃが走り始める。MAOは「総武線じゃん!」と一言。ロックアップからMAOが机を使ってヘッドロック。勝俣が押し込み机を使ってのリープフロッグの攻防。MAOが机の上に乗るも転落、ここから互いにカバーを狙っていきカウントを取っていく。勝俣6カウント、MAO4カウント。2人はブロック玩具入りの箱を手にして殴打し合う。勝俣が打ち勝ちリング上にブロック玩具をバラまきコーナーへ上る。MAOは追いかけコーナー上で場外にみちのくドライバーを狙うが、勝俣が耐えるとエプロンにアウフグースを決める。勝俣がトペを狙うと、MAOはプラスチックケースで殴打。松井レフェリーが「子供部屋じゃないだろ!」と注意するが、MAOが「おもちゃ箱!」というと松井レフェリーも渋々認める。MAOがリング内でイスにアームホイップで叩き付けるもカウント2。MAOが背中にブロック玩具を置いて踏み付ける。さらにショルダースルーでブロック玩具の海へ叩き付ける。カウント2。ここからMAOが何度も押さえ込み。勝俣がカウント2で全部返すが一気にMAOは14カウントとなる。MAOは勝俣の上におもちゃの家の一部を置くと、コーナーから「ブロック玩具!」と言いながら箱に入ったコンクリートブロックを叩き付ける。これはさすがに松井レフェリーが注意。追撃を狙うMAOに勝俣がカウンターでドロップキックを放つもMAOはロープに捕まり、勝俣がブロック玩具の海に落ちて大ダメージ。そこからカバーもカウント2。MAOがブロック玩具の箱を持ち出すと、勝俣はロープを使って反転式ドロップキック。ブロック玩具がまき散らされる。勝俣がロープを使って飛びついてのDDTからカバーはカウント2。ブロック玩具へのボディスラムから何度も叩き付けてカバー。ここでMAO18カウント、勝俣12カウントに。勝俣が電車のおもちゃで頭を殴打し、おもちゃのレールなどの上にXファクター。カウント2。勝俣のミサイルキックをMAOがかわすと飛び付き式のレッグドロップ、カウント2。MAOはコーナーに机を設置すると、勝俣を頭から突っ込ませる。しかし勝俣が連続の横入り式エビ固めでカウントを重ねていく。フランケン狙いで飛び付いた勝俣をMAOがライガーボム。カウント2。ここで両者22カウントに。場外に出たMAOが長机を鉄柵に立てかける。子供部屋とは関係ない凶器に松井レフェリーが注意するもMAOは「勉強机!」と主張。MAOがエプロンからみちのくドライバーを狙うも、勝俣は回避。ここから互いの場外の机に攻撃を狙い合うがどちらも回避。MAOが勝俣を蹴って机に寝かせるとMAOがトペ・コンヒーロで勝俣に突っ込む。机ごと大破。リング内に戻りMAOがカバーもカウント2で勝俣は返す。MAOは中央に子供用机を設置し対面で2人は向かい合う。その状態でお互いの頭をおもちゃのレールで叩き合う。MAOが竹串を持ち出すと松井レフェリーが慌てて取り上げる。すると勝俣がMAOの口内にクラッカー。MAOも打ち返し口内クラッカーの打ち合い。最後は両者同時発射。両者ダウンし同時カバーもカウント2。打撃の打ち合いから勝俣が上回り、フェイントからナックル。しかしMAOは机を勝俣のスネにぶつけて机の上に寝かせると、MAOがベイリー譲りのその場飛びのムーンサルト・ダブルニー。カウント2。ここから互いに丸め込み合戦。一気にカウントが加算されここで両者32カウント。残り5カウントとなる。勝俣が¡Hasta la vista!の体勢もMAOがリバース・ケツァル・コアトルでプラスチックケースに叩き付けるもカウント2。MAOは勝俣をコーナーに乗せ、「勝俣瞬馬をぶっ壊す!」と叫んで雪崩式みちのくドライバーⅡを決めるもカウント2。これでMAOは残り1カウント。MAOがプラスチックケースのフタ、プラスチックケースで一撃する。MAOは勝俣の持ち込んだブロック玩具付きバットでフルスイング。カウント1前に勝俣は返す。MAOのアッパー掌底もカウント0で返す。MAOがおもちゃの家を組み上げると、みちのくドライバーⅠの体勢、勝俣は回避し、ここから両者ロープを走って攻撃を狙い合う中で、勝俣が強烈なカウンターのトラースキック、MAOが吹っ飛ぶ。しかしこれはカウント1。勝俣が¡Hasta la vista!でおもちゃの家に叩き付けるもカウント2。勝俣残り2カウント。勝俣は場外に出ると、リング下から取り出した有刺鉄線を身にまとうとコーナーからととのえスプラッシュ。しかしMAOが回避し自爆。MAOが丸め込むも、カウント前に勝俣が切り返す。そのままカウント2を奪取し、37カウントに到達。勝俣がついにMAOからシングル初勝利するとともにEXTREME初防衛に成功した。
  • エンディング

