DDTドラマティック総選挙2018に中澤マイケルがエントリー!
開始前に今林APから中澤マイケルのDDTドラマティック総選挙2018個人部門追加エントリーが発表された。なんでも26日の夜中に電話があったらしく「エントリーしようがしまいが大勢に影響はない」とのことで認められた模様。
NO TVマッチⅠ 10分一本勝負
“自称”暫定ミスターマジ卍が2度目のNO TVマッチに登場!
※丸め込みの応酬から。
アントンが入場の際にロープに引っ掛かってヒザを強打。昨日徹夜で考えてきた昔話「ごんぎつね」を話して帰ると言い出すも、内容は「マラソン」ではなく下ネタ。サミングで奇襲せんとするが、あっさり腕を取られて乳首をつまんでしまう結果に。ここで選手コール。アントンは乳首をつまんだまま開始のゴングを聞くハメに。場外に出て女性客に乳首から手を離すことに成功。アントンがドラゴンスクリューからシャイニングごんぎつね。ダイビング・フィストドロップを投下するが剣山で迎撃されてしまう。それでもアントンは卍固めを仕掛ける。抜け出した大石がマジ卍固め。かわしたアントンとの丸め込みの応酬を大石が制した。
NO TVマッチⅡ 10分一本勝負
DAMNATIONvsALL OUT!
※リバース・スプラッシュ
遠藤は彰人をエプロンに出すと、コーナーに控えていたポーリーがボディープレスを浴びせて逆転。ポーリーがハンマーパンチで攻め込む。ローンバトルを強いられた彰人だが、遠藤をうまく自陣コーナーに引き込んで飯野とタッチ。飯野は遠藤にスパインバスター。遠藤は飯野をブレーンバスターで投げて逆転。ポーリーが出てきてショルダーアタック合戦。これをポーリーが制すと遠藤が出てきて連係。伏せたポーリーから遠藤がムーンサルトを狙うも彰人が出てきて遠藤を足横須賀でポーリーにぶつけていく。このアシストで息を吹き返した飯野がポーリーにスピア。残り2分、飯野がバックフリップを決めてスピアを狙うもポーリーがテーズプレスで迎撃し、リバース・スプラッシュで勝負あり。
前説
ユニット総選挙にジ・コンプライアンス、豚ing2018がエントリー! 柳いろはさん登場!
その後、今林APがユニット総選挙について確認。ディーノを呼び込んでDDTコンプライアンスのメンバーの確認へ。ディーノが「DDTの秩序を守るメンバー」として呼び込んだのは“女性関係を取り締まる”大石、“動物虐待を取り締まる”アントン、“反社会勢力を取り締まる”樋口、ここにはいない“ネット上の炎上を取り締まる”ササダンゴでエントリー。ユニット名を「ジ・コンプライアンス」とした。今林APを締め切ろうとすると松永が駆け込み、中澤マイケルから手紙が届いたという。それによれば今年は伊橋抜きの豚ing2018を松永と結成するという。さらにマイケルのコネで超大物Xが参加するという。とりあえず松永&マイケルの豚ing2018でのエントリーが決定した。
続いて本日のビギナーズゲストの柳いろはさんがリングイン。「めちゃくちゃ楽しみです」とコメントした。
オープニングマッチ 20分一本勝負
平田はダンス入場。試合前に樋口がマイクを取ってメガネを下げようとする平田に注意。平田は「メガネを迎えにいくからと言った手前気まずい」と嫌がるが、樋口が「試合中のダンスが見たい。ダンス殺法を見せてくださいよ!」と強引にアピールして試合スタート。平田がMAOにドロップキックを決めると樋口がコーナーから「使おう!」とメガネを差し出すも、平田は「使えないよ!」と困惑。そこをMAOに攻撃されて逆転を許してしまう。平田はコルバタをMAOに決めて逆転。替わった樋口が一気呵成に攻める。MAOもスーパーKのコンボでやり返し、ベイリーがその場跳びトルニージョで続く。アルティマウェポンは樋口がかわしてアバランシュホールド。替わった平田だが、正面跳びドロップキックであっさり逆転されてしまう。それでもサンドイッチ・スクリューハイをかわして手刀連打。バイアグラドライバーをベイリーに決めようとするが、樋口が「踊ってないのに試合を終わらす気か!」と止めに入り、「俺もお客さんもダンス殺法が見たい」と平田コールを起こす。それでも渋る平田に樋口が張り手。平田がこれで伸びてしまう。樋口が「平田さんの替わりに」とメガネを装着。『TOKYO GO』がヒットするも阿波踊りから変なおじさんダンス。そこにベイリーとMAOが加わって平田が困惑。ベイMAOが丸め込むもカウント2。平田の首固めをクリアしたベイリーがバズソーキックで勝利した。
ベイMAOのユニット名は“Moonlight Express”! ユニット総選挙にもエントリー!
