DDTロゴ
DDT

April Fool 2021

この記事をシェアする

April Fool 2021

日時2021年4月11日
会場東京・後楽園ホール
観衆650人(超満員札止め)
  • アンダーマッチ 15分一本勝負

    • LOSE

      小嶋斗偉

    VS

    VS

    5分6秒

    ノーザンライト・スープレックス・ホールド

  • 腕の取り合いから小嶋がヘッドロックでグラウンドに持ち込むが、岡谷はヘッドシザースで脱出。小嶋の逆水平チョップにエルボーで応戦した岡谷だが、岡谷の攻撃をかわして逆水平チョップでなぎ倒した小嶋はボディスラム。小嶋の串刺し攻撃を蹴りで止めた岡谷はブレーンバスター。逆に串刺しジャンピングエルボーを叩き込んだ岡谷はミサイルキック。さらにエルボードロップからのセントーンを落として追い込むと、「上げるぞ、オラ!」とアピールしてからノーザンの体勢。踏ん張った小嶋は逆水平チョップ。「カモーン」とアピールする小嶋にエルボーを叩き込んだ岡谷だが、小嶋はカウンターのドロップキックからゼロ戦キックを返すとフルネルソンの体勢に。エルボーで防御した岡谷を丸め込んでいった小嶋だが、キックアウトした岡谷はティアドロップからのジャンピング・ネックブリーカーを決めると、今度こそノーザンライト・スープレックスで投げて3カウントを奪った。
  • オープニング

  • 4・15浅草大会にジョイマン来場! 伊藤麻希が東京女子の4・17後楽園をPR! 50代最後の試合に挑む松野がオープニングコール!

  • 今林久弥GMが新グッズを紹介してから海外向け通販サイトでDDTと東京女子のグッズを販売することになったことを発表。続いて4・15浅草大会にジョイマンの来場が決定したこと、5・4後楽園でKO-D8人タッグ防衛戦が行われること(挑戦者未定)が発表された。そして4・17後楽園ホール大会を行う東京女子プロレスから伊藤麻希が登場。「皆さん、東京女子プロレス来ます? 来てくれます? チケットのほうロビーで売っていると思うので買ってください! 伊藤、2年ぶりにメインをやるんですよ! ベルト獲るので観に来てください! ほかの見どころは、うーん……伊藤が一番の見どころかな」と伊藤節で大会を告知した。ここでプレ還暦試合を行うゴージャス松野が呼び込まれる。松野は「新年度1回目の後楽園大会でございます! 来週18日は新潟で還暦試合ということで、張り切って福島からやってきました! 本当だったら福島で還暦試合を予定していたのですが、会場がコロナのワクチン接種会場になってしまったので。今日が50代最後の試合ですので、景気づけにワタクシの『おまえのバラード』をお聞きください」と持ち歌を歌おうとしたが、今林GMに止められたため、「歌はまたの機会に」とオープニングコール。
  • オープニングマッチ 30分一本勝負

  • 高鹿佑也デビュー戦

    VS

    • WIN

      岡田佑介

    VS

    7分28秒

    逆エビ固め

  • これがデビュー戦となる高鹿だが、対戦相手はDDTに入団したばかりの岡田。高鹿は赤と青のラインが入った黒のロングタイツに、黒のリングシューズ姿。高鹿から握手を求めていき、岡田が応じてから試合開始。グラウンドに持ち込もうとした岡田だが、高鹿はすぐに立ち上がる。バックを取った高鹿だが、リストロックで切り返した岡田。ロープに押し込んだ高鹿は離れ際にフォアアームを叩き込む。ショルダータックルを敢えて受け止めた岡田だが、何度もぶつかっていってなぎ倒した高鹿はボディスラムを狙う。しかしこれは岡田が逆に投げていき、胸を突き出して高鹿のフォアアームを受け止める。その上でカウンターエルボーからヒップトスで寝ゲタ岡田は逆エビ固めへ。リング中央でガッチリ決まったが、ロープに逃れた高鹿の頭を足蹴にして挑発した岡田。フォアアームを打ち込む高鹿だが、岡田はヘッドバットからフロントキックでなぎ倒すと、再び逆エビ固め。一度はリング中央まで引きずり戻されたが、どうにかロープに逃れた高鹿はブレーンバスターを狙った岡田を逆に投げる。ランニングエルボーでなぎ倒した高鹿は両足タックルから抱え上げ、水車落としで叩き付ける。さらにチキンウイング・アームロックに捉えるが、岡田はワンハンド・ボディスラムで叩き付けて脱出。「もっと来い!」と挑発しておいて、カウンターのショルダースルーで投げた岡田はブレーンバスター。カウント2で返した高鹿だが、岡田は三度目の逆エビ固め。リング中央に引きずり戻されたところで高鹿はギブアップ。試合後、岡田は高鹿の健闘を称えて握手。デビュー戦を終えた高鹿は四方に一礼してリングを降りた。

