アンダーマッチ 15分一本勝負
中村と岡谷の先発で試合開始。ヘッドロックに捉えた岡谷だが、中村はすぐに脱出。高鹿が納谷にショルダータックルでぶつかっていくが、納谷は倒れない。逆にボディスラムで叩き付けた納谷。そこに中村が低空ドロップキック。さらに中村は打点の高いドロップキック。高鹿はフォアアームで納谷に向かっていくが、エルボー一発でなぎ倒した納谷は、ニーリフトを連打すると首を捻りあげる。ロープに逃れた高鹿だが、中村がサマーソルトドロップ。高鹿もミサイルキックを何とか貸して岡谷にタッチ。エルボーからフラップジャックを決めた岡谷はミサイルキックを発射。さらにブルドッキングヘッドロックからノーザンを狙う。しかし中村はこれを防御するとミサイルキック。ここから納谷がコーナースプラッシュをお見舞い。岡谷もジャンピング・ネックブリーカーを返してタッチ。高鹿はくし刺しショルダーからランニングエルボーで何とかなぎ倒すが、納谷は首相撲からニーリフトを連打するとビッグブーツ。しかし岡谷が入ってきてトレイン攻撃からダブルのブレーンバスター。納谷は高鹿をカウンターのスクラップバスターで叩き付けると、ランニングニーリフト。これをカウント2で返してみせた高鹿だが、納谷はダメ押しのチョークスラムで叩き付けて3カウント。
第0試合 30分一本勝負
彰人は副社長らしくワイシャツ、スラックス、ネクタイ姿で登場。クロちゃんは黄色のツナギ、ヒカリは特攻服姿。大仁田が革ジャンでクロちゃんに殴りかかって試合開始。高木が黒田にドロップキックを叩き込むと、伊藤とヒカリはエルボーの打ち合いから伊藤が飛び付きDDT。彰人がクロちゃんをリングに上がると、クロちゃんは大仁田に向かって「来いよ弱虫! オマエに俺は勝ってんだからな!」と挑発。すると早くも電流爆破バットを持った大仁田。さすがにクロちゃんが動揺する中、大仁田はサイレンに手を掛ける。ジラしながらボタンを押した大仁田だが、クロちゃんはヒカリを盾にする。しかし黒田がバットを奪い取ってクロちゃんに渡す。クロちゃんは大仁田に向かってバットをフルスイングし電流爆破。高木がヒカリをボディスラムで叩き付けるが、これに怒ったヒカリは高木の脳天にイスを振り落としてから、ボタンを押す。そして高木に向かってバットをフルスイングして爆破。ここで大仁田がテーブルをセットし、黒田を叩き付けると、テーブルの上でパイルドライバー。しかしテーブルが割れず、黒田には逆に大きなダメージが。彰人がイスを掲げるが、ササダンゴが蹴りで防御。逆にイスの上にアトミックドロップで彰人を叩き付けるが、彰人も黒田を羽交い締めに。そこに大仁田がイスを振り下ろすが。黒田がかわして彰人に誤爆。大仁田がササダンゴにイス攻撃を見舞うと、伊藤がヒカリに世界一可愛いナックル。そこからボタンを押した伊藤はバットを振り上げるが、かわしてヒカリもバットを持つ。両者は電流爆破バットの相打ちとなり、倍の爆音が響き渡る。ここでクロちゃんがイスを手に「一騎打ちで勝負つけようじゃねぇか!」と大仁田を挑発。大仁田がリングインすると、イスを振り上げたクロちゃん。すると大仁田はバットを手にボタンを押す。「聞いてないから!」と狼狽するクロちゃんは、大仁田の視線を反らしておいてイス攻撃。しかし背後から伊藤が急所攻撃。そこに大仁田が爆破バットをフルスイングして爆破。そのままカバーして3カウントを奪った。試合後、勝った大仁田がクロちゃんに力水をぶっかけて、文字通りこれまでのことを水に流して和解……したかと思われたが、大仁田は高木と共に肩を組むと「事務所行くぞー!」と怯えるクロちゃんを連行していった。
【試合後のコメント】
大仁田 おい!
高木 あんたはレスラーに手を出したんだよ!
クロちゃん (大仁田がクロちゃんに無理やり水を飲ませる)ゲボボボボ!! ごめんなさい!! 医務室行かせてよ!! 謝ったからもういいじゃん!!
高木 色々ありましたど許してやりましょうよ。
大仁田 こいつ、レスラーの素質があるよ。おまえレスラーの素質があるよ。
クロちゃん どういうこと……?
大仁田 プロレスラーになれ!(クロちゃんにビンタ)
クロちゃん 痛いっ!! 待って待って待って……
大仁田 お笑いやめろ!
クロちゃん 無理無理無理!
大仁田 やめた方がいいよな?
彰人 やめた方がいいです!
高木 大仁田さんの事務所入れ!
クロちゃん 個人事務所は嫌だって!
高木 プロレスはそっちでやれ!
クロちゃん せめてDDT所属にして!
大仁田 何だこの野郎! 差別したよこいつ。
クロちゃん 区別だから!!!
高木 反省してないですね!
クロちゃん (土下座しながら)ごめんなさい!!
高木 大仁田さんに育ててもらえるなんてなかなかないですよ!?
クロちゃん こいつの下、誰も育ってないじゃん!
大仁田 おまえ失礼だな!!(クロちゃんの頭を叩く)
伊藤 おまえ!!! 大仁田さんの事務所に入れ!!!! そこでプロレスラーになれ!!!
クロちゃん いや、お前も入れよな……
高木 大仁田さん、もう軍団入れちゃいましょう!
大仁田 クロ、チャンピオンベルトほしいか?
彰人 巻きたいだろ?
大仁田 おまえは!! おまえは!! 新日本プロレスと全日本プロレス、どっちが好きなんじゃあ!!
クロちゃん ……全日本プロレス
一同 おぉ〜〜〜〜〜
クロちゃん 良かった……? 大仁田さんが全日出身って知ってるもん!
大仁田 その割には舐めたことしてくれてんな!
クロちゃん そっちからへんなこと始めたから!
大仁田 ちょっと、案を考えました(クロニタ軍団、ニタクロ軍団と書かれたボードを取り出す)。
クロちゃん なに??