試合後、ベイMAOがユニット総選挙に立候補。今林APがユニット名を尋ねると“Moonlight Express”と明かした。「タッグチームとしてユニットとして頑張っていきますので応援よろしくお願いします」(MAO)
【試合後のコメント】
MAO というわけでユニット名、タッグ名が決まりまして、総選挙に出馬いたしました!
ベイリー ニホンゴで、ムーンはなんといいますか?
MAO 月。
ベイリー オマエタチは……ボクタチは、ムーンライト・エクスプレス。月行きたいです。
MAO 月はグラビディが少ないから。トランポリンみたいにできる。
ベイリー ハイ(笑)。
MAO 楽しそうですね。ベイリーは期間中に日本にいないんで個人部門は出ないんですけど、ユニットとしては2人でできるんで。1位になったら興行できるんで。世界中のバカ集めてFucked Up Showやりますか。
ベイリー ヤッター!
MAO 1位になったらやります!
第二試合 20分一本勝負
レネゲイズが奇襲して試合スタート。渡瀬がトペ・スイシーダを狙ったところでエプロンにいた石井がキャッチして奈落式エクスプロイダーで投げる荒技を披露。リングに戻ると渡瀬が捕まってしまう展開。渡瀬はKUDOに「コジコジくん!」とコジコジカッターで逆転。ライアンがブレーンバスター・スラムで続く。KUDOはライアンにステップ延髄からバズソーキック。替わった石井にライアンがパワースラム。入江が出てくると石井がエクスプロイダーニーから投げ捨てジャーマン。高梨が出てくるとKUDOとともに連係。しかしタカタニックはライアンが阻止してKUDOともども両腕ラリアット。渡瀬がfromコーナーtoコーナー。入江がキャノンボールドロップを浴びせると渾身のビーストボンバーで3カウント。
第三試合 20分一本勝負
2代目バチェラー・小柳津林太郎デート権争奪4WAYマッチ
※残る2人は伊藤麻希、まなせゆうな。
竹下のアテンドで小柳津さんがリングイン。小柳津さんは「今夜は美女4人が僕とデートするために全力で闘うということで大変恐縮です。楽しみです」とマイク。今林APに紹介された北側ステージに設けられたバチェラーシート(ビジネス用のチェア)に小柳津さんが着席。女子選手は入場の際に小柳津さんにアピールしながらリングインしていく。チェリーはガウンを脱ぐとセーラー服という気合いの入れよう。伊藤がチェリー、上福に頭突き。それをカットしたまなせが上福にショルダーアタック。カットしたチェリーが腹部にエルボーを決め、モンキーフリップからマウントエルボー。止めに入る木曽レフェリーも突き飛ばしていく。チェリーは小柳津さんに「違うんです! いつもはやさしい女の子なんです!」とアピール。そんなチェリーが集中砲火。伊藤が上福とまなせを蹴散らし、小柳津さんに「一番カワイイのは誰か聞いとけ」とアピールし、コーナーのチェリーに「世界一一番かわいいのは?」「伊藤ちゃーん!」のコール&レスポンス式ナックル。チェリーが熟女でドーン!を連打し、まなせ、上福、伊藤、木曽レフェリーを重ねてボディープレス。チェリーがまなせに首4の字。そこへ伊藤が倒れこみ式ヘッドバット。まなせにはDDT。そのまなせをカバーする上福にストンピング。上福もドロップキックでやり返し、まなせにビッグブーツ。しかしカウント2。まなせのネックスクリューホールドはチェリーがカット。最終的にはチェリーが春夜恋で3カウント。
小柳津さんの心を射止めたのは照明のバイトをしていたアジャ・コング!