    【試合後コメント】
    高鹿 このコロナで3ヵ月ぐらい練習できない期間があって。自分の技術が足りないせいもあるけど練習生期間が1年半ぐらいになってしまって。「まだかな」とデビューする日をずっと待ってるのが悔しくて。こうしてデビューできて負けたけどプロレスラーとしての第一歩が始まったと思いました。
    ――今後はどういうレスラーになりたい?
    高鹿 もっともっと身体を大きくして。関節技でギブアップ取って相手に「まいった」「高鹿に勝てない」って言わせるぐらいのレスラーになりたいと思っています。
    ――ヘッドコーチの秋山選手からも教わった?
    高鹿 ハンマーパンチとヒップトスの足の運びとか細かい技術をダメダメだったので直してもらって。今デビューできたのも、ほかにも教えてくださった先輩はいっぱいいるんですけど、秋山さんとか、今日デビュー戦の相手の岡田さんとか、できない自分のために時間を作って教えてくれたのはすごいなと思います。
  • 第二試合 30分一本勝負

  • クリス、赤井、納谷はそれぞれ保持しているベルトをアピールしながら入場。無冠の飯野は私服のベルトを持参。クリスと大石の先発で試合開始。中村が「大石さん」コールを盛り上げる中、腕の取り合いからグラウンドに持ち込んだ大石だが、クリスはロープに脱出。ここで大石が平田にタッチすると、平田は「女に代われオラ!」と赤井を指名。クリスが仕方なくタッチするが、赤井はエルボー。平田はソバットからロープに飛ぶが、赤井はカウンターのビッグビーツ。それでも延髄斬りを返した平田は早々にタッチ。中村がドロップキックを叩き込むと、彰人と大石が入ってきて合体攻撃。赤井も彰人の串刺し攻撃を蹴りで止めるとブレーンバスター。タッチを受けた納谷は突進してきた中村をショルダータックルで吹っ飛ばすと、串刺し攻撃からDDT。中村エプロンに出ると、ロープ越しのジャンピング・ヘッドバットを返すとスワンダイブ式ミサイルキック。しかし代わった大石を納谷が軽々と放り上げると、クリスがミサイルキックから背中へのイビング・セントーン。大石をエプロンに追いやったクリスだが、ダイヤモンドダストを返した大石はコーナーからスイングDDT。だが、回転を止めたクリスは大石をトップロープに乗せるとネックスクリュー。ここで飯野が入ってきて平田をショルダータックルで吹っ飛ばすとハカエルボー。かわした平田はスライディングキックからサングラスを装着。すぐに攻撃した飯野だが、平田はその飯野にサングラスを装着させる。ここで曲がヒットし、平田と飯野がダンス。飯野は敵味方関係なく無双状態で蹴散らしていくと、平田を肩車。笑顔の平田だが、そのばばバックフリップで叩き付けた飯野はスピアを狙う。奇跡を呼ぶ一発逆転首固めで切り返した平田だが、カウントは2。そこから選手が次々に入ってきてやり合うが、中村が赤井に串刺しエルボーからボディへのヘッドバット。さらにサマーソルトドロップから619、絶品。だが、クリスが場外から赤井を引っ張って中村を自爆させる。中村はクリスに攻撃しようとしたが、今度は赤井がクリスを突き飛ばして阻止すると、中村にケツァル・コアトルを決めて3カウント。
  • 赤井がクリスのEXTREME級王座に挑戦表明! 5・4後楽園まで赤井がアイアンマン王者ならダブルタイトルマッチに!

  • 試合後、クリスと握手をした赤井はマイクを持つと「クリス! ここ最近ずっと思っていたことがあって。私、Eruptionに入ってから6人タッグのベルト獲れたけど、自分が原因でベルトを失ってしまって。最近やと坂口ささんがUNIVERSALのベルトに挑戦して、樋口君はKO-D無差別に挑戦して。でも私、ずっと見てばっかでセコンドについてばっかで。いまDDTらしさって何やろうって選手全員で悩んで闘っている時期やと思う。それでも私は見てばっかりで。でも私、いまアイアンマンのベルト持っているし、そのEXTREMEのベルト、私に挑戦させてください! 私もDDTの1選手やから! そのベルトに挑戦させて! アイ・ウォンチュー・ベルト」とクリスに挑戦表明。それを聞いたクリスは「ワカリマシタ! ハイ、ダイジョブ。イキマショウ!」と承諾。今林GPが5・4後楽園大会でクリスのDDT EXTREME級と、現時点では赤井のアイアンマンを懸けたダブルタイトルマッチとして行うと発表された。

    【試合後コメント】
    赤井 七番勝負を経ていろんな経験をさせてもらって、ここ1、2年は私にとってすごい濃厚な時間であり、DDTらしさがどんどん成長していく中で、なかなか蚊帳の外というか、しょうがないとは言え女子一人で乗り込んで、それでもいいとDDTの歯車になりたいと思ったんですけど、なかなか自分の思うようにはいかずで。ずっとEruptionの2人の背中を見てて、うらやましいと思ったんですけど、それって性別のせいにしてたらダメだなと思って。誰もが挑戦できるわけじゃないと思うし、私は今アイアンマンというDDTの象徴のベルトを持っているので、次、5・4後楽園ホールで今林さんも飲んでくれたので、それまでこのアイアンマンを死守して。EXTREMEのベルトこそ、すごい可能性のあるベルトだと思うので、DDTらしさとは何かわからないけど、。それと追求しつつ、あのベルトを持ってもっとDDTらしさというもの発信したいと思います。
    ――クリス選手は強敵だが。
    赤井 クリス自体はすごく尊敬しています。DDTに入って誰よりもなじんで誰よりも考えてて。彼自身も努力しているし、うらやましい部分もありますが、クリスと私にしかできない試合が絶対あると思うので、それを乗り越えていきたい。