大仁田 クロニタ軍団、ニタクロ軍団どっちがいいか?
クロちゃん どういうこと??
大仁田 お前は軍団に入るんだよ!
高木 だって今日負けたんだから。大仁田さんの軍団に入るんだよ。あとはネーミングですよね。
大仁田 俺はニタクロかな。
クロちゃん 似たもののクロちゃんみたいになりますよ!
大仁田 文句を言うな!(クロちゃんの頭を叩く)
クロちゃん 俺的には クロニタがいいと思うけど!
大仁田 じゃあクロニタ。
クロちゃん 待って待って、どっちか聞かれたから言っただけじゃん!!
高木 クロニタ軍団ね!! 結成ですよ! ベルト欲しいでしょ!
伊藤 クロニタ軍団だ〜!!
(そこにスーパー・ササダンゴ・マシンが入ってくる
ササダンゴ 自分もどうせなら軍団に入りたいんですが……
(乃蒼ヒカリも入ってくる)
高木 乃蒼ヒカリ、おまえだけは許さないからな!
乃蒼 なんで〜〜
クロちゃん ちょっと待って! みんな同じチームなの!?
ササダンゴ あれだけの電流爆破やったらみんなもう仲間なので!
高木 みんなで共通の目標考えましょう! DDTのベルトみんなで取りましょうよ!
大仁田 よし! クロニタ軍団で決定!
クロちゃん 決定なの!?
高木 団体の垣根越えていくからな! クロニタ軍団! 結成だ!!
クロちゃん ……ベルト取るぞ〜!
大仁田 マネージャー!! いいだろ?
マネージャー (OKのジェスチャー)
クロちゃん 勝手に決めんなよ! おいだったらみとけよ! この最高の8人で末広り! 幸せを届けるからな! みとけよ!
オープニング
メインの特別立会人・小橋建太さんが開会宣言!
井上リングアナに呼び込まれ、メインの特別立会人である小橋建太さんが『GRAND SWORD』に乗って登場。リングに上がった小橋さんは夕立が降り始めた中、「現在コロナ禍で厳しい、キツイ状態ですが、皆さん前を向いて頑張っていきましょう! 今日は最後まで試合を楽しんでください」と挨拶すると、大会の開会宣言をしてから「いくぞー!」と叫んで青春の握り拳を握った。
オープニングマッチ 30分一本勝負
スペシャル10人タッグマッチ~エル・ユニコーン&イルシオンデビュー戦
※変形ダブルニースタンプ
10代プロジェクトのユニコーンとイルシオンのデビュー戦。飯野が「直巳、来い!」と執拗に挑発するが、先発はユニコーンとイルシオン。ショルダータックルでなぎ倒したイルシオンだが、ユニコーンはロープに飛び乗ってバック転フェイント。そんなユニコーンを突き飛ばしたイルシオンだが、ここで飯野と吉村がリングイン。ショルダータックルでのぶつかり合いから吉村が逆水平チョップ。しかし飯野はスピアをブチ当てるとハカエルボー。かわした吉村は岡田にタッチ。ミサイルキックで飯野を吹っ飛ばすが、TAMURAがヒザへの低空ドロップキック。さらにエルボーの打ち合いからTAMURAはグーパンチ。2発目をキャッチした岡田はランニングエルボーを返して礼夢にタッチ。ランニングエルボーでTAMURAをなぎ倒すと、低空ドロップキック。TAMURAもカウンターのアックスボンバーを返すと渡瀬にタッチ。フォアアームで向かっていく礼夢だが、渡瀬は受け止めた上でエルボーを返す。さらにカウンターのドロップキック。礼夢もコルバタを返すと、逆さ押さえ込みからブレーンバスター。ここでHARASHIMAと岡林がリングイン。HARASHIMAがスワンダイブ式ボディアタックを出すが、キャッチした岡林はボディスラム。逆水平チョップを叩き込むと、HARASHIMAもミドルキックで応戦。さらにカウンターのジャンピングハイを叩き込むが、岡林も返す刀でラリアット。そこからお互いのチームが合体ブレーンバスターを狙って数珠つなぎになっていく。最後にユニコーンとイルシオンがその上にノリ、イルシオンがユニコーンをブレーンバスターで投げると、岡林組が合体ブレーンバスターで投げる。再びユニコーンとイルシオンがエルボーの打ち合いになると、ユニコーンがソバットから飛び付くが、イルシオンはスタナーで切り返す。ダブルアーム式フェースバスターで叩き付けたイルシオンは、さらに旋回式ダブルアーム式フェースバスター。これを岡田らがjカットするが、イルシオンは岡田に飛び付き式フェースクラッシャーからミサイルキック。さらにイルシオンと渡瀬がノータッチトペコンを同時発射すると、HARASHIMAもスダンダイブ式プランチャを返してイルシオンをリングに戻す。そこにエプロンに出たユニコーンがイルシオンの腕を取り、ロープに飛び乗ると場外にケブラーダを発射。リングに戻ったユニコーンはドラゴン・ラナを決めるがカウントは2。ならばとイルシオンの肩に直立で乗ったユニコーンは、そこから変形ダブルニースタンプで押し潰して3カウントを奪った。
【試合後のコメント】
イルシオン 正直めっちゃ悔しい。でも負けは負け。今始まったばっかの俺のプロレスラー人生、たった1回の負けくらい悔しいけどあげてやるよ。でも、次決まってんだろ、8・29仙台! 俺があいつをぶっ潰しておめぇの今日の勝ちも全部、幻にしてやるよ。クソッ!
飯野 直巳はどこだよ、直巳は!? 直巳は、直巳はどこだよ!? おめぇが直巳か!?
岡林 直巳って誰や!?
飯野 直巳――っ!(叫びながら退室)
岡林 また、機会があったらやりましょう。ありがとうございました。
渡瀬 礼夢選手、ハートが凄い良かった。また是非。
TAMURA こうやって相手の彼(ユニコーン)も10代、礼夢も10代。この川崎で生まれたっていうのは事実なんで。プロレス界の未来は川崎から始まると言っても過言ではないと思うんで。頑張って。
イルシオン 最後に一言だけいいですか? 負けといてアレだけど、俺はせっかく10代プロジェクトでデビューしたんだよ。10代のうちにKO-D巻いてやるよ。この10代プロジェクトとDDT本体がどうやって関わっていくかわかんないけど、でもチャンスはあんだろ? 俺がKO-D戴冠の最年少記録塗り替えてやる! お前夢見過ぎだよとか、お前には無理だっていってるやついんだろ? でもちょっとくらい夢見てもいいでしょ。だって今日はWRESTLE PETER PANだから。ピーターパン症候群、なってやるよ! そこまでしてでもKO-D巻いてやる! 以上!