試合後、今林APは「誰も勝った人がデートできると言ってない」と4人をリングに上げる。4人の「お願いします!」に小柳津さんは「ごめんなさい」。小柳津さんは「魅力的な女性に会ってしまった」と言うと「あそこにいる照明の方です!」と言うと、なんとアジャ・コングだった。アジャはDDTに呼ばれないから照明のバイトをしていると言い、小柳津さんは「めっちゃタイプです」。アジャは小柳津さんとともに退場。今林APが「まさに大どんでん返し!」と言うと場内にねるとん紅鯨團のテーマが流れる中、4人がストンピングを今林APに浴びせて暗転。
【試合後のコメント】
――アジャさんに決めた理由は?
小柳津 もう昔から存じてまして。(試合をした)4人の女性も素晴らしいファイトで、それぞれ魅力的なんですけど、やっぱりアジャさんだなと。本物のアジャさんにお会いできて、本当に光栄です。
――年上の女性は?
小柳津 あまり経験ないんですけど、これを機に新しい境地に入りたいなと。
アジャ 大丈夫、いろいろ教えてあげるから。
――アジャさんはデートに行きたい場所などありますか?
アジャ それはね、素敵な場所いっぱい知ってるでしょうから。それは身を任せますよちょんと。
小柳津 僕に任せていただいたら、いいデートに。
アジャ ね、そこは任せて、最後はいろんな手練手管で熟女の魅力を教えてあげますから。
――ではお二人の今後にも期待ということで。
小柳津 はい。
アジャ 行ってきまーす。
小柳津 何食べます?
アジャ もうお任せする。
小柳津 じゃあ肉でも行きましょうか。
アジャ いい、肉最高!
第四試合 20分一本勝負
青木セコンドは奥田。青木がミドル、ローで攻め立て、足をロックし、さらに丸め込むといった器用に技を繰り出していく。伊橋のチョップに青木は鋭いエルボー。さらに腕関節を取りにいくが、伊橋もロープに逃げる。伊橋のミドルキックも涼しい顔で受け流し、強烈なミドルからスリーパー。これを振り解いた伊橋がレッグラリアットからボディープレス。しかしムーンサルトはかわされてしまうとフットチョークでギブアップ。
梅田が青木に対戦要求! 9・11新木場で七番勝負第5戦が決定!
試合後、伊橋に青木が握手を求め、健闘を称える。青木「板長、ありがとう! おかげで楽しい時間を過ごせました! 35歳、まだまだ頑張りましょう」伊橋「青木真也、次やる時は板長じゃなくて伊橋選手って呼ばせてやる。今日はありがとうございました」伊橋が引き揚げると梅田がリングイン。梅田「伊橋さんとやったぐらいで楽しい時間って舐めたこと言わないでくれますか? 次の卍で僕と当ててください」青木「そんな都合のいいケガあるの?」梅田「次までに治してやるよ」青木「わかった。じゃあ過酷な戦場にようこそ」ここで今林APが「梅田、さすがに早すぎる」と9・11新木場での対戦を提案し、両者が合意して決定した。
【試合後のコメント】
青木 跳ねなかったね、難しい。
――伊橋選手と闘ってみて。
青木 そこは合ったんじゃない、呼吸が。そこはよかった。その他は合わないね。
――それは梅田選手。
青木 うん、呼吸が合わないと思う。
――対戦は決まりましたが。
青木 困っちゃうよね(笑)。あんまり威勢がいいこと言われると困っちゃう年齢でさ。バランスとっていきたいから。
――フィニッシュはフットチョーク?