    クリス このベルトを獲った時に面白いことをやろうと思っていたけど、アカイからの提言はまさにそれ。まさに面白いことそのものなので、彼女の提言を受けることになんのためらいもなかった。彼女には6人タッグのタイトルに挑戦はしていたけど、シングルでのタイトル挑戦はなかなかなかったと思うし、それはファンもみたいところだと思うので僕としては彼女にその機会を与えることは願ってもないことだ。アイアンマンとEXTREMEのダブルタイトル戦はひょっとしたら史上初なのかもしれないけど、DDTのことだからきっと一度やってはいるんだろうな。
    ――ルールは?
    クリス 試合自体が今決まったのでそんなに考えられていないけど、一味変わった試合になることだけは今お約束できる。
  • 第三試合 30分一本勝負

  • ゴージャス松野プレ還暦記念試合

    0分24秒

    エビ固め

    ※ヘッドシザースから
  • 再試合

  • ゴージャス松野プレ還暦記念試合

    6分59秒

    片エビ固め

    ※ダイビング・フィストドロップ
  • プレ還暦記念試合ということもあり、松野はIWA JAPAN時代に着ていた真っ赤なカンフー着に真っ赤なハチマキ姿で登場。「俺一人でやるよ」と先発を買って出た松野は遠藤を指名。しかし遠藤はリングを降りてしまう。観客が手拍子を盛り上げると、渋々リングに戻った遠藤はヘッドロックからグラウンドに持ち込む。ヘッドシザースで脱出した松野が、逆にヘッドロック。ヘッドシザースで切り返した遠藤は、起き上がろうとする松野の足を押さえ込み、そのまま3カウント。

    帰っていくDAMNATIONを呼び戻した今林GMが「プレ還暦試合! 50代最後の試合! 考えろ! 忖度しろ! 郷土の英雄! 遠藤、お前の親父の友達! お前(松野)もあれぐらい返せ! あと松井! 肩がついてるからってカウント取るんじゃねえ! 再試合だな!」と全員を一喝し、再試合をすることに。またもヘッドロックでグラウンドに持ち込んだ松野だが、ヘッドシザースで切り遠藤はまたも起き上がろうとする松野を押さえ込むが、今度はカウント2。しかしポーリーが松野の上に乗っかっていくと、島谷が敢えて松野のエルボーを受け止めてからサミング。島谷はくし刺しラリアットでカウント2まで追い込むとブレーンバスターを狙うが、逆に投げた松野は大鷲にタッチ。ビッグブーツでDAMNATIONを蹴散らし、ヘッドシザースで遠藤と島谷をまとめて投げた大鷲だが、島谷はヒザへの低空ドロップキック2連発。遠藤のその場跳びシューティングスターと、島谷&ポーリーの親子亀ボディプレスをかわした大鷲はアントンにタッチ。倒れている遠藤と島谷は華麗にかわしたアントンだったが、ポーリーに躓いて転倒。ヒザを負傷してギブアップする前にごんぎつねを披露したアントンだが、「ちゃんちゃんこ」かと思ったら「チ●コチ●コ」だったという。唖然とするDAMNATIONにサミング。島谷は辛くも防御したが、目をやられて見えない遠藤は島谷にトーチャーラックボムを誤爆。さらにポーリーが遠藤に躓き、島谷にボディプレスを誤爆。そこに松野がゴージャススター・エルボーを決めると、続けてアントンはダイビング・フィストドロップを投下して3カウント。

    プレ還暦試合を勝利で飾った松野はマイクを持つと、「お陰様で何とか還暦までプロレスを続けることが出来ました。ただワタクシ、デビューが40を過ぎてましたので、まだ20年しかプロレスをやっていません。今日は還暦、新たなスタートでございますけど、これから……」と挨拶が長くなりそうなところで大鷲がマイクを取り上げ、投げ捨てた。

    【試合後コメント】
    大鷲 松野さん、試合が終わって生きててよかったなって思いました。
    松野 生きて帰れてきたことはひじょうにありがたいことだと思います。奇跡です。
    アントン 還暦はいつなんですか?
    松野 4月18日が誕生日なんで来週の日曜日です。
    大鷲 おめでとう。
    アントン まだまだプロレス続けてください。
    松野 デビューして20年なんで、やっと中堅に入ったと思います。還暦クリアして古希70歳もクリアして30年やったらやっとベテラン。
    大鷲 それまでに何度も三途の川を渡ると思いますが、帰ってきてね。
    松野 必ず帰ってきます。
    大鷲 生き延びてもらいたいですね。
    アントン 体に気をつけて頑張ってください。
    大鷲 来週の新潟が本番!
    松野 来週の新潟で舞ってますので、還暦ファイトを是非見てください!
  • 吉村が5・9後楽園で復帰を発表! 復帰戦は上野との対戦を希望

  • ここで今林GMが長期欠場中の吉村直巳を呼び込む。リングに上がった吉村は「去年の11月から欠場していて半年くらい治療を続けてきたんですけど、この度……5月9日に復帰します!」と報告。カードは未定ということだが、吉村は「1個お願いがあるんですけど、自分、上野さんと対戦したいんですよ。そのカード組んでもらっていいですね」と、欠場前までタッグを組んでいた上野との対戦をリクエスト。今林GMは吉村のお願いを考慮した上で復帰戦のカードを組むことを約束した。
  • 第四試合 30分一本勝負

  • DAMNATIONvsThe 37KAMIINA!