HARASHIMA DDT初の屋外ビッグマッチ。この凄いメンバーで試合できて、みんなの活躍、特にユニコーンのお陰で勝てて、第一試合で良いスタートを切れて良かったです。
ユニコーン 今日デビュー戦で勝てたことは凄く嬉しいです。記者会見で言った通りチーム一丸でできたと思うし、勝ちも狙えたのでそれが凄く嬉しいです。ありがとうございました。
今井 DDTさん、初めて参加して凄く楽しかったです。またDDTさんの試合にまた参加させてほしいです。ありがとうございました。
――仙台ではイルシオンと一騎打ちだが?
ユニコーン 今日はタッグ。仙台はシングルで自分の力が試されると思うので仙台はしっかり勝って、10代プロジェクトを広めて、同世代にプロレスを伝えたいと思います。
第二試合 各30分一本勝負
再試合 各30分一本勝負
ダブルシングルマッチ
※レフェリー一同が揉めたため。
再々試合 30分一本勝負
ディーノとアントンの曲が同時に流れる中、二人一緒に入場してそれぞれのリングにリングイン。続いて大鷲と平田も両者の曲が同時に流れる中を入場。お立ち台から大鷲に落とされた平田だが、セグウェイに乗って花道を滑走。二つのリングでディーノとアントンがほぼ同時に奇襲攻撃を仕掛けて試合が始まるが、ディーノは平田を、大鷲はアントンを押さえ込んでまさかの秒殺同時決着。引き上げていく選手たちだが、今林GMが「待て! 待て! 待て! メインリングとサブリングが同時に始まって、同時に秒殺決着って、そんなのあるのか?」と言い放つと、そもそも二つのリングで同時に試合をするのは見づらいということで、メインリングで二つのシングルマッチをやれと命令し、再試合のゴングを鳴らす。ディーノと平田が殴り合う横で、大鷲はアントンにスリーパー。松井レフェリーと木曽レフェリーまで揉め出すカオス空間になると、選手たちが二人のレフェリーを止めるという異常事態となり、ノーコンテストを告げるゴングが鳴らされる。再び今林GMが「どうするんだよ、この試合よ! もうこうなったら再々試合だな。松井さんと木曽さんも加わってもらって、二つのリングで対抗戦をして勝ったほうが真の第二試合だな!」と言い出し、自らレフェリーをやることを買って出る。ディーノ&平田&松井vs大鷲&アントン&木曽による6人タッグマッチとなると、大鷲組は三人で平田に南部式ナックルから木曽がバイオニックエルボー。しかし松井が木曽の足をすくって倒すと、ディーノ組はトレイン攻撃。さらに松井の逆水平チョップから海援隊ばりに三人でポーズ。大鷲とアントンがカットに入るが、松井がダブルラリアットで大鷲とアントンを吹っ飛ばすと、ディーノが木曽にリップロック。松井がカバーするが、自らカウント2で引き起こすと、首をかっ斬るポーズからブレーンバスターを狙うが、首固めで切り返して木曽が逆転の3カウントを奪った。
第三試合 30分一本勝負
スペシャルハードコアタッグマッチ
※プレイングマンティスボム
The 37KAMIINAが奇襲攻撃を仕掛けていって試合開始。MAOがプラケースを手にすると、クリスは持参した鎌を振りかざす。うまくジャンプしてかわしたMAOは、プラケースで鎌攻撃をブロック。続いて葛西と勝俣がエルボーの打ち合い。そこからクラッカーを鳴らす勝俣に対し、葛西は「Why?」。逆に勝俣の口の中にクラッカーをねじ込んで鳴らした葛西は、勝俣のレゴブロックをリング上にバラ撒き、その上にボディスラム。場外に出ると葛西はMAOをボディスラムで叩き付け、クリスがテーブルをセット。その上にMAOと勝俣を乗せると、葛西がコーナー上からダイブしてテーブルクラッシュ。勝俣をリングに戻すと、イスを振り上げる。かわした勝俣はイオスごとドロップキックで吹っ飛ばすと、レゴ付きバットでフルスイング。続いてMAOがくし刺しニーからプラケースを持ってのハリウッドスタープレス。葛西が’飛び込んで来るが、MAOはビヨーンで場外に追いやると、プラケースを持っての宇宙人プランチャ。クリスがトペを狙ったが、MAOはプラケースで殴打して迎撃。リングに戻った勝俣はレゴが入ってバケツを葛西に投げつけると、ずた袋を持ち込み、中から大量のレゴブロックを撒き散らす。MAOがトンボで場を慣らすと、勝俣は裸足になる。すると葛西は「俺も男だ!」と言ってブーツを脱ごうとするが、時間がかかる。待てずに襲いかかった勝俣だが、葛西はドロップキックで迎撃。さらに勝俣のムーンサルトプレスをかわす。素足でブロックの上に着地した勝俣は、痛がりながらも丸め込む。MAOが巨大クラッカーを鳴らしてアシストするが、クリスがラダーを持って飛び込む。勝俣あがラダーを奪い取って首を入れるが、クリスはコーナーに叩き付けると、イスで殴打。さらにラダーをコーナーに立てかけたクリスは、勝俣をアラバマスラムでラダーに叩き付ける。さらにセットしたラダーに登っていくが、MAOがロープからローリングセントーンでアタック。しかし葛西が竹串をMAOの脳天に突き刺して花を咲かせる。勝俣が竹串を奪い取るが、背後からクリスが逆に勝俣の脳天に突き刺す。しかしThe 37KAMIINAの二人も葛西とクリスの脳天に竹串の花を咲かせると、MAOはクリスにみちのくドライバーII。続いて勝俣がファイアーバードスプラッシュ。クリスがかわすと、MAOがキャノンボール450°。これもクリスがかわすと、葛西がパールハーバー・スプラッシュ。カウント2で返されると、勝俣がエプロンで葛西を肩口に抱え上げるが、背後からクリスがプラケースで殴打。そこからクリスは勝俣に奈落式デスバレーボム。葛西はMAOの脳天にイスを振り下ろしていくが、MAOは気合いで耐えてナックルパート。さらにみちのくドライバーIでカウント2まで追い込むと、ラダーの上に登っていく。しかしクリスが追いかけていったプラケースで殴打。ラダーの上からダブルアーム・スープレックスで投げると、葛西がドロップキック。さらにダイブしてきた勝俣を小型ノコギリで殴打して迎撃。そこから葛西が勝俣にリバース・タイガードライバー、クリスがMAOにプレイングマンティスボムを同時に決めて3カウントを奪った。
試合後、マイクを持った葛西が「オイ、MAO、勝俣! 今日やるまではオマエらのことをゆとり系ハードコアなんて言ってたけど、今日実際にやってみたらすげーファンタスティックで、すげー刺激的だったよ。9月9日で47歳になるおっちゃんに、夏休みの素敵な思い出をありがとう。…いや、思い出になんかにしちゃいけねえ。今日が始まりだ」とメッセージを送った。
【試合後のコメント】
葛西 やる前はあいつらのこと『ゆとり系ハードコア』って言ってたけど。まぁ、やってみねーと分からないもんだな。面白かったよ。ファンタジーファンタジー! 実にファンタジー! それでエキサイティング! そして刺激的だ! 夏休みの良い思い出じゃねぇ! これが始まり! そして、あいつらに永遠に解けない夏休みの宿題をやる! 葛西純を攻略してみろ! まぁ永遠に解けないだろうけどな。そして隣にいるクリスだ。
クリス (葛西の凶器が)怖い……
葛西 (今日は)ありがとう!
