高梨将弘がKO-D無差別級王者クリス・ブルックスから直接勝利を挙げ、3・20後楽園でのベルト獲りに弾み!「俺は絶対に勝って、おまえは最高のパートナーだって言わせてみせる」
3月8日、神奈川・横浜ラジアントホールで「ヤッチャイナファイト2025」が開催。「Judgement2025~旗揚げ28周年記念大会5時間スペシャル~」(同20日、後楽園ホール)でクリス・ブルックスの保持するKO-D無差別級王座に挑戦する高梨将弘が前哨戦を制し、王座戦に弾みをつけた。
クリスと高梨はタッグチームCDKでのベストパートナー同士だが、クリスが高梨を指名して、今回のタイトル戦が決定。この日、クリスは正田壮史と組み、高梨&アントーニオ本多と最初で最後の前哨対決となった。
クリスは高梨にグラウンドでのオクトパスストレッチ、チョップ連打で攻めていく。高梨はトラースキックからタカタニック狙いも、切り返したクリスがラリアット一閃。クリスは高梨にツームストーン・パイルドライバーも本多がカット。クリスが正田のキックのアシストを受け、パイルドライバー。そしてプレイングマンティスボムを狙うが、高梨がバッカスで丸め込んで逆転の3カウントを奪った。
高梨は「勝者と敗者の構図としては、信じられないけど、俺たち勝ったのかな? アンちゃん、ありがとう。おかげで勝てたぜ。クリス、(2・23)後楽園で直接言えなかったことを改めて宣言させてもらう。おまえが俺をどんなにやったとしても、俺はどんなにやられてどんな対価を払ったとしても、タイトルマッチ、必ずおまえから俺たちが過ごした6年間より重たい3秒のときを、おまえから奪ってやる。そのKO-D無差別級のベルトを巻くのはこの俺、高梨将弘だ」とベルト獲り宣言。
バックステージでは同じユニットとあって、一緒にコメントを出し、クリスは「今日はマサが勝った。20日、楽しみ。でも負けてのビールはあまりおいしくない。だから後楽園は絶対に勝つ!」とベルト死守を誓った。高梨は「負けて飲むビールの味は良く知ってるから、今のクリスの気持ちはわかる。クリスは“どっちがタイトルマッチの後にベルトを巻いてたとしても、うれしい気持ちになれる”と言ったけど……俺は絶対に勝って、クリスに“おまえは最高のパートナーだ”って、俺が言わせてみせるから」と自信を見せた。
鈴木みのるがUNIVERSAL王座前哨戦で王者・上野勇希を圧倒!「後楽園をぶち壊す勢いで俺と全力で遊びましょ」
「Judgement2025~旗揚げ28周年記念大会5時間スペシャル~」(同20日、後楽園ホール)で行なわれる、DDT UNIVERSAL選手権(王者=上野勇希vs挑戦者・鈴木みのる)の前哨戦は、挑戦者の鈴木が上野を圧倒した。
鈴木は彰人と組み、上野はTo-yとのコンビで激突。場外戦に転じると、鈴木は上野にイス、傘で攻撃。上野もエルボーで返して激しくやり合う。リングに戻ると、鈴木がエルボーで攻め込む。上野のエルボー、鈴木のチョップの打ち合いに。鈴木がフロント・ハイキックを見舞えば、上野はブレーンバスターで返す。To-yがチョップ連打も、鈴木のチョップ一発で吹っ飛ばされる。To-yの不思議の国の小嶋~コジマワンダーランド~から、上野が彰人にフロッグスプラッシュを叩き込む。鈴木が上野にスリーパーからゴッチ式パイルドライバー狙いも、To-yが阻止。上野が彰人にドロップキックから、Blackout Sleeperで絞め上げギブアップを奪った。勝負は上野組が制したが、強烈なインパクトを残したのは鈴木のほうだった。
マイクを持った鈴木は「上野! タイトルマッチまでクビ洗って待っとけとか、ベルト念入りに磨いとけとか、おまえのこれが最後とか、そんなB級レスラーのお決まりのセリフ、俺は言わねぇんだよ。次は後楽園だよな。今日よりもっと楽しく、もっと激しく、後楽園ぶち壊さす勢いで俺と全力で遊びましょ」と不敵に発言。上野は「鈴木みのると遊ぶのは痛いし苦しい。俺と遊ぶのはしんどいぞって言ってくれましたよね。でも、こんなんじゃ僕は負けません。鈴木さん、僕と遊ぶのは痛いです。苦しいです。でも楽しいですよ。またお会いしましょう」と返した。
バックステージで鈴木は「今日が最初で最後の前哨戦だよな。楽しいな。1回2回で終わるのはもったいねぇな。上野、もっとやろうぜ。もっとおまえの全力で殴ってみろよ。俺のこと蹴っ飛ばしてみろよ。おまえが今まで相手してきた奴、何十人、何百人っているだろうけど、俺より強い奴いなかったはずだ。上野よ、DDTよ、鈴木みのるをとことん食らいやがれ!」とニヤリ。
上野は「鈴木みのる、こんなもんですか。痛いよ。苦しいよ。もっと苦しくさせてくれよ、もっと痛くさせてくれよ。俺がこのベルト、ピカピカに磨いて、あなたの目の前に立ちましょう。ピカピカに磨いたベルトと鈴木みのるを食って、まだまだ進むよ。今ぐらいじゃ遊び足りんよ」とベルト死守を誓った。
DAMNATION T.A** **が追放したKANONを再びボコボコに! 佐々木大輔「3・20後楽園でおまえは終りだ」
「Judgement2025~旗揚げ28周年記念大会5時間スペシャル~」(同20日、後楽園ホール)でシングルでの決着戦を行う、DAMNATION T.Aの“カリスマ”佐々木大輔と、同軍から追放されたKANONとの遺恨がさらに深まった。
2・23後楽園で欠場中の岡谷英樹がDAMNATION T.Aに衝撃の加入を果たし、KANONが追放された。納得がいかないKANONは佐々木とのケジメマッチを要求し、3・20後楽園で相まみえることになった。
この日、KANONはMJポーとの一騎打ちに臨んだが、開始早々、場外戦となると、岡谷がKANONに竹刀攻撃、さらにDAMNATION T.Aのセコンド総出で、KANONを観客席に放り投げ、イスの雨あられ。リングに戻り、KANONがコブラツイストを決めるも、イルシオンが乱入。イルシオンをラリアットで排除したKANONはスリーピー・ホロウからコブラツイスト2.Oで絞め上げて勝負あったかと思いきや、岡谷が入って竹刀攻撃でカット。岡谷はレフェリーにも竹刀で一撃して反則負けが宣せられた。すると、佐々木らも入って、またもやKANONをボコボコにしてしまった。
佐々木が「ヘラヘラしやがって。『俺がなんかしたか?』って。おまえは何もしてない。何もしない。それが一番の罪だってことを知らねぇのか? これから教育してやる。3・20、俺の前に立てるのか? たとえおまえが来たとしても、俺たちがぶち殺してやる。3月20日で終わりだ」と言えば、岡谷は「おめえみたいな力のないヤツは、俺たちに支配されるしかねぇんだよ」と吐き捨てた。
一方、KANONは「アイツらのやり方は一番わかってんだよ。3年間やってたんだよ。佐々木、いや、DAMNATION T.A、必ずおめぇらに復讐してやる。ぶっ殺してやるからな!」と涙ながらに雪辱を叫んだ。
☆全試合の詳細はWRESTLE UNIVERSEをご覧ください!
https://www.wrestle-universe.com/ja/lives/88GNSEJKBxsjuPaCxYBMCy