    15分50秒

    踏み付け式体固め

    ※ジントニック
  • マイクを持った勝俣は「竹ちゃんがアメリカに行ってAEWに出たんだって! すごくない? アメリカで進化しているんだよ! 俺もフィンランドに行ってサウナ愛で進化してぇ〜。みんなで絶対フィンランド行こうね! よし、竹ちゃんが頑張っているからこの三人で熱い試合しましょう! 対戦相手のDAMNATION、出てこうや!」とマイクアピール。

    そして握手を求めたThe 37KAMIINAだが、DAMNATIONが応じないでいると「熱波WER!」ポーズ。怒ったDAMNATIONが襲いかかるが、The 37KAMIINAは火野を孤立させるとトリプルドロップキックを発射して「ととのったー!」。だが、UNIVERSAL挑戦が決まっている高尾が上野を鉄柵に投げつけると、火野が逆水平チョップ。さらに後方に投げ捨ててからセントーンを投下。防戦一方の上野に高尾がさらにエルボーから執拗なカバーで追い込む。佐々木も顔面を踏み付ける。上野はどうにか反撃しようとしたが、エプロンから高尾が蹴っていく。すると上野は佐々木の攻撃をかわしてエプロンの高尾を攻撃してから佐々木に反撃し、ようやくMAOにタッチ。ドロップキックで佐々木を吹っ飛ばしたMAOは、火野に対して後ろ手に組んで挑発。だが、逆水平チョップをかわしたMAOはボディスラムを狙う。逆に投げようとした火野だが、MAOは背後に着地。火野は逆水平チョップを放つが、背後にいた勝俣を直撃。その後もことあるごとにエプロンの勝俣に逆水平チョップをヒット。MAOのバックを取った火野だが、MAOは身体を捻って火野のバックに回ると、自軍のコーナーに押し込む。勝俣がクラッカーを発射させると、MAOが丸め込む。勝俣は火野の腕を取るとコーナーに登っていくが、握力で握る潰そうとする火野。それでも手に噛みついた勝俣はアウフグース。だが、火野は倒れない。着地して「倒れろー!」と絶叫した勝俣だが、火野は逆水平チョップ。さらに佐々木がジャーマンで投げ捨ててからカウンターパンチ。勝俣も何とか丸め込むが、スリーパーに捉えた佐々木。一気にコーナーに登った佐々木だが、追いかけていった勝俣。だが、佐々木は回転エビ固めの要領でマットに着地。ここで勝俣はウラカンで投げ捨てて上野にタッチ。おっぴろげアタックからのリバーススプラッシュを狙った上野だが、かわした佐々木はドラゴンスクリュー。タッチを受けた高尾は「弱いの来いよ」と挑発。上野のエルボーを受け止めた上でエルボーを返すと、くし刺しジャンピングハイからディープインパクト。ダイビング・フットスタンプをかわして上野はカニ挟み。エプロンからMAOと勝俣がサンドイッチ・ドロップキック。さらにリングに戻した高尾を二人がかりでたたき付けたところに上野がフロッグスプラッシュを投下。だが、続くBMEを剣山で迎撃すると、佐々木がケブラドーラ・コンヒーロ。すかさず高尾がダイビング・フットスタンプを投下。MAOと勝俣がカットに入るが、火野が城外に蹴散らす。高尾はリバースゴリースペシャルボム、上野はWRをそれぞれ狙うが、両者とも防御。そこからエルボーの打ち合いになると、高尾のエルボーをモロの食らった上野は前のめりにダウン。そこからリバースゴリースペシャルボムを決めた高尾はカウント2で自ら引き起こすと、佐々木がレフェリーを引きつけている間に、上野の急所を蹴り上げてからダメ押しのジントニックを決め、ニーオンザベリーの状態で3カウント。
    前哨戦で完膚なきまでに王者を痛めつけた上で勝利した高尾は「オイ、弱いチャンピオン! 5月4日もこうなるから覚えておけ!」と吐き捨てた。

    【試合後コメント】
    高尾 弱いチャンピオン、5月4日はこんなんじゃすまねえからな。覚えておけよ。


    上野 高尾さんが挑戦表明して今日だったんですけど……。何がしたいのかよくわかんないですけど、この重い負けはしっかり感じて。あと一回当たれると思うし、タイトルマッチは防衛したいと思います。ちょっと頭が回らないですね……。
    勝俣 そういうことだ! 勇希はそういうこと! ちょっとサウナいって休もう! 冒頭でも言ったけど、タケちゃんも頑張っているから! この1ヵ月の欠場ね。俺らもフィンランドにいってサウナで進化する? そういうことだ! 勇希は今日負けても今日で終わりじゃないんだ。明日からまた頑張ろうじゃないか。熱波WER! 熱波WER! よし帰ろう。
    MAO(勝俣だけ先に退席して)……まあ、ああいうことしているヤツらはもう先がないってことだから。必死なのよ、向こうも。だいぶこっちのほうが余裕あったんじゃない? ああいうヤツらは伸びねえぞ、DAMNATION!
    上野 我々日ごろから本気出してますから。毎日毎日本気出してやっていきますよ。
  • セミファイナル 60分一本勝負

