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ハマのリングで愛を叫べ!

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ハマのリングで愛を叫べ!

日時2025年11月22日
会場神奈川・横浜ラジアントホール
  • ★大会ハイライト★

  • ササダンゴが2冠王者・上野勇希との最後の前哨戦で黒星も大マジメにベルト獲り宣言!「俺がプロレス界のアイコンになる。KO-D無差別級王者として、東京ドームやりますって言う」

     11月22日、神奈川・横浜ラジアントホールで「ハマのリングで愛を叫べ!」が開催。ふだんはDDTバラエティ班での戦いが多いスーパー・ササダンゴ・マシンが11・30後楽園での王者・上野勇希とのKO-D無差別級&DDT UNIVERSAL両選手権試合に向け、大マジメに2冠獲りを宣言した。

     11・6新宿での最初の前哨戦(上野&To-y&須見和馬vsササダンゴ&髙木三四郎&秋山準)では、ササダンゴが須見からリバース・シュリンプ・ホールド(いわゆる逆エビ固め)で勝利を挙げて先勝。この日の最後の前哨戦では髙木、HARASHIMAとのトリオで、上野&To-y&クリス・ブルックスと激突。DDT EXTREME王者のTo-yは11・30後楽園で髙木の挑戦を受けるため、この一戦はダブル前哨戦となった。

     まずは上野がササダンゴにゴムパッチン攻撃。クリスがササダンゴをゴムで叩きまくった。HARASHIMAが上野を雪崩式ブレーンバスター、To-yと髙木がマシンガンチョップの応酬に。髙木がTo-yを雪崩式ブレーンバスターでぶん投げると、To-yが高木に張り手からコジマワンダーランドで反撃。ササダンゴは120キロの重い体を利して、上野に乗っかってフォールを狙っていく。ササダンゴは上野にフォールアウェイスラムもカウント2。さらに垂直落下式リーマンショック3連発もカット。続いて、リバース・シュリンプ・ホールドもカット。ササダンゴと上野がエルボーのラリー。上野のドロップキックを自爆させたササダンゴは重いドロップキックを敢行。自身のマスクを脱いで上野に被せようとするも、阻止した上野はドロップキック。上野はトランクスからササダンゴが使用するマスクを取り出して前と後ろを逆に被せて視界を奪い、スクールボーイで丸め込んで3カウントを奪取。王者の上野が前哨戦をモノにした。

     試合後、To-yは「当日もおまえは敗北というハズレを引くからな。おまえのポケットのなかのマネーももっと搾り取って空にして、俺が富を得てやる。これからボートレースやりに行くぞ!」と言うと、髙木を無理やり連れ出して場内から姿を消した。

     上野は「(11・3)両国のパワポで、このベルトに挑戦する権利があるってことは重々分かりました。聞いてないことがあります。何で僕の持ってるKO-D無差別級のベルトに挑戦しようと思ったんですか?」と問う。ササダンゴは「おまえに勝って、リングで大の字になってるおまえをお姫様抱っこして、そのまま物販会場に行って撮影会をして、巨万の富を得て…」とササダンゴ流でしゃべり出すと上野がストップをかけた。

     そして、上野が「ほんまに東京ドーム行きたいと思って。僕は本気なんです。DDTの一番上のベルト獲って、もう1本面白いベルト獲って、何がしたいんですか? 夢は何ですか?」と再び問い掛けた。するとササダンゴは「本気で東京ドーム行きたいとか言ってるんだよな? プロレス界、2026年1月4日、めちゃめちゃデカいポジションが空くのはご存じ? 棚橋弘至が東京ドームで引退する。みんなが新日本の次のエースを狙ってる。(KONOSUKE)TAKESHITAだってそう。でも、デカい目で見れば、プロレス界全体のエースがいなくなるってことなんだよ。彼はこの20年間、プロレス界の象徴、アイコンだった。それがいなくなるってことは新日本だけじゃない。プロレス界全体にそのポジションを狙えるチャンスがあるってこと。俺は新日本のエースがプロレス界のアイコンだなんて思ってないから。DDTだって、そのチャンスあるから。俺がKO-D無差別級のベルトを巻いたら、俺がプロレス界のアイコンになる。KO-D無差別級王者として、東京ドームやりますって言って、そのキャンペーンで『徹子の部屋』に出るんだよ」と大マジメに青写真を描き、珍しく上野に中指を立てて退場した。