青木 はい。プロレスでチョークいいのかって言っといて。ダメだろって。青木だからいいんだってね。
伊橋(喉を押さえて咳込みながら)とりあえず1分はもった……。でも青木選手が言ったみたいに、まだ認識は料理長なんで。またやる機会があったり、目にする機会があったら、伊橋はプロレスラーなんだなって見返すために、まだまだ頑張ります。まだまだです。
梅田 伊橋さんとの試合見てたら「楽しい時間」って言われてナメられてるなと。次は自分が試合してやり返したいと思います。とりあえず試合で結果残して。七番勝負の5戦目なので。気合い入れてやります。
――本気にさせてやると。
梅田 今日がどれくらいだったのか知らないですけど。試合なんで本気じゃないことはないんでしょうけど、伊橋さん以上のものは見せたいと思います。
――ケガの回復具合は?
梅田 ヒザの調子は今いいんで。ちょうどいい獲物がいたという感じですね。今までの七番勝負とは毛色が違いますけど、それも楽しんでいきたいと思います。
セミファイナル 20分一本勝負
DAMNATIONvsDISASTER BOX!
※蒼魔刀
前回から新コスチュームの上野は金髪に。試合前に島谷がマイクを取ると自身の幼少期の頃の話をし始める。佐々木が「マネージャー、長いよ」とやめさせて「蒼馬、やっちまえ」と奇襲を仕掛けて試合スタート。上野がDAMNATIONに捕まってローンバトル。上野が佐々木を相手にDDTでやり返すと、替わった大鷲が一気呵成に攻める。佐々木も大鷲に低空ドロップキック。替わった高尾に大鷲がビッグブーツ。HARASHIMAが高尾にファルコンアロー。しかしカウント2。高尾もドロップキックでやり返すと背中にダイビング・フットスタンプ。HARASHIMAがミドルキックを決めれば、高尾もトラースキックで返していく。島谷とのタッチが先に成立。島谷はHARASHIMAにダイビング・ボディーアタック。しかしカウント2止まり。ブレーンバスターを予告するもあっさり投げ返されてしまう。HARASHIMAの山折りは佐々木がカットに入って高尾と連係。島谷がその場跳びシューティングスターで続くと大鷲と上野がカット。島谷がディザスターの連係で捕まってしまうと、HARASHIMAの山折りから蒼魔刀で勝負あり。
HARASHIMAが新メンバーとして平田を推薦! 9・4新木場で加入査定試合!
試合後、HARASHIMAがマイク。HARASHIMA「新生ディザスターBOX勝ちました! 大鷲さん、上野ありがとう! 新しく入れたいメンバーがいます!」大鷲「仕事速すぎじゃないですか」HARASHIMA「いい選手見つけちゃった!」大鷲「ちなみにそれは誰ですか?」HARASHIMA「トーナメントベスト8のメンバーです。大阪でタッグを組んだんだけど坂口から首固めで勝ったメンバー。こいつだ!」すると『TOKYO GO』がヒットして平田が登場。大鷲が張り手。大鷲「ちょっと! 何呼び込んでんですか! コイツ入れたらユニット存続の危機だよ!」HARASHIMA「トーナメントですごかった。あんなに並み居る強豪を首固めで勝ったし。週プロに大きく載ってた」大鷲「それはロウソクの消える前にちょっとだけ明るくなるやつ」HARASHIMA「今出ているパンフの表紙の真ん中」大鷲「誰だかわかんないし」HARASHIMA「今一番勢いのある平田一喜、どうかな?」大鷲「上野は?」上野「僕はどっちでも」大鷲がHARASHIMAのゆすっていると今林APが9・4新木場での平田のディザスターBOX加入査定試合を提案。観客もこれを指示して今林APが決定を下した。
【試合後のコメント】
大鷲 ダメだって~。年ぶりですよ、4年ぶりにまっとうなプロレスに戻ってきたのに!
HARASHIMA 勢い、勢いが大事だから。今一番勢いがある選手は平田一喜、間違いない。僕、週プロとかサムライで見てるから。
大鷲 音楽とか流れるんですよぉ、試合中にぃぃ!(泣きながら)。
HARASHIMA KING OF DDTで並みいる強豪を倒してベスト8。この勢いでね、新しいユニットも。
大鷲 こんな生活がまた続くかもしれないなんて!(泣きながら)。信じられなくて、査定試合とか!