  • KO-Dタッグ選手権試合

    VS

    VS

    18分36秒

    片エビ固め

    ※蒼魔刀。坂口組が3度目の防衛に失敗、スマイルピッサリが第69代王者組となる。
  • 握手を求めたスマイルピッサリだが、Eruptionは応じない。樋口とHARASHIMAの先発で試合開始。脇を刺してテイクダウンした樋口だが、足をかけて倒したHARASHIMA。一旦離れると樋口は坂口にタッチ。HARASHIMAのタックルを切った坂口だが、ガブったHARASHIMA。ガードポジションになった坂口は潜ったところから足関節を取りにいくが、HARASHIMAも防御しながら岡林にタッチ。威圧感のある岡林になかなか入っていけない坂口だが、バックを取って自軍のコーナーに押し込むと樋口にタッチ。ショルダータックルでのぶつかり合いは両者まったく譲らない。ヘッドロックに捉えた岡林をベアハッグで抱えた樋口。熱くなったところでHARASHIMAが岡林とタッチ。だが、樋口はHARASHIMAをボディスラムで叩き付けてからタッチ。チキンウイング・フェースロックを決めながらHARASHIMAの口を塞いでいった坂口。さらにスリーパーに捉えた坂口だが、投げて逃れたHARASHIMAはジョン・ウーで吹っ飛ばしてタッチ。アトミックドロップの体勢から投げ捨て、ボディスラムの体勢から投げ捨てた岡林はアルゼンチンを狙う。飛びヒザで防御した坂口だが、ショルダータックルで坂口を場外に落とした岡林。坂口もラリアットをかわしてエプロンに戻るとランニングローで蹴り飛ばす。続いて樋口がくし刺しラリアットからアバランシュホールドで叩き付けるが、岡林も逆水平チョップ。打ち合いを挑んでいった樋口だが、岡林はそこからパワースラムで叩き付けるとアルゼンチン・バックブリーカーで担ぎ上げる。しかし樋口もどうにか逃れると逆にカナディアン・バックブリーカー。さらにラリアットの相打ちを挟んで、ラリアットで樋口がなぎ倒す。アイアンクローに捉えた樋口だが、振り払った岡林はラリアットで吹っ飛ばすとコーマーへ。しかし追いかけていった樋口は雪崩式ブレーンバスター。坂口が三角絞めに捉えるが、そのまま持ち上げた岡林はコーナーに投げつけて脱出。タッチを受けたHARASHIMAは岡林とのトレイン攻撃からスワンダイブ式ボディプレス。坂口もミドルキックを返すが、HARASHIMAも蹴り合いを挑んで行く。お互いに譲らない蹴り合いに打ち勝ったのは坂口。そこに樋口が入ってきてHARASHIMAを抱え上げる。坂口の蹴りから樋口はコーナーにセットすると、坂口が神の右膝(。岡林がカットに入ると、ダブルラリアットでEruptionをなぎ倒す。さらにHARASHIMAがジャンピングハイで樋口を排除すると、坂口にファルコンアロー。さらにハイキックからリバースフランケンで投げると、スタンディングの坂口にくし刺し式蒼魔刀。坂口も返す刀で飛びヒザを叩き込むが、HARASHIMAの蒼魔刀がヒット。樋口がカットしたが、岡林がショートレンジラリアットで排除。HARASHIMAはスワンダイブ式蒼魔刀を狙ったが、かわした坂口は胴絞めスリーパーで捕獲。だが、樋口を振り切った岡林が入ってきて坂口をぶっこ抜き、HARASHIMAから引き剥がすと、パワーボムで投げ捨てる。そこにHARASHIMAが蒼魔刀をブチ込んで3カウント。

    勝ったHARASHIMAはEruptionの強さを拍手で称えると、深々と一礼。そしてマイクを持って「最後ワケ分からなくなったけど、たぶん岡ちゃんのお陰とみんなの心の応援のお陰で勝つことが出来ました!」と言うと、岡林も「ホンマにHARASHIMAさんと組んで、このベルトが獲れて嬉しく思います! ピッサリー!」とご満悦の表情。最後はHARASHIMAが締め。「坂口&樋口、本当に強かったです。スマイルピッサリ、ベルト巻けました。僕たちがベルトを撮った限り、スケジュールが許す限り誰の挑戦でも受けます。誰の挑戦でも受けてやるさー!(なんでー?)そしてその試合もガッチリ勝ってやるさー!(何でー?)DDTのみならずプロレス界を二人で明るくテカテカ照らしてやるさー!(何で−?)何でかって? それは…」岡林「ピッサリ!」HARASHIMA「鍛えているからだー!」

