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ドラマティック・ドリームズ!Vol.10 ~身をも惜しまじ 名をも惜しまじ~

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ドラマティック・ドリームズ!Vol.10 ~身をも惜しまじ 名をも惜しまじ~

日時2023年7月2日
会場大阪・コミ協ひがしなり区民センター
観衆438人(超満員)
  • ★大会ハイライト★

  • 27分を超える熱闘……上野が悲願のHUBとの一騎打ちで劇的勝利!「僕はHUBさんよりもかっこよくなることはないかもしれない。でもHUBさんみたいにかっこよくなることが、僕のプロレスラーとしての目標です!」と涙のマイク!


     7月2日、大阪・コミ協ひがしなり区民センターで「ドラマティック・ドリームズ!Vol.10 ~身をも惜しまじ 名をも惜しまじ~」が開催。毎年恒例の松井幸則レフェリー主催興行だが、メインでは上野勇希が憧れのHUBと一騎打ち。
     HUBの徹底した足攻めにかなり苦しめられた上野。さらにHUBは場外での閃光毒牙、エプロンでのWRで追い込むと、どうにかカウント19でリングに戻った上野にWR。上野がこれをカウント2で返すと、HUBは亜留魔下首領で叩き付ける。これも返した上野はローリング・ギロチン式エースクラッシャーからBMEで反撃。HUBが「もっと来い」とアピールすると、上野は渾身のエルボーを何発も叩き込む。前のめりに倒れ込んだHUBだが、「HUBを舐めるな!」と叫びながら立ち上がると、とぐろ巻き式ラリアットで反撃。必殺の猛毒波布空爆を投下し、勝負あったかと思われたが、これもキックアウトした上野。ならばと雪崩式バイパーストライクを狙ったHUBだが、逆に雪崩式フランケンで投げ飛ばした上野は、打点の高いドロップキック2連発からWRを決めて勝利。
     残り試合時間2分弱での劇的な決着となった。するとHUBが自らマスクを脱ぎ、素顔をTシャツで隠しながら、そのマスクを上野に手渡す。そしてマイクを持ったHUBは「上野勇希……上野くん、去年10月の松井さんの興行でキミが俺に挑戦状をぶつけてくれてから、俺は24年のキャリアで今日の試合が一番最高の思い出になった。ありがとう」と言ってから「上野ー! オイ! お前いつまでも竹下、竹下言ってんじゃねえぞ! だからそんな女々しいオメーによ、竹下以上のプレゼントを与えてやるよ。オイ! お前はDDTを背負って立つんだろ? 胸張れー!」と激を飛ばした。
     引き上げていくHUBの背中を見つめながら思わず涙した上野だが、HUBのマスクを手に松井レフェリーから勝ち名乗りを受けると「HUBさん、ありがとうございました! 今日試合を出来ることでいっぱいいっぱいで、勝ったことも負けることも考えていなかった。でも僕が一番憧れた人はかっこいいですね。タケを見て、DDTを見て、プロレスラーになって、大好きなプロレスが出来て……でも好きになった友達は、DDTでやっていることは世界でも通用するんだぞって証明出来るままDDTから世界に行くような選手になって。プロレスラーになって僕は何を残せるんだろう、何になりたいんだろうって思ったときにHUBさんを知りました! HUBさんみたいになりたいと思いました。HUBさんに勝ちたいって思いました。今日勝てたけど、僕はHUBさんよりもかっこよくなることはないかもしれない。でもHUBさんみたいにかっこよくなることが、僕のプロレスラーとしての目標です! 今日決まりました!」とマイク。
     10回目の主催興行が超満員で、メインの激闘を目の当たりにした松井レフェリーは、上野からマイクを渡されると感動した様子で「すげぇ試合したな。楽しかった? 俺もめっちゃ楽しかったよ。皆さんも楽しかったですよね? 本当に楽しかったです。ありがとうございました」と言ってから、自身が来年30周年となることを告げる。観客から大きな拍手が起こると、松井レフェリーはまた来年大阪で大会を開催することを約束。
     バックステージでHUBは「リング上で言ったことがすべてなので」とだけ言って控室へ入っていった。一方、上野はHUBから手渡されたマスクを眺めながら「これから先、一生どんなことがあっても今日が一番最高の試合ということは変わらないし、どんなに落ち込むことがあっても今日という日があってくれるから、ボクの人生は最高です!」と語った。

    岸和田がデビュー30周年記念試合を自らの白星で飾る!「30周年なんてな、ただの途中経過じゃ!」(岸和田)