  • 勝俣がMAOにシングルで初白星、EXTREME初防衛! クリスが「正々堂々」挑戦表明もだまし討ち、3・14後楽園でのEXTREME戦決定! ALL OUT解散興行は3・12新木場に!

  • 勝利した勝俣がマイクを取り「MAOちゃ~ん、凄い散らかってるね……(会場笑)やっとMAOちゃんから勝てたよ。嬉しくて目からサウナが……(会場拍手、MAOも拍手)ごめん、感極まって。やっとあなたを37カウントで勝てましたよ。MAOちゃん、今日のメイン、このEXTREMEの初の防衛戦はMAOちゃんとじゃないと出来なかったです、今日はありがとう!」と言うと、MAOも「ありがとうございました!」と言って2人はしっかりと握手し座礼。MAOが勝俣の手を上げる。勝俣が「なんでしょう、いや~みなさん楽しかったですか?(会場拍手)」と言ったところで花道からクリスが登場。勝俣「なんだよクリス!」クリス「大丈夫」勝俣「大丈夫じゃないだろお前! なんだよ! なんとなくわかるもん」クリス「(全て日本語で)勝俣サン、大丈夫。ヒドくない。僕は優しい」勝俣「ホントかよ!」クリス「勝俣サン、試合素晴らしい。凄い(会場拍手)」勝俣「……どうしたのクリス?」クリス「ホントにおめでとうございます」勝俣「ありがとうございます……」クリス「でも僕はそのベルトに挑戦したい。お願いします(会場拍手)」勝俣「ちょっと待って、ちょっと待って、ちょっと休ませてよ」クリス「正々堂々。正々堂々」勝俣「どこで覚えて来たのそんな言葉!? 正々堂々……」クリス「お願いします」勝俣「クリーンファイト?」クリス「正々堂々(両手を重ねて可愛らしく)」勝俣「(笑)ズルいわー~クリスズルいわ~めちゃくちゃ! 正々堂々する?」クリス「正々堂々ください(会場拍手)」勝俣「わかりました。あなたを信じて正々堂々闘うということで、このEXTREMEのベルトを懸けてやりましょう。今林さん、やります! 正々堂々って言ったんで」クリスの挑戦表明を勝俣が受託したため、今林GMが3月14日後楽園でのタイトルマッチを決定。勝俣が急すぎるスケジュールに戸惑うも今林GMは「いっちゃいましょういい流れ来てるんで」と強制決定。勝俣が「3月14日これ(EXTREMEのベルト)を懸けて、正々堂々やりましょう」と言って握手。クリスもこれに応じる、と思いきやいきなり急所蹴り。クリスは「勝俣バカヤロー! それは冗談ですよ! 勝俣大嫌~い! だから3月14日後楽園ホールの大会、EXTREMEタイトル試合、勝俣瞬馬をぶっ壊すじゃない! 勝俣瞬馬をぶっ殺す!」と言ってプレイングマンティスボムの体勢へ。しかし空中で切り返した勝俣が着地すると、トラースキックを一撃。クリスは場外に退避。勝俣「クリスーッ! 信じてたのに~! うわ~ん、痛いよ~! 信じてたのに……今林さん、さっきのキャンセルでお願いします……」とタイトルマッチキャンセルしようとするも今林GMは「いえ、もう決定しちゃったんで。やります」と意に介さず。勝俣「信じてたのに……やりたくない……あんなやつとやりたくないって言ったんだよ……でもキャンセル出来ないっていうことで、3月14日、やりたくないですけど! このベルトを懸けてクリスとタイトルマッチします!(会場拍手)応援よろしくお願いします! MAOちゃん、何かゴメンね待たせちゃって。今日は本当に後楽園に来てくれた皆さん、配信を見てくれてる皆さん、本当にありがとうございました! また3月14日もこのEXTREMEの防衛戦しますので、応援しに来てください! せ~の、熱波WER!!」と2人で大会を締めくくった。その後今林GMからALL OUTから要望のあったALL OUT解散興行が3月12日新木場1stRINGで行われることがアナウンスされた。