     バックステージでササダンゴは「スーパー・ササダンゴ・マシンに足りないもの、DDTのKO-Dのベルトだけ。UNIVERSALのベルトがあったらなおよし。それを持って、日本一、世界一有名なプロレスやってるオジサンになるから。それが一番の東京ドームへの近道だから。もう照れないで一生懸命プロレスやりますので」と必勝を期した。DDTきっての大型戦士のササダンゴがいよいよ本気なったからには、上野とて勝つのはそう簡単ではないだろう。

    岡谷英樹がKO-Dタッグ王座前哨戦でKANONを下し非情通告!「おまえがどこにいこうがいらない子」

     11・30後楽園でのKO-Dタッグ選手権試合(王者組=MAO&KANONvs挑戦者組=佐々木大輔&岡谷英樹)を前に、岡谷がKANONとのシングルでの前哨戦を制して非情通告をした。

     2・23後楽園で負傷欠場中の岡谷がKANONを襲撃してダムネーションT.Aに電撃加入し、佐々木らはKANONを追放。4・6後楽園で復帰した岡谷は佐々木と組み、ハンディキャップマッチでKANONに勝利。孤立したKANONをMAOが救出して合体。後にストレンジ・ラブ・コネクション(S.L.C.)として、MC&マネジャーのラッパー・KIMIHIROが合流。あれから9ヵ月の月日を経て、KANONとダムネーションT.Aとの真の決着戦となる。

     この日、大会開始前に同王座戦の公開調印式が開かれ、岡谷は「KANON、おまえに一つ忠告がある。おまえは俺たちに捨てられて、MAOたちに拾われたんだが、おまえは何も分かっちゃいねぇ。なぜなら、おまえはまた一人になるんだ。おまえはどこに行こうが、環境変えようが、おまえは一生いらねぇ子なんだよ。だからその日まで楽しみに待ってろ!」と吐き捨てた。佐々木は「ラッパーの兄ちゃん(KIMIHIRO)とか、MAOとか用ない。KANON、この裏切り者が! てめえが裏切ったせいで人生めちゃくちゃだ。だからこの選手権でおまえからタッグベルト奪って、おまえを地獄に落として、おまえの人生めちゃくちゃにしてやる。そしたら、英樹さんを説得して、おまえをダムネーションに入れてやる。楽しみだな」と意味深発言。

     王者組のKANONは「ホントに今めっちゃ楽しくて、プロレス人生で一番楽しいっすよ。なんでかって、頼れる仲間がいて、KIMI(HIRO)ちゃんもいて、最高なんすよ。ダムネーションのときよりも。4月で1回人生めちゃくちゃになってるんで。だから、ここからKANONのプロレス人生はめっちゃハッピーで。そんなプロレス人生送るんですよ。だから俺ももう一人にならないし、このベルトはあんたに渡さないし。俺らはフォーエバー、チャンピオンになります。おまえらには渡さない!」とベルト死守を誓った。MAOは「今、イキイキとしたKANONを見せつけてやることが、復讐なんじゃないか? 俺はKANONがダムネーション裏切って(笑)、一人のKANONを助けて、全部俺に責任あると思うけど、これはダムネーションとKANONのストーリー。俺は最強のサポート役に徹するつもり。KANONが決着をつけるべきだと思うし、俺は96キロくらいまで落ちたし、万全の状態だし。夢の途中というか、チヤホヤの途中だからこんなところでベルトは落とさない。ハッキリ言って俺は眼中にないんだ。あっさり防衛したい」と話した。