     松井レフェリーの1年先輩にあたるマグニチュード岸和田のデビュー30周年記念試合として、岸和田がディック東郷、ブラックバファローと組んで、入江茂弘&菊池悠斗&正田壮史と対戦。海外遠征帰りの入江と激しくやり合った岸和田だが、場外にセットしたテーブルの上に正田を寝かせると、コーナーからのダイビング・ボディプレスでテーブルクラッシュ。最後は盤石のラストライドで正田を沈めると、「30周年なんてな、ただの途中経過じゃ! 俺は一生現役や! プロレスラーに引退なんてあるか!」とマイクで豪語。入江に対して「次はシングルじゃ!」と言い放った。
     バックステージでは「松井とは30年来の付き合いで、松井が30周年記念大会をやってくれるってことで、本当にありがたく思っている。感謝してますね。長くやってきていいものだなと」と、盟友・松井レフェリーに感謝の弁を述べた。

    ☆全試合の詳細はWRESTLE UNIVERSEをご覧ください!
    https://www.wrestle-universe.com/ja/videos/gA5wy2VHLf1LHd1J9RDJr2
  • ダークマッチ 15分一本勝負

  • どすこい感謝しますvs20歳の同級生ザ・フレッシャーズ

    9分30秒

    エビ固め

    ※炎掌
  • 前説

  • 超満員のお客さんを見て感動した様子の松井レフェリーがオープニングコールをやろうとするが、上野が入ってきて「今日のために頑張ってきたと言っても過言じゃないぐらい思い入れの強い日になりました」と言ってオープニングコール!

  • オープニングマッチ 30分一本勝負

  • フェロモンズvsROMANCE DAWNvsヨガ相撲〜コンプライアンスとフェロモニアン達の嗜好の狭間で〜

    VS

    • WIN

      飯野“セクシー”雄貴

    • 男色“ダンディ”ディーノ

    VS

    9分28秒

    セクシーピーラー

    ※あと1組は高尾蒼馬&翔太
  • 第二試合 30分一本勝負

  • 極悪非道DAMNATION T.Avs千の技を持つ男たち

    8分47秒

    クロスフェイスロック

  • 第三試合 30分一本勝負

  • 「聞いたか?あいつゲラらしいで」スペシャルタッグマッチ

    VS

    VS

    14分11秒

    片エビ固め

    ※バーニングスター・プレス
  • 「松井幸則が一昨日財布と落としました! 財布は見つかりましたが、中身の5万円は抜き取られていました!」と明かした菊タローが、観客から寄付を募る“松井AID”を提案!

  • 第四試合 30分一本勝負

  • スペシャル6人タッグマッチ 日米ヤングレスリングサミット!

    VS

    VS

    12分25秒

    片エビ固め

    ※ウェインズワールド
  • 第五試合 30分一本勝負

  • スペシャルタッグマッチ 大阪百物語~赤井沙希、引退前最大の危機~

    VS

    • WIN

      坂口征夫

    • 赤井沙希

    VS

    10分10秒

    片エビ固め

    ※PK
  • 第六試合 30分一本勝負

  • スペシャル6人タッグマッチ マグニチュード岸和田デビュー30周年記念試合~お前ら、見たらわかるやろ!〜

    VS

    • ディック東郷

    • WIN

      マグニチュード岸和田

    • ブラックバファロー

    VS

    14分58秒

    エビ固め

    ※ラストライド
  • 「30周年なんてな、ただの途中経過じゃ! 俺は一生現役や! プロレスラーに引退なんてあるか!」と豪語した岸和田は、入江や菊池に「次はシングルじゃ!」と言い放つ

  • セミファイナル 30分一本勝負

  • 両国直前!Road to KOKUGIKAN スペシャル6人タッグマッチ

    14分2秒

    キングコングスリーパー

  • メインイベント 30分一本勝負

  • スペシャルシングルマッチ WR〜Wrestling & Respect〜

    • LOSE

      HUB

    VS

    VS

    27分55秒

    体固め

    ※WR
  • 自らマスクを脱いで上野に渡したHUBは「上野くん、去年の松井さんの興行で挑戦状をぶつけてくれたから、俺は24年のキャリアで今日の試合が一番最高の思い出になった。ありがとう」と言ってから、「お前はDDTを背負って立つんだろ? 胸張れ!」と激! 思わず涙した上野は「HUBさんみたいになりたいと思いました! HUBさんみたいに格好良くなることが、プロレスラーとしての僕の目標です!」 その様子を感動しながら見ていた松井レフェリーが「本当に楽しかったです。ボク来年30周年なんですよ」と言うと場内大歓声! 今年のヒロシの歌はYOASOBIの『アイドル』!

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