クリス アリガトウゴザイマス!
葛西 今日は組んだけどよ、おまえもすげー刺激的な男だ!
クリス ホントニアリガト! でもカサイさん映画で忙しいからスケジュール厳しんじゃないデスカ?
葛西 そうか。まぁ、映画は撮り終わってるから時間はたっぷりある。一言言っておくよ。俺っちは焦らされれば焦らされるほどギンギンになるし、燃えてくるんだよ。楽しみにしておけよ(コメントブースから退出)。
クリス ヤダ。コワイ。なんで同じ控室なのに先に帰るんだ? ちょっと怖いからボクは駐車場で着替えるよ。
【試合後のコメント】
MAO 瞬馬! KO-Dタッグなんか持ってる場合じゃねぇ!
勝俣 だなぁ!……だなぁって言っちゃった。いやいやいや持っとくけど!
MAO KO-Dタッグは足かせになる。多分。
勝俣 まぁまぁまぁ、言いたいことはわかる。
MAO 瞬馬が結果を出せて俺は凄く嬉しかったけど、ちょっと今日の方が悔しいんじゃない?
勝俣 悔しいね。
MAO 最後も何かいい感じに言われたけど、結果負けたね。
勝俣 そうだなぁ、ちょっと……まだ足りなかったな。
MAO 足りなかったとかそういうんじゃなくて、今始まったんだよ。
勝俣 そうだな。
MAO 今日この旧川崎球場から始まったと思った、今。
勝俣 始まったね。
MAO 始まったんじゃないか、この等身大の一番痛みの伝わるプロレスをしたんじゃないか? 今日は過去でも痛い部類に入ったよ。アゴ折った時よりも痛かった。眼窩底折った時より痛かったんじゃないの? 皮膚は切れなくても、皮膚の下はズタボロだよ。こういうことだよね、俺たちがやっていかなきゃいけないことは。今日スタートラインに立ちましたね。
勝俣 立ったな。
MAO あっ、KO-Dタッグは持っててね。
勝俣 もちろんもちろん。防衛していくよ。でもそのうえで俺たちの。
MAO 俺たちの路線決まったんじゃないかな。こういうことでしょ。
勝俣 俺とMAOはくっ付いて、離れて、くっ付いて、今ここに居るけども、やっぱり楽しいな! 俺は闘ってても組んでてもシュンマオってのは楽しいな。
MAO ピンと来たね。ピンと来ました。この旧川崎球場で。
勝俣 今日も血流して興奮したよ。最近大日本のデスマッチもしてなかったし、刺激が足りなかったと自分でも思ってるから。今日は葛西純と闘えて、思い出じゃなくこれが始まり。俺は葛西純とこのDDTで、DDTのリングで絶対にいつかデスマッチをやる。DDTらしいこの俺らの試合もMAOとやっていくし、葛西純を世界に連れ込むけども、俺一つ出来たよ。デスマッチをちょっとDDTでやってみたいってね。葛西純、いつか俺の挑戦受けてください。
勝俣&MAO いくぞー! ねっ、ねっ、熱波WER!!
