HARASHIMAが強烈な活……意を決したクリスがHARASHIMAに感謝し、改めて高鹿と向かい合う
3月23日、大阪・大阪市都島区民センターで「なにわ闘⼠2025」が開催。メインイベントではKO-D無差別級王者のクリス・ブルックスと、4・6後楽園大会で挑戦する高鹿佑也がタッグマッチで前哨戦を行った。
前哨戦ではあるが、クリスにとっては3・20後楽園大会での高梨将弘戦以降、最初の試合。どこか元気がない様子のクリスだったが、パートナーの正田壮史とセコンドのアントーニオ本多、そして対戦相手の高鹿とHARASHIMAの熱さに触れて徐々にいつものクリスの闘い方に。
しかし正田が高鹿を場外に連れ出し、クリスが絶好のチャンスでプレイングマンティスボムの体勢に入った瞬間、苦悶の表情を浮かべたクリスはHARASHIMAを持ち上げることなくガックリとうなだれてしまう。
するとHARASHIMAは怒りの形相で強烈な張り手の連打、ガクッとヒザをついたクリスを見下ろし「どうしたクリス! DDTのチャンピオンなんだろ!」と叱咤。立ち上がったクリスは強烈な張り手を返すと、高梨の得意技である鼻つまみチョップから意を決してプレイングマンティスボムを決めて勝利した。
試合後、クリスと握手したHARASHIMAが「強いチャンピオンだ」と言うと、マイクを持ったクリスは「ハラシマさんありがとうございました」と言ってからマイクをアントンに渡す。アントンは「プロレスラーになってよかったと思います。我々SCHADENFREUDE Internationalはいろんな経緯がございまして、この6〜7年間一緒にやらせてもらってます。私はその経験を通じて、人生で最も素晴らしい経験をしています。また生まれ変わったらアントーニオ本多になってSCHADENFREUDE Internationalに入りたい! 我々は仲間であり、家族のようなものだと思います。ですからこれからも感謝と尊敬と祈りを持って、SCHADENFREUDE Internationalはこれからも闘い続けます! 感謝、尊敬、祈り、闘い! プロレスにはそのすべてがある! そのプロレスを我々は体現していきます」と、時折声を詰まらせながら語った。そしてクリスが改めて高鹿に対して「今日はちょっとコウロク・ユウヤを味わえたかもしれない。4月6日、もっとコウロク・ユウヤを見せてください。楽しみです」と言ってから「タカナシさん、お大事に! みんな選手、ファン、シャーデンもこのリングで待っています!」と高梨にメッセージを送った。
The37KAMIINA離脱間近のMAO「新しい事や楽しい事をやっていくことしかマサさんのために出来ない」ディーノは涙ながらに「私はここでアイツが帰ってくるまでケツを出し続ける!」
セミファイナルで上野勇希、勝俣瞬馬とのThe37KAMIINAで、樋口和貞&平田一喜&石田有輝と対戦したMAOは、平田の奇跡を呼ぶ一発逆転首固めを首固めで切り返して勝利。3・29名古屋大会でThe37KAMIINAから離脱するMAOは「The37KAMIINAとしてやっていくのもあと1週間となりましたが、悲しいことでも何でもなくて。新しい事、自分が思う楽しい事をやっていくことしか俺はマサさんのために出来ない。だから俺は止まらない、やりまくります!」と語った。
また、第二試合でアントーニオ本多と組んで、大鷲透&納谷幸男といつものように尻を出して試合をしていた男色ディーノだったが、試合後、退場している途中に再びリングに戻ると「これはちょっといま私が言わなきゃいけないかなと思って。ちょっと時間をください」と言ってから「この間の後楽園大会で私の直の後輩で、ずっと一緒にやっている高梨が大怪我を負いました。高梨はこう言いました『DDTのファン、メンバー、愛してます』と。メンバー、ファンだけじゃない、自分自身も愛してくれ。私はここでアイツが帰ってくるその瞬間まで、私はケツを出し続ける」を涙ながらに叫んだ。
☆今大会はWRESTLE UNIVERSEで3月26日(水)配信予定!
https://www.wrestle-universe.com/ja/