上野 まあどっちでもいいんじゃないですかね。
大鷲 4年ぶりにちゃんとしたユニットができたはずなのに!(泣きながら)。
HARASHIMA ディザスターBOX、また新たに生まれます。ご期待ください。
大鷲 もうやだ!
平田 いやね、ビックリですよ。T2ひーがなくなったと思ったらHARASHIMAさんから声かけていただいて。これ、断わる理由ないでしょ。なんか黒いデカい人がワーワー言ってましたけど、僕は誘われたわけですから。HARASHIMAさんと上野と、なんか黒い大きい人いますけど、ワーワー言うんだったら、次、私HARASHIMAさんと組みますよね? しっかり闘って認めさせてやろうじゃあ~りませんか。ということで次の平田にご期待ください。あー、嬉しいね。
メインイベント 60分一本勝負
KO-D無差別級選手権試合
※シャイニング・スコーピオ。ディーノが初防衛に失敗、里村が第66代王者となる。
ディーノはここ一番のレインボーガウンで登場。21時33分、開始のゴング。ディーノが鋭いローキック連打から里村にストンピング、さらに垂直落下式ブレーンバスターと続きダブルリストロックへ。バタつく里村の足をクロスさせてエスケープを阻止せんとしたが、里村も必死に抵抗してエスケープ。里村は左腕を痛めたようだが、里村は右肩を蹴飛ばして逆転。ディーノは思わず場外エスケープする。リングに戻ろうとしたディーノの右肩を蹴っていく里村。動きの止まったディーノを非情に蹴飛ばし、腕固めへ。ディーノは必死にロープへ足を伸ばす。ディーノもなりふり構わず右腕でラリアット。ナイトメアから顔面騎乗はカウント2。5分経過、ファイト一発!は里村の尻を蹴飛ばしてのもの。ソバットからの男色ドライバーは里村がデスバレーで返そうとする。ディーノがかわすも里村がキックから後頭部にニールキック。側転ダブルニードロップと攻め立て、デスバレーを狙う。これはディーノが阻止してスリーパー。里村がかわしてアームクラッシャー。ディーノは里村の串刺し攻撃をかわして串刺し攻撃も里村がハイキックで迎撃。ダイビング・ボディープレスはディーノが剣山で迎撃し、メイコキラーを発動。しかしロックが浅く、里村が抜け出してストンピング。里村のキック連打にディーノは男色エクスプロイダー。男色ドライバーで突き刺すもカウント2。ディーノはゴッチ式男色ドライバーで突き刺すも、これもカウント2止まり。ディーノはならばとスクリューパイル男色ドライバーで突き刺したが、これもカウント2。10分経過、ディーノはリバースえび反りジャンプへ。里村がかわすとミドルキック連打。しかしディーノは仁王立ち。ディーノは滞空式垂直落下ブレーンバスター。カバーにはいかず、ファイト一発! 里村はニールキックで返し、肩口へのスコーピオライジングからデスバレー、さらにシャイニング・スコーピオで3カウントを奪った。里村はKO-D無差別級史上初の女性チャンピオンに。
エンディング
9・23後楽園で里村vs入江vsディーノのKO-D無差別級選手権試合~サバイバル3WAYマッチが決定!