第四試合 60分一本勝負
KO-D6人タッグ選手権試合
※Fuckin'BOMB。第43代王者組が3度目の防衛に成功。
またも高尾が坂口の目の前でベルトを投げ捨て、坂口が襲いかかって試合開始。リング上では赤井が両手を後ろに組んで挑発するが。火野はチョップを打たずにコーナーに下がる。高尾は樋口にサミングを見舞っていくが、樋口はカウンターのショルダータックル。赤井は高尾ではなく、控えの火野に殴りかかるが、背後から高尾が襲いかかり、そのまま遠藤にタッチ。ヘアーホイップで投げた遠藤が逆水平チョップ。続いて高尾も逆水平チョップ。ここで火野がリングインし、両手を後ろに組んで逆に挑発。赤井はエルボーを打っていくが、火野はビクともしない。ここで遠藤がブレーンバスターを狙うが。踏ん張った赤井はオーバーヘッドキックをかわして、コルバタからのアームドラッグで投げる。タッチを受けた坂口は遠藤にボディブロー。高尾とエルボーの打ち合いになると、「座れ」と要求。お互いにリング上に座り込んだ状態でエルボーを打ち合うと、そこから立ち上がって蹴り飛ばす。高尾もランニングエルボーを返すと、遠藤が入ってきてトレイン攻撃。しかし蹴りで迎撃した坂口は樋口にタッチ。樋口のエルボードロップをかわした遠藤は、オーバーヘッドキック。しかし火野の突進をかわしてくし刺しラリアットを叩き込んだ樋口は、カウンターでオクラホマスタンピート。火野も樋口の立ち合いをキャッチしてヒノスープレックスで投げる。ここで赤井がアシストに入り、樋口がドロップキック。さらに赤井は「舐めるなオラ!」と叫びながらミドルキック。ハイキックでようやくグラつかせたが、ダイビング・クロスボディーをキャッチした火野は余裕のクリーンブレイク。怒った赤井は張り手を叩き込むと、掌底の連打からハイキック。さらに水面蹴りから新人賞をブチ込むとビッグブーツ。ここでついに火野が逆水平チョップを赤井に叩き込む。坂口と樋口がカットに入るが、高尾と遠藤が蹴散らしていくと、遠藤がスワンダイブ式シューティングスターアタックを場外に向けて発射。リング上では火野が逆水平チョップを叩き込むが、気迫で立ち上がったエルボーで向かっていく赤井。なおも逆水平チョップを叩き込む火野に対し、赤井は張り手とビッグブーツで応戦すると、両手を後ろに組んで挑発。火野は逆水平チョップを叩き込むがカウントは2。絶叫する赤井にラリアットを叩き込んだ火野だが、これもカウントは2。赤井は必死で張り手を打っていくが、火野は逆水平チョップからFuckin'BOMBで叩き付けて3カウントを奪った。
6人タッグ王座3度目の防衛に成功した火野は「オイ、そこの女! 会見でも言ったけど、やっぱオマエいい女やな。もうひとつ、もうひとつ! 赤井沙希、オマエは本物のプロレスラーやな」と赤井を認める発言をしてリングを下りた。
【試合後のコメント】
坂口 大丈夫か?
赤井 (無言でうなずく)
坂口 よく頑張ったよ、赤井が。いい生き様見させてもらったよ。俺らはまだまだ死んでない。火野相手にあれだけやれんだ、これで今日うちのチームは一歩歩いたかもしれない。赤井の頑張りに俺らも火付いたよ。殺ってやる。
樋口 試合前からゴチャゴチャ、坂口さんから言ったように生き様なんだよ。しっかり見させてもらった。自分と坂口さんの番だと思います。
坂口 生き様見させてもらったよ、生き様見させてなんぼだろ? その生き様っていうのは今日赤井に見させてもらった。その赤井を応援出来なかった俺らが恥ずかしいくらいだ。今日は今日、また明日から歩いていく。
遠藤 予想通り防衛。V2。イージーでしたね。
火野 もっと面白『くない』と思ってた。
遠藤 なるほど。上を行ったってことですね。
火野 2対3のハンディキャップマッチみたいなもんかな、と思って試合してみましたけど。
遠藤 3対2.1ぐらい。
火野 ははははは! そうね。まぁ、彼女も頑張ってたね。ちゃんとプロレスやってた。だって結構技受けたよ?
遠藤 ボコボコに殴られてましたよ。
火野 ワシのチョップも受けてたよ。高尾くん、3発でギブアップするのに。赤井沙希は4、5発受けてたよ。
高尾 実は俺が一番弱かったってこと?(笑)
遠藤 こっちのハンディキャップだったってこと?
高尾 いま気づいたわー! 全然気がつかなかった。まぁ、金髪、凄い俺にくるけどガンガンくるやつ嫌いじゃないんで。次はシングルでやってやるよ。あとな、俺はベルトが大事だ。もう投げたりしないからな。
――Fuckin'BOMBを女子選手に掛けたのは赤井が初?
火野(考えて)……ASUKA。ぐらいですね。赤井沙希は『すべてを受け止めてやる』って言ったんで。まぁゆっくりフォールしたけどそれも返した。じゃあFuckin'BOMBいってやろう。赤井、試合する前は『なんだこいつ』って感じだったけどあれだけ俺のチョップもラリアットも受けてキックアウトする。プロレスラーとして認めよう、と。それでFuckin'BOMB。
――遠藤選手、今後の防衛ロードは?
遠藤 毎週やろう。
高尾 俺たちはやりたくないぞ……
火野 やらんでいいと思う。
遠藤 じゃあやんなくていい。でも、6人タッグはチームのベルトなので。俺たちが続く限りずっと持ち続けますよ。
セミファイナル 60分一本勝負
DDT UNIVERSAL選手権試合
※上野が7度目の防衛に失敗、佐々木が第5代王者となる。
佐々木は例によって盗んだベルトを腰に巻いて入場。ゴングが鳴るなり、一気に距離を詰めた上野だが、佐々木はロープにエスケープ。そして上野をコーナーに叩き付けたSAS会はナックル。上野もコーナーに飛び乗って反撃しようとするが、佐々木は突き飛ばして場外に落とす。すかさずポーリーが上野にハンマーパンチをお見舞い。ポーリーが上野をリングに戻すと、佐々木はすぐにクトスフェースで捕獲。さらにコーナー下で踏み付けた佐々木はショルダーネックブリーカー。サミングからブレーンバスターを狙った佐々木だが、上野は背後に回り込むと、佐々木を寝かせてダブルニーを投下。しかし佐々木はサミング。上野はカニ挟みで倒すとロープに飛ぶが、ポーリーが場外から足を掴む。そこに佐々木が殴りかかるが、上野がかわしてポーリーに誤爆させると、上野はラリアットで佐々木を場外に落とす。トルニージョを投下した上野は佐々木をリングに戻すとコーナーへ。しかしポーリーが突き落とす。佐々木はベルトで殴りかかるが、蹴りで迎撃した上野はベルトを拾うがやや躊躇。ここで佐々木がベルトを奪い返し、上野の脳天をベルトで殴打。これで上野は額から大流血。場外カウント19でどうにか戻った上野だが、その間にコーナーカバーを外した佐々木は、傷口にパンチを入れていく。朦朧とする上野をシーソーホイップで剥き出しになったコーナーの金具に叩き付けていった佐々木は、顔面を踏み付ける。上野も佐々木の蹴り脚をキャッチして突き飛ばすが、佐々木はすぐにDDTを返すとコーナーへ。追いかけていった上野はエルボー。しかし逆に佐々木が雪崩式ブレーンバスターで場外に投げていった。本部席に上野を寝かせた佐々木は、コーナーからダイビング・ヒットマンエルボードロップを投下。上野をリングに戻した佐々木はペディグリーからトラースキック。カウント2で返した上野だが、佐々木はクロスフェース。どうにかロープに逃れた上野は、佐々木のダイビング・ヒットマンエルボードロップを両足をあげて迎撃。ここでTシャツを脱いだ佐々木だが、上野はコタロー・クラッシャーから投げ捨てハーフネルソン2連発。さらにハーフネルソンスープレックスでホールドするがカウントは2。佐々木はクロスフェースを狙うが。上野はうまく逃れてコーナーの金具に佐々木をぶつけると、スタンディングのシャイニング・ウィザードからフロッグスプラッシュ。カウント2でポーリーがレフェリーを引っ張り出すと、リング上に乱入。しかしドロップキックで排除した上野は、エプロンで佐々木をジャーマンで投げる。さらにコーナーからケブラーダを発射した上野は、佐々木をリングに戻してからコーナーの上に引き上げ、金具の上にカッターで叩き付ける。BME(ベスト・ムーンサルト・エバー)は佐々木がかわして着地。すかさず急所蹴りから佐々木式ウラカン・ラナを狙うが、パワーボムで切り返した上野は急所蹴りをかわしてストレッチボム。さらにBMEを投下するとWRを狙ったが、佐々木はミスティカ式クロスフェースで切り返す。そこからクロスオーバーにスイッチすると、上野はギブアップ。ついに佐々木が本当にUNIVERSAL王者となった。
【試合後のコメント】
佐々木 だから言っただろ? このベルトは俺のもんだって。最初から言っただろ。上野はたいしたことねぇな、おい。あの野郎を俺はもっと遊んでやろうと思って、血も流したやったのにオモチャにもなんねぇぞ! 俺はこのベルトを持ってこの街からいなくなる! あとは俺の好きにさせろ!
