UNIVERSAL** **王者・飯野雄貴が大奮闘のTo-yを制し王座V2!「ずっと小嶋と呼んでたけど、今日からTo-yと呼ぶ」
10月13日、アクロス福岡で「God Bless DDT 2024 TOUR in FUKUOKA」が開催。DDT UNIVERSAL王者の飯野雄貴が奮闘した若手のTo-yの挑戦を退け、王座V2に成功した。
飯野は9・29後楽園ホールで納谷幸男を倒して初防衛を果たして、勢いに乗る。一方のTo-yは執念での挑戦アピールを認められて同王座初挑戦となった。
試合は開始早々、チョップ合戦となり、場外でもチョップの応酬に。リングに戻っても激しいチョップの打ち合いに。To-yがコーナーに押し込んでマシンガンチョップを繰り出せば、飯野もマシンガンチョップで反撃し、壮絶なチョップ合戦に。To-yは不思議の国の小嶋~コジマワンダーランド~、ダイビング・ボディアタックと攻め込むと、飯野はスピアで応戦。さらに飯野はラリアット3連発からスピアを叩き込んで3カウントを奪取。戦前の予想では飯野の圧倒的有利は動かなかったが、To-yの大奮闘が目立った一戦だった。
飯野は「To-y、俺はおまえをずっと小嶋(斗偉)って呼んでた。でも、おまえを今日からTo-yと呼ぶ。おまえのチョップ、技、タフさ、素晴らしい。でも俺のパワーとBURNINGで、俺はこのUNIVERSALを防衛した。もっと熱いBURNINGをしたい! To-y、サンキュー!」とTo-yの健闘を称えた。
敗れたTo-yは「強すぎた。バケモノだ。パワーが化け物過ぎて、1vs1じゃ耐えきれなかった。体はボロボロで。最後までへし折る気でいって、やられたけど、まだ絶対あきらめないからな。今の僕じゃたどりつけないだけで。絶対にまた生き返って、ぶっ倒してやるからな。次こそ絶対へし折ってやる!」と近い将来のリベンジを期した。
しゅんまおがエニウェアフォール戦で梅田&松永を退けKO-Dタッグ王座2度目の防衛!「いつでもどこでもリングがあってもなくても、やりたいヤツかかってきなさい!」
KO-Dタッグ王者組のしゅんまお(MAO&勝俣瞬馬)が梅田公太、松永智充組を退け、2度目の王座防衛に成功した。
2014年のDNA旗揚げ戦でデビューした梅田は、2019年にDDTを退団してフリーとなり、現在は九州を拠点に活動中。MAOにとっては“一番怖い先輩”で、勝俣にとっては“一番怖い後輩”だという“怖い”存在。当初、この一戦はノンタイトル戦の予定だったが、しゅんまおが「いつでも誰とでもどこでも防衛戦をやる」と発言したのを、今林久弥GMが聞き逃さず、タイトル戦に変更された。
試合前、王者組が「エニウェアフォールマッチ」での対戦を要望し、挑戦者組がこれを受諾した。「しゅんまお」はMAOがラ・ケブラーダ、勝俣がトペ・コンヒーロを同時に発射。その後、エニウェアフォールマッチとあって、大場外戦に発展した。リングに戻ると、梅田が強烈なキックで勝俣を追い込めば、MAOは梅田にハリウッドスター・プレスを繰り出す。ラダー上に勝俣と梅田が上がりエルボー合戦。MAOが場外でテーブルを立てて、松永を寝かせると、リングのラダー上から勝俣がサウナトランス・スプラッシュを投下して、場外で3カウントを奪った。試合後、勝俣は握手を求めるも、梅田は拒否した。
MAOは「カードを決められた時は潮時かな思ったけど、こうして俺たちの手元にベルトがあるぜ。俺たちって最高だぜ。初めて見ただろ? こんなきれいな会場でのエニウェアフォールマッチって。らしさを出せて勝ててよかった。次の防衛戦、決まってないけど、いつでもどこでも、リングがあってもなくても、むしろないほうがやってみたいかな。路上でもどこでもやりたいヤツ、かかってきなさい!」と怪気炎。そして、11・28新宿FACEでのDNA10周年興行に関して、「そこに梅田さんの参戦もある。散り散りになって、こうやってみんなで集まれるのはうれしい。そこにKO-Dタッグ持って行ければうれしい」と話した。
梅田は「今日はエニウェアだったんで、次は通常ルールで2人ともやって。次はシングルで、飯野(雄貴)でも、縁のある中村(圭吾)でも、誰でもいいんでやりたい。対峙して懐かしいと思ったけど、5年ぶりくらいにやって、自分の5年の方が充実してたんじゃない。樋口(和貞)が復帰したらやりたい。それまでプロレス続けようと思います」とコメントした。
KO-D** **無差別級王者・青木真也、HARASHIMA組との最後の前哨戦で勝利も弱気発言!「勝ったけど、内容は負け」
10月20日の東京・後楽園ホールでKO-D無差別級王座戦を戦う王者の青木真也が、挑戦者・HARASHIMAと最後の前哨戦に臨むも、不安要素が露呈し弱気な発言を残した。
この日、青木は上野勇希と組み、HARASHIMA、正田壮史組と激突。青木とHARASHIMAはレスリングの攻防でしのぎを削り、押さえ込みの応酬でヒリヒリな戦いに。エルボー合戦を繰り広げると、HARASHIMAがジャンピング・ハイキック、リバース・フランケンシュタイナー、そして蒼魔刀と怒涛の攻め。正田の正田のチカラKOBUムキムキを踏ん張った青木は変型首固めで丸め込んで3カウントを奪い、勝利はモノにした。
バックステージで青木は「勝ったけど内容は負けです。追い込まれた。やっぱりもらっちゃダメだな、蒼魔刀。もらうと頭真っ白になるな。あと1週間で調整きくか分かんないけど、一生懸命やります」と王者とは思えぬコメント。
一方、HARASHIMAは「探り合いで、勝負を競いながら結構心理戦になったと思うけど。すごいヒザ応え、手応えがあって。必殺技が決まれば通用するってことが再確認できた。後楽園に向けて全力でいくだけ」とベルト奪還の手応えを感じていた。
また、第二試合では14日の熊本・エルセルモ八代大会で開催されるKO-D6人タッグ王座戦(王者組=佐々木大輔&KANON&MJポーvs挑戦者組=彰人&納谷幸男&石田有輝)の前哨戦(佐々木&KANON&ポーvs彰人&納谷&須見和馬)が行われ、KANONが磔式コブラツイストで須見を破り快勝。試合後、DAMNATION T.Aはセコンドの石田の髪の毛をハサミで切ろうとする暴挙も、彰人と納谷がなんとか制止した。
地元凱旋大会となる石田は「あんな卑怯なヤツらがKO-D6人タッグ持ってるのが許せない! あのベルト地元で獲って、どすこいしてやるからな!」と怒り心頭。かたや佐々木は「石田、生意気に凱旋だ? 明日てめえは地元で一生忘れられない恥をかくんだ。一生凱旋なんか、する気なくしてやる。恥ずかしくて熊本の道、歩けなくしてやる!」と毒づいた。
☆今大会はWRESTLE UNIVERSEで10月16日(水)配信予定!
https://www.wrestle-universe.com/ja/