    【試合後のコメント】
    坂口 樋口、申し訳なかった。
    樋口 いや、こちらこそ……。
    坂口 やっぱこの間のKO-D、秋山戦見てたから強くなったよ。だから俺も足を引っ張らないように頑張ったけど、ダメだった。さすがHARASHIMAだよ、うまくあのハゲをコントロールしていた。またイチからやり直させてもらうか。
    樋口 やり直しましょう。ただこれで終わったわけじゃないので。今日は自分も岡林さんばかりに目がいってしまったので。でもさすがあの2人。タッグベルトを失った悔しいし、またイチから始めなきゃいけないけど、タッグリーグ戦で出直して。そこからですね。
    坂口 ちょうどいいや。いやあ、つええし、スッキリした。
    樋口 もう一回挑戦しましょう。
    坂口 勝負してやりたい。
    樋口 タッグリーグ戦優勝して、もう一回あの2人に挑戦してベルトを取り戻します。
    坂口 次負けたら俺らもアイツのようにツルツルにしてやるよ。その代わり、俺らが勝ったらHARASHIMAがツルツルにしろ。以上だ。
    HARASHIMA チャンピオンチームが本当に強くて、厳しい攻めをされたけど、本当に岡ちゃんのパワーで勝てましたよ。
    岡林 ありがとうございます。
    HARASHIMA 最後何をやってたの? 僕、(坂口に)落とされそうになったから。ドンドン(首が)絞まっていって「無理だ!」と思ったら、いなくなっているからなんだろうと思っていたら持ち上げてて。
    岡林 パワーボムで持ち上げようと思って。一回アカンかった、あれ。
    HARASHIMA その分、僕の首絞まっていたからね。
    岡林 すいません!
    HARASHIMA 結果勝てたので、大丈夫!
    岡林(HARASHIMAの)顔色がヤバいと思って。
    HARASHIMA ヤバかったよ(苦笑)。まあリングでも言いましたけど、燃えてきたので。僕らスマイルピッサリ、誰の挑戦でも受けてプロレス界を明るく照らしていきますよ!
    岡林 照らしていきます!
    2人 ピッサリ!
  • メインイベント 60分一本勝負

  • KO-D無差別級選手権試合

    23分37秒

    体固め

    ※チ●コクラッチ式エクスプロイダー。第76代王者が2度目の防衛に成功。
  • 煽りVの中でディーノが「DDTは少年ジャンプのようなもの。ワタシは漫☆画太郎になりたい」と発言すると、観客から拍手が起こる。井上リングアナからは「本日男色ディーノ選手が気合いが入っているため、お客様に中指を立てる場合がございます。お客様も中指を立て返していただいて結構です」とアナウンス。煌びやかなガウンを羽織って登場したディーノが中指を突き立てたながら入場すると、マッスル坂井、大鷲、彰人、アントン、高梨があとに続く。一方、腰にベルトを巻き、準烈と岡田を従えて入場した秋山。敢えてガウンを後ろ前に羽織り、「男」と書かれた背中の部分を強調してみせたディーノは、試合開始のゴングが鳴ると、お客さんの手拍子に耳を傾けてから握手を求める。秋山が応じたところで手の甲にキスしてからスイちんを叩き込むと、電光石火のゲイ道クラッチ。辛くも返した秋山はディーノを場外に出すが、素早くリングに戻ったディーノは追いかけていった秋山を挑発。警戒しながらリングに戻ろうとする秋山に「下がれ」と注意されたディーノはタイツを下げようとする。秋山がリングに戻ると、逆に場外に出たディーノが「下げろ」と要求。タイツに手をかけた秋山だが、さすがに下げはしない。リングに戻ったディーノは組もうとする秋山の股間にタッチすると、タイツに手をかけていく。するとディーノは自ら寝転がり、猪木−アリの体勢に。近付いてきた秋山をカニ挟みで倒したディーノは、タイツの中に手をねじ込んでいく。堪らず場外にエスケープした秋山は「何だよコレ!」と思わず絶叫。明らかに苛ついている秋山だが、リングに戻るとカウンターエルボーからディーノを場外に出していく。だが、ディーノが秋山に鉄柵に叩き付けてから、エプロンでDDT。そのままリングに戻って男色ナイトメアー。かわした秋山は背後からケツを蹴り飛ばすが、ディーノはケツを突き出して「カモーン」。ならばとパイルドライバーで叩き付けた秋山。場外にエスケープしたディーノだが、追いかけていった秋山はディーノの下がったタイツを戻してからエプロンに寝かせ、ニードロップを投下。さらにヒザを押し当てながら鉄柵に押し付ける。堪らず準烈の大石がディーノにも激を飛ばすと、ディーノは何とかリングに戻る。ヒザを叩き込む秋山だが、ディーノは肛門に指を入れてキックアウト。ならばと三沢式フェースロックに捉えた秋山だが、ディーノは耐えてみせる。不適な笑みを浮かべるディーノにヘッドバットを叩き込んだ秋山は串刺ししジャンピングニーからブレーンバスターの体勢に。これを逆に投げたディーノは男色クローからスクリュー、さらにバズソーキック、シャイニングあてがい、高速ナイトメアー、Kiss My Assで畳みかけてからの男色ドライバー。ここで満を持してリップロックを狙ったが、秋山にかわされて松井レフェリーに誤爆。秋山にスイちんを見舞ったディーノは大石にリングに上がるように要求すると、「チャンスじゃ! アレやるぞい!」と言ってコーナーに登り、地獄門の体勢に。しかし大石は葛藤しつつも動けない。地獄門を諦めたディーノは男色タイツを脱いでTバック姿になると、三角絞めの体勢からTバックも脱ごうとする。ギリギリのところでアルティメット男色殺法を脱出した秋山はニールフトでカチ上げると、ランニングニーをブチ込む。そこからフロントネックロックに捉えるが、腰を激しく振って脱出したディーノはニールキック。さらに生男色ドライバーでカウント2まで追い込む。リバースエビ反りジャンプもズバリ決まったが、これもカウントは2。もう一度コーナーに登ったディーノは2発目のリバースエビ反りジャンプ。これをかわして自爆させた秋山はランニングニー。カウント2で返したディーノだが、秋山はリストクラッチ式エクスプロイダーの体勢に。ここでディーノが「映像班、頼む!」と叫ぶ。すると場内が暗転し、スクリーンに映し出されたディーノが絶体絶命のピンチのときに流すために用意していた創作話『男色ディーノ』を披露。「準ちゃんに感謝している」というディーノだが、ニヤリと笑うと「ワタシに回復の時間をくれてありがとう」と言って中指を立てる。照明がついた瞬間、リップロックを決めたディーノは真・男色ドライバー。これもカウント2で返されると、Tバックを脱ぎ、アンダータイツ姿でリバースエビ反りジャンプ。かわそうとした秋山だが、ダメージであまり動けず背中にヒット。するとディーノはすべてのタイツを脱ぎ、タイツを股に挟んだ状態でリバースエビ反りジャンプ。かわした秋山だが、精神的ダメージがかなり大きい様子。それでもランニングニーを叩き込んだ秋山はショートレンジのニー。それでも股の間のタイツを離さず中指を立てるディーノ。ならばとヒザのサポーターを下げて、直接ヒザをブチ込んだ秋山だがカウントは2。ほぼ全裸のディーノをエクスプロイダーで投げた秋山だが、カウントは2だし股の間のタイツも離していない。すると秋山はリストクラッチした上、掟破りの男色クローを決めた状態でのエクスプロイダーで投げ、ついに3カウントを奪った。
  • エンディング