――解説の上坂すみれさんが佐々木選手の試合を見て「好きになっちゃう」と言っていたそうですが?
佐々木 結婚してくれ! 住所教えてくれ! 婚姻届けを送るから住所教えてくれ。……防衛戦はしないぞ。
上野 負けましたよ。決まってから何から何まで負けましたよ!でも、佐々木さん、人の大事な物をずっと盗み続けて。今日本当に盗られちゃって。負けちゃいましたよ。認めますよ。でも今度は僕の番です。僕が佐々木さんの大事にしている物を奪うために一生懸命これからも頑張りたいと思います。
メインイベント 60分一本勝負
BLACKOUT presents KO-D無差別級選手権試合
※秋山が4度目の防衛に失敗、竹下が第77代王者となる。
特別立会人の小橋建太さんもリングに上がると、まずは新たに前奏が付いたテーマ曲で竹下が入場。小橋さんが秋山から返還されたベルトを四方に掲げてから三者で記念撮影。握手はせずに試合開始。ロックアップから秋山がヘッドロックに捉えると、竹下がロープに押し込む。竹下がヘッドロックに捉えると、秋山はロープに振っていくが、竹下はショルダータックルで倒していく。足をすくって倒した竹下だが、逆に足関節を仕掛けていった秋山。ロープに逃れた竹下は場外にエスケープ。リングに戻った竹下がエルボーを叩き込むと、秋山も応援。竹下は左右のエルボーからエクスプロイダーを狙った秋山をDDTで叩き付ける。ガブっていった竹下はもう一度DDTを決めると、首筋に肘を落としてからフェースロック。さらに馬乗りエルボーから秋山をエプロンに出した竹下は、ジャーマンを狙う。踏ん張った秋山は逆に断崖式DDT。竹下をエプロンに寝かせた秋山は、後頭部に断頭台。さらにニーリフトでカチ上げた秋山は先にリングに戻る。竹下が戻ってきたところをパイルドライバーで叩き付けた秋山は三沢式フェースロック。ロープに逃れた竹下がエルボーの打ち合いを挑んで行くと、秋山は渾身の右で竹下に片膝をつかせる。それでも向かっていく竹下だが、崩れ落ちるようにダウン。ニーリフトでカチ上げた秋山は、ランニングニー。しかし秋山のブレーンバスターを踏ん張った竹下は、逆に投げていくとくし刺しジャンピングエルボーからジャンピングラリアット。秋山も反撃しようとするが、ドロップキックで迎撃した竹下は場外にエスケープした秋山に、ノータッチトペコン。「絶対勝つぞー!」と叫んだ竹下は秋山をリングに戻すと、ラリアットを狙ったが、秋山は相打ちに持ち込む。しかも打ち勝ったのは何と秋山のほう。今度は秋山はロープに飛ぶが、竹下がカウンターのラリアットで迎撃すると、変形チキンウイング・フェースロックを狙う。しかし決めさせなかった秋山は、カウンターのジャンピングニー。さらにランニングニーをブチ込んでから胴絞めフロントネックロック。そこからカバーするが、カウントは2。竹下の後頭部にランニングニーをブチ込んだ秋山は、エクスプロイダーを狙う。これを防御した竹下は渾身のエルボー。しかしショートレンジラリアットをキャッチしたエクスプロイダーで投げた秋山。竹下も返す刀でジャーマン。秋山もエクスプロイダー。竹下はもう一度ジャーマンで投げ捨てるとザーヒー。続くラリアットは相打ちになり、ダブルダウン。ジャンピングニーも相打ちになるが、打ち勝ったのは竹下。すかさずブルーサンダーで叩き付けた竹下はジャーマン。カウント2で返した秋山だが、竹下はそこから変形チキンウイング・フェースロックを狙う。完全に決まる前にロープに逃れた秋山だが、竹下は「終わりー!」と叫ぶとクロスアームジャーマンを狙う。振り解いた秋山はヘッドバット。さらにニーを叩き込むが、秋山も追随出来ない。ヒザのサポーターを下げた秋山はランニングニーを叩き込むと、エクスプロイダー2連発。20分が経過し、秋山はフロントネックロック。しかし竹下は何とかロープに逃れる。秋山は至近距離からヒザをカチ上げるが、竹下は絶叫しながら立ち上がろうとする。そこに何発もヒザを叩き込んでいった秋山だが、カウントは2。リストクラッチ式エクスプロイダーで完璧に投げた秋山だが、竹下はカウント2で返す。もう一度ヒザのサポーターを下げたランニングニーをキャッチした竹下は、ジャーマンで投げ捨てるともの凄い勢いでザーヒーをブチ込む。今度は竹下がヒザのサポーターを外してのザーヒーを連発。しかし秋山は倒れない。どうにかザーヒーで倒した竹下だが、カウントは2。クロスアームジャーマンで投げた竹下はホールドせずに、変形チキンウイング・フェースロックへ。ついにガッチリと決まり、秋山はタップアウト。
エンディング
新王者・竹下にクリスが挑戦表明! 受諾した竹下は「今回こそは本当の意味で、DDTには竹下幸之介がいる! そんなチャンピオンになってDDTをトップの団体にしていきたいと思います!」と涙の宣言!