     そして、因縁深い岡谷とKANONがセミファイナルで一騎打ち。昨年3月30日、同じ会場で両者はシングル戦に臨み、岡谷が敗退。試合後、岡谷は左ヒザを負傷していたことを明かし、治療のため長期欠場に入ることを表明。そして、復帰前に岡谷がダムネーションT.A入りし、KANONが追放されるという複雑な人間模様が交錯していた。

     序盤こそ、レスリングの攻防となったが、場外に転じると、岡谷が金具で攻撃、セコンドでMJポーが介入、鉄柱にぶつけるなど反則ざんまい。リングに戻り、KANONがチョップ連打で反撃すると、エルボーの打ち合いに。KANONがスリーピーホロウもカウントは2。さらにKANONがラリアットを叩き込むも、エプロンから佐々木がイス殴打。すかさず岡谷が逆打ちを決めて、そのまま3カウントを奪った。

     試合後、両軍のセコンドが入って乱闘に発展。ダムネーションT.Aは佐々木がイスを手にして、KANONをボコボコにし、この日も素人のKIMIHIROに手を出す暴挙。岡谷は「しょせんおまえはこんなもん。MAO、こいつがタッグパートナーでいいのか? こんなザコで。おまえがどこにいこうが、いらない子っていうのは変わんないんだ!」と挑発。

     バックステージで岡谷は「結局変わんねぇんだよ。佐々木大輔が(KANONを)勧誘するなら仕方ねぇけど。後楽園ですべて決まるよ」と言い放った。屈辱の敗退を喫したKANONは「しゃくだけどバッチリ、スイッチ入ったから。ケンカ売られて間違いだと思えよ。佐々木、4月に興味ねぇとか言ってたけど、俺のこと大好きじゃねぇか。必ずおまえをぶっ倒してやる。覚悟しとけ」と雪辱を期した。
  • 公開調印式

  • EXTREME選手権試合の調印式はTo-yの提案でスクラッチくじに挑戦、100万円を狙うもTo-yが400円をGET! KO-Dタッグ調印式では佐々木がKANONを“裏切り者”呼ばわりしDAMNATION T.A再加入を提案! KANONはキッパリ拒絶し「今がプロレス人生で一番ハッピー」!

  • オープニングマッチ 30分一本勝負

  • 11分7秒

    片エビ固め

    ※スピア
  • 第二試合 30分一本勝負

  • スペシャルタッグマッチ

    VS

    • WIN

      MBM

    • アルティマ・ソンブラ

    VS

    9分15秒

    片エビ固め

    ※パッケージ・パイルドライバー
  • 第三試合 30分一本勝負

  • 彰人デビュー16周年記念試合

    7分42秒

    逆エビ固め

  • 第四試合 30分一本勝負

  • 12分14秒

    どすこいクラッチ

  • 第五試合 60分一本勝負

  • O-40選手権試合

    12分36秒

    エビ固め

    ※ジャパニーズ・レッグロール・クラッチ・ホールドを切り返す。アントンが初防衛に失敗、佐々木が第8代王者となる。
  • 40歳のバースデー当日の佐々木がアントンからO-40王座奪取! アントンがバースデーソングでお祝いも佐々木はスルーして退場……!

  • セミファイナル 30分一本勝負

  • スペシャルシングルマッチ

    VS

    VS

    13分41秒

    逆打ち

  • DAMNATION T.Aの黒い策略でタッグ王者・KANONが岡谷に敗れる! DAMNATION T.Aが総出でKIMIHIRO、MAOまでも袋叩き!「お前がどこにいこうが、いらない子っていうのは変わんないんだ」(岡谷)

  • メインイベント 30分一本勝負

  • KO-D無差別前哨戦となったメインイベントは王者・上野が挑戦者・ササダンゴから直接勝利! To-yは髙木を無理矢理引き連れギャンブルに繰り出す! ササダンゴが無差別級王座に挑むその胸中を激白!「俺がプロレス界のアイコンになるの。徹子の部屋に出てる絵が俺には浮かんでる」(ササダンゴ)

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