  • HARASHIMAが挑戦表明すると、秋山は「一番大きいところで」と6・6たまアリ大会での防衛戦&タッグ王座挑戦を要求! 秋山&大石が4・18新潟でスマイルピッサリに挑戦!

  • 思わず大石が敗れたディーノに駆け寄るが、ディーノは自らリングを下りると花道で頭を抱えて座り込む。だが、立ち上がると観客に頭を下げながら退場。ベルトを巻いた秋山は「ディーノ、もう帰ったのか? オイ、ディーノ!」とディーノを呼ぶが、ディーノは姿を現さない。秋山が「DDTのアイコンの一人、男色ディーノ……なんじゃアレ。俺も30年近くやっているけど、まいったよ……。アイコンもう一人来てるんだけど」と言っているところにHARASHIMAが入って来る。HARASHIMAが「秋山さん! ディーノ相手に…あのディーノ相手に相手を飲み込むすごい防衛戦でした。ビックリしました。さすがです」と王者を称えると、秋山は「さすがですって言われても何とも言いようがないですね」と苦笑い。するとHARASHIMAは「秋山さん、あなたはDDTのいろんな選手と闘って勝ってきました。ただ……僕はまだあなたに負けたこともありません。僕は誰よりも昔からDDTを愛してます。そして、そのベルトも! 秋山さん、そのベルトを懸けてこの僕と闘ってください!」と挑戦表明。これを聞いたHARASHIMAは「今林さん、一番大きいところで、このHARASHIMA選手とやらせてもらえないですか? DDTの力の象徴ですよね、彼は。僕は男色ディーノとこのHARASHIMA選手がツートップだと思っているんですよ。その彼には一番大きいところがいいと思っているんですけど、どうですか? 6月6日、さいたまスーパーアリーナいいですか?」と、6月6日にさいたまスーパーアリーナ・メインアリーナで開催される『CyberFight Festival 2021』での防衛戦をリクエスト。今林GMがその場で決定すると、両者はガッチリ握手。続いて秋山は「そしてもうひとつ。あなた今日、タッグ獲ったね。その交換条件と言っちゃ何だけど、俺らにタッグ挑戦させてくれないかな? いけるよなリーダー!」とタッグ王座への挑戦を表明。パートナーに指名された大石も「任せてください!」と応じると、ここで岡林が二本のタッグベルトを持って登場。秋山から「今度いつ上がるんだ? 試合いつだ?」と迫られると、次の岡林の参戦が4・18新潟大会だと今林GMが発表。秋山が「近いな!」と言いつつも岡林が承諾したため、新潟大会でのタッグタイトルマッチが決定。HARASHIMAも「やってやるよ、ピッサリ!」と意気込むと、「ハゲ、(ベルトを)ちゃんと磨いておけ」と言われた岡林はピッサリの指を秋山に突き立てる。最後は秋山が「1週間後にまたタイトルマッチ、近いですけど僕もピッサリ頑張ります! 俺もやってやるさー! ありがとうございました!」と、スマイルピッサリの決めゼリフで後楽園大会を締めてみせた。