試合後、里村がマイクを取る。里村「証明したぞ! これが女子初のKO-D王者だ! この味はまだ女子は誰も味わってねえな。ディーノ、悔しかったら挑戦してこい」ディーノ「じゃあもう一回」里村「フザけたこと言いやがって。すでに私の中で次のヤツがいるんだよ。おい、入江! 入江茂弘、出てこい!」すると入江がリングイン。里村「この間言ったとおり、お前が次の対戦相手だ。逆指名してやるよ。挑戦者、決まりでいいな」入江「里村さん、指名してくれてありがとうございます。でも自分はそれを受けることはできません。自分はそのベルト、両国のメイン、そんなことディーノ、よりオマエをつぶさないと気がすまない。最後に俺とシングルやれよ」里村「アタシから逃げんのか?」入江「ナメてんじゃねえぞ」里村「今指名したばかりだろ!」入江「オマエもコイツと同じようにブッ潰れるぞ」ここで『FIRE』がヒットして高木大社長がリングイン。高木「里村、KO-D無差別級初の女性チャンピオン、おめでとうございます! 王者・里村は次の挑戦者に入江を指名した。入江はディーノを潰すと言っている。ディーノ、オマエはどうなんだよ」ディーノ「私は両国のメインに立つためにこの一年やってきたの。もしもかなうなら里村に勝って両国にいきたい」高木「だったら3人で闘えばいい!」こうして高木は社長権限で9・23後楽園で里村、入江、ディーノのKO-D無差別級選手権試合を勝ち残り形式のサバイバル3WAYマッチで提案し、3人が合意して決定。最後に里村が「今日ベルトを獲ったことは意味がある。両国のメインに立って一番私が中心になってやる。世の中の女性たち、もう我慢する時代は終わってんだよ。男と台頭に勝負できないなんて思ってんじゃねえぞ。私はこれからどんどん男でも女でも強いやつと台頭に勝負してやるから、これからの里村明衣子をよく見とけ! 私が女性初のKO-Dチャンピオンだ!」と高らかに宣言して大会はお開きとなった。
【試合後のコメント】
――史上初の女性王者となりました。
里村 気分は最高ですよ。
――男子選手とのタイトルマッチはどうでしたか。
里村 女子にはない体の硬さと、あとはハードヒットですね。
――それを乗り越えた要因は?
里村 女子プロで培ってきた、そこで生き抜いてきた私の強さです。
――試合後には女性たちへのメッセージもありました。
里村 世間でも、女性だからといって一歩下がったり、我慢したり、そういう女性が弱音を吐いて、それを聞くのが多すぎて。だったら本腰入れて、対等にやってみろよと。私は常々言いたいんですよ。それを今日は勝負で見せたつもりです。
――このまま防衛戦をしなければ両国大会のメインが決まるのに、あえて防衛戦で入江選手とやりたいと指名した理由は?
里村 両国まで2ヵ月切ってますし、待ってるだけじゃダメだなと。前回、すぐ闘うはずだった入江選手を逃すわけにはいかない。入江選手も最高潮に自分を高めてると思うんですけど、私も最高潮なので。自分のチャンスは自分で掴んで、自分を高めていくことですよ。私には両国のメインがゴールじゃない。
――そこまで入江選手と闘いたい理由は?
里村 もっと本気にさせたいからですね。
――来月の後楽園はサバイバル3WAYという特殊なルールになりました。
里村 3WAYは人生3回目ですね。こういう特殊なルールは正直、弱いとは思いますけど、そこは自分の感覚で。最後、勝つのは里村だと確信してます。
――その後楽園では男子団体の後楽園大会、そのメインで防衛戦、これも史上初のことになると思います。
里村 どんどん、初めてのことを決めてやりますよ。
ディーノ 今回ばっかりはシゲちゃんに謝んなきゃね。もうシゲちゃんの利用価値はないって言ったけど、そんなことはなかった。シゲちゃんが私にこだわってくれたおかげで、もう一度ちゃんすがやってきた。終わったと思ったら、もう一本、すげえ細い糸が現れた。両国メイン、この蜘蛛の糸をもう逃さない。どんな手を使おうが、この細い糸をたぐって超ごくメインに立つ。シゲちゃんありがとう。そして今度こそ決着つけてやるわ。私に敗者復活戦の機会がやってきた。そのことを入江茂弘と里村明衣子は後悔することになる。私が最後まで残って、両国メインに行きます。
――里村選手の印象は?