三度目の正直で秋山を撃破した竹下が無差別級王座を奪取。マイクを持った竹下は「秋山さん……秋山さんにやっと勝つことが出来ました! うおーーーーー! 勝ったぞー! 今日でピリオドなんて打つ気はありません。秋山さんから獲ったベルト、死ぬ気で防衛してもっとデカいレスラーになって、次は僕が秋山準を迎え撃ちます! これからも僕も頑張ります。みんなも頑張ります。秋山さんもDDTのためによろしくお願いします!」と言って頭を下げると、無言でリングを下りた秋山は竹下のほうを振り返って、マイクを使わずに「竹下、今日は負けたよ。獲り返すから待っておけ!」と捨て台詞。週刊プロレスの湯沢編集長からベルトを受け取った竹下はその腰にベルトを巻くと、副賞のBLACK OUT1年分を受け取る。ここでクリス・ブルックスが入って来る。マイクを持ったクリスは「タケちゃん、ついに秋山サンに勝った。ホントにおめでと。でも19年からあなたはワタシにシングルの試合で勝ってないでしょ? だから最初の挑戦者はワタシ! お願いします」と挑戦表明。竹下が「いいよ。でも今のタケちゃん、めっちゃ強いよ。分かる?」と言うと、クリスは「分かりました。でも大丈夫だよ。ダイジョウブ……やろうか」と返答。その場で9・26後楽園大会でのタイトルマッチ決定がアナウンスされた。ここで高木大社長が目隠しされたパネルを持ってリングに上がると、「竹下、ベルト奪取おめでとう! これはオマエと今日ここにいるお客さんへのワタクシからのプレゼントです」と言ってパネルの目隠しを剥がす。そこには12・26代々木第二体育館にDDT初進出することが書かれてあった。これは年内最後のビッグマッチになるという。最後は竹下が「やっと……やっと秋山準選手にシングルで一本獲り返すことが出来ました。ありがとうございます。この1年、本当に……個人的にもいろいろありまして、自信もなくなったし、もう……何度も諦めそうになったし、ぶっちゃけ諦めてました。今日このリングに立つまで自信もなくて、絶好調って自分に言い聞かせてやってきましたけど、全然そんなことなくて。本当に綺麗事じゃなくて、皆さんの応援……声には出せないけど皆さんの応援を感じました。そしてThe 37KAMIINAの仲間が、自分の…竹下幸之介の辛い1年間を最後まで誰よりも諦めずに、僕よりも諦めずに応援し、支えてくれました。本当にありがとう! …………あー、僕も何度目かぼKO-D無差別級王者になりました。でも今回こそは本当の意味で、DDTには竹下幸之介がいる! そんなチャンピオンになってDDTをトップの団体にしていきたいと思います! 今日はありがとうございました!」と時折こみ上げてくる涙を堪え、目頭を押さえながら語ると、久しぶりに『INTO THE LIGHT』が流れた。
【試合後のコメント】
――今日の試合の敗因は?
秋山 あいつが元気だったんだろうな。絶好調ってお互いに言ってたけどあいつの若さの絶好調の方が上だった。俺も絶好調でしょ? だけど同じ絶好調だったら若さには負けるって。勉強になりました。
――無冠になりましたが今後の動向は?
秋山 ちょっと離れて見て。行けるとこは行こうかな。次のKO-D挑戦者はクリス? クリスと竹下の試合みて『なんだこの試合は?』って思ったら行くだろうし。まぁ、チャンピオンの動向をみましょう。絶好調って言ってここまで来たけど終わってまだ絶好調だから。首は痛いけど。
――最後はギブアップだったが
秋山 痛かった。痛かったからこれからもプロレスをやるためにギブアップした。でも自分でもギブアップした記憶がない……あるのかな? それだけあいつが絶好調だったんだろう。でも、ただひとつ。どんな試合に臨む時にも絶好調で行け。特にチャンピオンシップは。絶対に『どこか悪い』『心が折れてる』そんなクソみたいなこと言ってチャンピオンシップに臨むなよ。チャンピオンシップに臨むやつは嘘でも絶好調で行け。折れててテーピング巻くのはいいよ。でも気持ちだけは前を向いてやれ。観ているお客さんが面白くない。失礼だ。だから俺はいつでも絶好調で行くから。どこか折れててもテーピング巻いてても気持ちで動かせるってプロはみせないといけない。現代っ子にはない気持ちかもしれない。俺は古い人間だから。先輩からそうやって教えられてきたから。これからもずっとその気持ちのまま。
竹下 リング上が全てです。僕の伝えたいこととか、感じてもらいたいこととか、知ってもらいたいこととか、それは全部今日秋山選手に全部リング上でぶつけさせてもらいました。リング上が竹下幸之介の全てです。わかんないですけど、秋山さんもエリートとかずっと特別扱いされてここまで来ましたけど、でもね、僕らも人間だし、プロレスラーという人間なんで。くじけそうになることとか、不安になることとかいっぱいあるけど……みんな僕の試合見て元気になってもらえればそれでいいです! 本当にそれが全てです! 竹下幸之介のプロレス、DDTのプロレス、もっと言うならプロレスを見て世界中の人が笑って元気になって欲しいと思います! 本当にそれが全てです。
――今回激しい闘いとなりましたが、勝敗を分けたのは何でしたか?
竹下 ちょっと今すぐに試合を思い返そうとしたけど、必死で食らいついたからですかね、今日は本当に負けられなかったんで……やっぱり自信ですかね。僕がこの一年で一番成長したと思うのは自信。一度自信を失うことでその大切さとか自分がやってきたプロレスっていうのをしっかり再確認が出来て、自分はDDTの中の何なのか、それを自分自身が再確認出来て、その上で今日のリングに上がったから、勝てたんだと僕は思ってます。
――フィニッシュがクロスアーム・ジャーマンからの変形チキンウイング・アームロックというかなりエゲつない流れでしたが?