    【試合後のコメント】
    秋山 なんだろう、この疲れようはなんなんだ。いつもと違う倦怠感というか、なんだこれ。アイツ、怖いな。
    大石 恐ろしかったですね、まさか全部脱ぐと思わなかったです。
    秋山 いやあ…どうすんだ、見えてたろ。大丈夫か?
    大石 タマが見えてました、すいません……。
    ――ディーノ選手をどう感じた?
    秋山 あのメチャクチャ加減が、さっきいたHARASHIMA選手と好対照で、俺はホントにDDTを支えてきた一人だと思ってるし、あのメチャクチャ加減、何するかわからないというのが、やっぱりDDTがここまで来て受けてきた。何やるかわからないというのも、彼の一つの色なのかもわからないけど。いやあ、本当にケツに指入れられて、最悪だよ。
    大石 すいません……。
    ――6月6日のサイバーファイトフェスでHARASHIMA戦が決定した。
    秋山 これは気分入れ替えて、気持ちを入れ替えて。DDTを強さで引っ張ってきたのがHARASHIMA選手だと思うので、その強さの象徴を今日同様、俺の力で木っ端みじんに、一番大きいいいとこでしたいと思ってます。
    ――その前にKO-Dタッグ挑戦も決まりました。
    秋山 向こうが挑戦直訴という形で来たんで、じゃあオマエら持ってるそれを懸けろと。お互いに2つ持つ手はずだから、ここはリーダー頑張ってくれよ。
    ――タッグ王座を取ればそのままチャンピオンとしてタッグリーグ戦に出場することになる。
    秋山 まあチャンピオンでいったほうがいいだろうし、チャンピオンになったらタッグに対して発言が増すだろうし。タッグが発言増してシングルも持ってたら、ほぼ何も言わせないってことだから一番いいんじゃないですか、形的には。
    ――ディーノ選手は映像も駆使してきたが。
    秋山 まあそれがDDTなんだったら、それはそれで。俺も見入ってしまったし。まあとにかくなんでもやるのが彼。俺はいつも自分のスタイル…本道と言ってるけど、俺のスタイルは全部相手の動きすべて吸収して。馬場さんに教えられたのは相手のいいところを出して、それで撃てと。その初心というか、一番最初の気持ちを忘れずに。彼がそういうスタイルだったら、そこにも踏み込まないといけないし。そして最後は俺の技で勝つ。まあよかった気がする。
    ――観客はディーノ選手を応援していた。
    秋山 それはそれでいいですよ。次のHARASHIMA選手もそうだし、それでいいですよ。俺はそれのほうがやりやすい。普通はみんな応援が欲しいだろうけど、俺は別に100対0でも(いい)。ただお客さんの反応がないのが一番怖いね、シーンと見てられるのが。なんでもいいから反応はして欲しい。


    ディーノ (泣)勝たなきゃいけなかったのに~~~っ! ごめんなさい。全部、全部、背負ってやるつもりだったのに、背負いきれませんでした……すいません。すごい期待してもらって、ホントにごめんなさい……、ごめんなさい!
    ――メジャーvsインディーという見方もできるなかでの今日の敗北は。歴史が負けた感覚?
    ディーノ 今日は負けた、今日は負けた。今日は!負けた。今日は、負けた……それだけです、今日はね。
    ――こういった戦法で勝つ可能性も見えていた?
    ディーノ まだこのやり方ではダメなんでしょうね。まだ違うやり方でやらないと勝てない。秋山準のキャリアに私が届かなかった。じゃあ、そこから何をする、私?


    HARASHIMA ピッサリ! なんかね、決まりましたよタッグ。
    岡林 気合入れていくしかないですね。4月18日、新潟ですね。秋山&大石組、いきましょう。HARASHIMAさんも6月6日……。
    HARASHIMA 決まりましたよ。
    岡林 絶対これ落とせない。
    HARASHIMA 防衛して。
    岡林 絶対KO-D無差別も取ってください!
    HARASHIMA タッグもそうですけど、6月6日のほうもまさかそこでとは思ってなかったですけど、僕は秋山選手とはタッグとかでは闘ったことがあったんですけどシングルやったことないし、いろんなDDTの選手を倒して、ついにディーノを倒してしまったので。僕がいくしかないだろうと。DDTが盛り上がるのはいいですけど、僕は昔からDDTにいるんで、その意地を見せたいですね。秋山さんは強いと思いますけど、僕もDDTでやってきたプライドがあるのでガッチリといきたいですね。
    岡林 まずは18日ですね。
    HARASHIMA はい、2人ともいきたいと思います。
    ――今回の挑戦に関してはディーノ選手の敗北が大きかった?
    HARASHIMA そうですね、樋口の時も思ったんですけど、より強く思って。今日のディーノで、もうじっとしてはられなかったですね。あそこでいかなきゃダメでしょう。
    ――秋山選手もピッサリと叫んでいたがだいぶ浸透してきた。
    岡林 そうですね、秋山選手もピッサリって意味なんやと言ってましたけど、意味はないんじゃと。でも、秋山選手も使ってましたよね、ピッサリを! もうこれは浸透して、ピッサリに飲まれてますね。いけますね、絶対。

この記事をシェアする