    【試合後のコメント】
    MAO 瞬馬、強くなったなあ! どうも瞬馬クンの2年後輩のMAOでございました。ワタクシはキャリア2戦目で勝俣瞬馬にシングルで勝つという、先輩を打ち負かしてしまい、その十字架を背負い、この6年半ぐらいプロレスをやってきたけど、俺と瞬馬がEXTREMEだって言えたらいいんだけど、今日に関しては勝俣瞬馬はEXTREMEでした! DDTは大丈夫でしょう! 会場の雰囲気でわかる。みんなはああいう雰囲気を求めているよね。この時期でこのカードだったことが本当に憎い。いつかみんなが声を出して熱狂してお酒を被りながら高木(三四郎)さんの轢かれる姿を見れる日が来たら、もう一度、勝俣瞬馬と特殊ルールで、DDTにしかないルールでやりたいと思います。きっと彼はこの先も大日本プロレスなどさまざまな場をEXTREMEに踏んで強くなることでしょう。ねえ、瞬馬クン。見てないでおいでよ。
    勝俣(コメントに加わって)ごめん、全然聞いてなかった。
    MAO 強くなったなってコメント出してたんですわ。
    勝俣 ありがとう。楽しかったね。
    MAO 勝負においてね、楽しかったねと片付けるのはよくないとは思うけど楽しかったですよ。
    勝俣 もちろん勝ち負けは大事だよ。
    MAO そんなのは大前提。みんな知ってる。
    勝俣 でも俺らが楽しまないと、お客さんも楽しくないから。
    MAO なんかナメられた感じがあるじゃないですか。「DDTにはプロレスがない」みたいな言われ方されるじゃないですか。本当にムカついてて。DDTに本当のプロレスがなかったら、こんな規模には絶対なってないし。確かに自分がデビューしたぐらいの年から右肩に下がっていたかもしれないけど、それは過渡期だと思って、ここからDDTは上がるしかないし、DDTナメんなよって瞬馬クンがリング上でボソッと言ってました。
    勝俣 ごめん、一言も言ってないけど(苦笑)。でもそうだよ。同じ気持ちだよ。
    MAO ゼロで返されてビックリしたよ。
    勝俣 あのへん覚えてないわ。でもあと1カウント取られたら負けということを体が覚えていたんだろうね。勝手に動いていた。どうでしたか?
    ――今回、効いたアイテムは?
    MAO 37(サウナ)カウントルールでしょ! 37カウント取るのに何回フォールしなきゃいけないんだよっていう話で。イギリス遠征でいろんなフォールの取り方を勉強してきたつもりだけど、あんな散らばったルールできれいにレスリングなんかできない!
    勝俣 痛かったなあ、レゴ。
    MAO フォールされて返すだけで激痛。で、37カウント取るんだよ。
    勝俣 キチ●イだね。
    MAO キチ●イだよ。ナメられたくないし。
    ――次の防衛戦の相手がクリス選手に決まった。
    勝俣 やりたくないって言ったんだよ、リング上で。なんとなくわかったらか。信じてたのに。結局、ああいう男だなって思ったんだよね。すごく気持ちが落ちましたけど、頑張ります。
    ――ルールは王者が決められる。
    勝俣 次、一騎当千もあるし、これのことも考えていたので、今は何も考えられてないけど、頑張って考えます。


    クリス DDTに来たときからずっとカツマタのことは大嫌いだった。カツマタがチャンピオンになったことで、やっとカツマタからモノを奪うことができる。かつて彼が俺からTwitterを奪ったように、カツマタからベルトを奪って同じ気持ちを味わわせてやる。カツマタがベルトを獲った時からずっとこのタイミングを伺っていた。復讐以外の何物でもない。アイツのせいで新しいTシャツも血まみれになってしまった。それもお返ししなきゃいけない。絶版のTシャツなのに。TwitterのぶんもTシャツのぶんもやってやる。クソだ。EXTREMEに挑戦するにあたって調べたところ、高梨さんもこのベルトを持っていたので、それも欲しい理由の一つ。だけど、9割方はカツマタへの復讐だ。リング上だとTwitterの凍結される心配がないので、堂々と「カツマタをぶっ殺す」と言えて気持ちがよかった。リングの中だと凍結される心配がないので嬉しい。
    ――ただルールは王者が決められる。
    クリス 知らなかった(苦笑)。ヤバイ、ガンバル。
    ――ハードな試合とコミカルな試合、どちらがいい?
    クリス 痛いのは嫌いなので本当はコミカルが好きだけど、対カツマタにおいては痛めつけることができるのでハードなルールを望むね。

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