竹下 僕シングルで3回目ですかね、この2回忘れて無いですよ。1回目の大田区のギブアップも、2回目の後楽園、あの時はレフェリーストップでギブアップはしてないですけど。エゲつなさでいったらその2試合も僕の負け方っていうのはエゲつなかったと思うんで。僕も倍返し以上でやり返したかったんで。秋山さんから1、2、3も狙ってたけど、ギブアップ勝ちで勝ちたいというのが本命というか。一番狙っていたところですね。これも一つ自信になりましたね。秋山準からギブアップを獲ったという自信になりましたよ。
――早くも初防衛戦が決まりましたが?
竹下 クリスもリング上で言っていた通り、結構大事なところでシングルマッチしてるけど、しばらくクリスにはシングルで勝ててないっていうのも自分の頭の中にもあったし。正直らくに勝てる相手ではないっていう。今の絶好調の竹下幸之介をもってしても勝てる相手じゃないっていうところで、相応しい、そう思うし。僕は何度も言っているように、竹下幸之介のプロレス、DDTのプロレスっていうのは日本のトップ狙うけど、でもそれ以上に世界に届けたいです。その上でクリスの闘いっていうのはいつも注目度もピカイチだと思うので。クリスとワールドワイドなタイトルマッチをした上で、皆さんを納得させた上で、クリスに勝って初防衛決めたいと思います。
クリス この一年色々あって、タケシタに挑戦するタイミングとしてはいいんじゃないかなと思って出ていったのが率直なところです。僕とタケシタが仲がいいのは周知の通り、SNSでもわかる通りなので、友達としてタケシタの苦悩というのはずっと見て来た。特に彼がアキヤマに負ける時の苦悩としてはずっと見て来たけど、これも友達として、そういうタイミングでアキヤマに挑戦するっていうのはちょっと違うのかなっていうのがありました。今回のタケシタの挑戦までは僕自身の挑戦としては待つ形を取った。今回彼が勝ったことは心からおめでとうと言いたい。ただ、2019年7月のKO-D無差別戦以来、僕は彼に負けていない。昨年のD王、一昨年のD王、UNIVERSAL王座決定戦、全部僕が勝っている。通算成績は3-1で僕の方が勝っている。最初のKO-D無差別戦は自分から挑戦する形ではなく、勝者と当たることになるという取り決めの中で、大田区の時に挑戦が決まった時におめでとうとは言ったけれど、あの時はまだ彼と友達になっていなかったので正直口だけだったけれども、今は心からおめでとうと思っている。その上で彼に挑戦する。今のタケシタは強いぞというコメントがリング上でありましたが、彼はAEWに行ったり、色んなことを経て強くなったことでしょう。それは本当に僕も思う。ただ僕もUNIVERSAL王者になったりEXTREME王者になったり色々あったのは僕も同じだ。強いタケシタが出てくると言うなら、それは僕も願ったり叶ったりだし、タケシタが強ければ強いほど僕の強さも引き出してくれるそういう対戦相手なので、とても9月の対戦を楽しみにしている。
高木による大会総括「屋外はまたやりたいな! 今回は川崎でしたけど東京でやってもいいし。元々のイメージはフェスだったんですよ。野外フェス」
高木 DDT初の屋外でのビッグマッチということで。この10年ぐらい(8月21日は)雨降ってないらしくて。今日の天気予報は曇りのち雨。これは参ったな、と思っていたら小橋さんの入退場だけ雨が降るという(笑)本当に奇跡だな、と思って。僕も大仁田さんも晴れ男なので。この時代なので屋内より屋外。しかも真夏ってのがいいんじゃないかな、と思って。個人的には大成功だったかな、と。コロナ禍になってから最高動員数だったようで。プロレスやDDTを好きな方がたくさん集まってくださって。大手を振って『来てください』とはいえない状況ではあるんですけど、真夏のビッグマッチが成功したということで良かったと思います。メインイベントも素晴らしい試合でした。秋山さんがタップしたの記憶にないですね。本当に秋山さんの勢いが凄くて竹下ダメかもって思う瞬間も何回もあったんだですけどそれも返して。未来がみえた気がしますね。あとは10代プロジェクト。エル・ユニコーンとイルシオン、今井礼夢選手、凄く良かったです。10代の子達をもっともっと世の中に出していきたいと思っているので。ユニコーンもイルシオンも動きが異次元。あんなブレーンバスターは初めて見ましたよ。物が凄い。楽しみですね。今年11月3日にはD王 GRAND PRIX開幕戦。決勝戦は後楽園ですけど。年末の12月にはDDT初進出の代々木第二。DDTとしても今の状況をチャンスポイントとして色んな団体がありますがまだまだ上を狙っていきたいなと思っています。まぁ、雨降らなくて良かったです(笑)小橋さんの所は本当にビックリしましたね(笑)
――屋外大会はまたやりたい?
高木 またやりたいですね! 屋外はまたやりたいな! 今回は川崎でしたけど東京でやってもいいし。元々のイメージはフェスだったんですよ。野外フェス。今日奇しくも新潟でFUJI ROCK FESTIVALやってるじゃないですか。だからFUJI ROCK FESTIVALみたいなイメージでやるのもいいなかなって思ってて。屋外の開放感。夏やるなら涼しいところでやりたいですね。来年は分からないけど屋外のビッグマッチ、タイミングが合えば。
――クロニタ軍団の今後の展望は?
高木 全員のスケジュールが合えばやりますよ! 喋ってて一番気になったのは全員のスケジュールじゃないかなって思って(笑)クロちゃん忙しいでしょ!? 今日だって相当前からスケジュール取ってたんで。たまたま空いてましたけど。大仁田さんもFMWE始めたから。スケジュールないんですよ。だからスケジュール次第だと思います。うちには6人タッグ、8人タッグ、色んなベルトがあるので何かしらやりたいと思います。8人だったら大仁田さんクロちゃん、僕と今日いたメンバーの誰か入れれば良いと思うので。継続します。売り出します。クロニタ軍団(笑)