ディーノ いや~、強えな。私もナメてたつもりはないし、コンディション的にもいっぱいいっぱいだったから。いや強い、マジで強い。今日は力負けよ。そこは認めるわ。確かにケガしてるけど、向こうも一緒だから。向こうもいろんな試合やってここにたどり着いてきてる。その時に私はコンディション作りに失敗した。だから今日は私の力負け。里村明衣子がKO-D無差別級王者にふさわしかった。それは素直に認める。ただし、私に土俵を割らせきらなかったことを後悔する時がやってくる。それが9月23日。楽しみにしてなさい。まだまだ両国への道、続いてるわよ。
入江 なんか自分の望んでいた形ではないけど、また男色ディーノとやれることになって、アイツを潰すチャンスが9月23日、後楽園。俺にケンカ売ってきた里村明衣子も男色ディーノもぶっ潰す。里村はもう、後悔するぞと。アイツがぶっ潰れますよ。
――今回のメインと、その後の裁定について。
高木 リング上があんな感じになって、男色ディーノもプロデューサーをやめて、これ誰が収めるんだろうなって思ってたら、やっぱり自分が出るしかないのかなと。今回は社長の権限でやりましたけど、今回に関しては間違ったことはないかなと。女性初のKO-D無差別級王者に里村選手がなったってことは歴史的にも凄いことですし。最後のマイクもすべての女性が勇気づけられたと思います。プロレスはそうじゃなくちゃいけないなって。入江とディーノの争い、お互いの主張も分かるんですけど、やっぱりプロレスっていうのはみんなを勇気づけたり元気づけたりするものだと僕は思ってるので。闘いの原点に戻って、じゃあ3人で闘えばいいじゃないかと。男色ディーノがベルトをまいた時に流した涙は嘘じゃないと思うし、両国メインに向けてやる気を出してるんだと思うし。入江茂弘のDDTをぶっ壊したいっていう気持ちも嘘じゃないと思うし。そして里村明衣子のマイクも素晴らしかった。それぞれの主張が感じ取れたので。誰が勝っても負けても間違いということではないと思いますし。ただ、ベルトをまいている人間がチャンピオンで、チャンピオンがDDTを代表して両国のメインに上がるべきだということです。今後は分かんないですね。僕は経営に回りたかったので。自分がプロデューサーとも言ってないし、思ったこともないんですけど。でも男色ディーノもプレイヤーだと思うし。また何か考えるしかないのかなと。
――高木さんがプロデューサーに復帰する?
高木 復帰というのは考えてないですね。やる人間がいないからやらなくちゃなっていう感じです。誰かいればいいし。逆にいろんな声を拾い上げていきたい。DNAもなくなりましたからね。アイツらも若手じゃないんで。その声も聞きたいなと思いますし。総選挙に葛西純、伊藤麻希、今成夢人も出るんで、そういう連中の声も面白いと思うし。攻めの姿勢でいきたいですね。
――去年から男色P、その前はGMでしたが、現状のかじ取り、役職は白紙?
高木 本当に今後のことはわからないので(笑)。自分が戻るって言われても、そもそもそんなにやってないしなっていう。僕は好き勝手に、面白おかしくやってきたのがDDTだと思ってるんで。逆に好き勝手なことをもっとやってもいいかなと。リングは光り輝いてないといけないし、選手も輝かせたい。そのためにどうするか。選手が輝く場を作ってあげないとなと。
竹下 初めてのDDTプロレス、いかがでしたか。
柳 超楽しみにしてたんですけど、前回見たプロレスとはまた違う感じで。1試合1試合ストーリーがあって。(竹下が)解説もしてくれて、どうなってるのかが入ってきやすかったです。
竹下 印象に残った試合とか選手はありました?
柳 やっぱり最後の里村選手。同じ女性とは思えないくらいのパワフルな動きで本当にカッコいいなって思いましたし。あとは最初の(笑)。
竹下 平田選手ですか?
柳 あのダンスの、盆踊りみたいになって(笑)。
竹下 第一試合からあれなんでプロレスの概念が変わってしまいますよね。
柳 面白い感じで見れました(笑)。
――里村選手は防衛戦もあります。
柳 9月ですよね? 最後の3人の方で。結果が気になるのでぜひ。(竹下に)試合はいつですか?
竹下 その日が復帰戦ですね。
柳 じゃあ絶対行きます。スケジュール、マネージャーに言っておきますね。