彰人がKO-D無差別級王者・上野勇希との前哨戦で直接敗退も余裕!「今日負けましたけど、どっちがダメージ負ってますか?」
3月26日、東京・上野恩賜公園野外ステージで「春のビアガーデンプロレス【DAY2】」が開催。4月26日、東京・墨田区総合体育館で上野勇希の持つKO-D無差別級王座に挑む彰人が2度目の前哨戦で直接敗退も、余裕を見せた。
この日、彰人はHARASHIMA、男色ディーノと組み、上野、MAO、勝俣瞬馬組と対戦。3・21上野での初の前哨戦後に彰人は「前哨戦は削り合い。足、ほかの関節、どこでもいい。壊しにかかる」と発言していたが、その言葉通り、今大会でも上野の足を徹底攻撃。試合は両軍、観客席になだれ込んでの大乱闘となったが、リングに戻ると、HARASHIMA、ディーノも上野の足を攻撃。上野は彰人の顔面に強烈なドロップキックを敢行も、足が痛くて、その後の技が続かず。すかさず彰人は足4の字固めで絞め上げると、上野は悶絶。それでも体を起こした上野が強引に彰人を丸め込んで3カウントを奪取し、勝負は王者組が制した。
前哨戦を落としたものの、彰人は「負けましたよ。だからどうかしましたか? 本番で負けなきゃいいだけでしょ。僕にとっての前哨戦は相手を削る作業。毒に侵す作業。今日僕は負けましたけど、どっちがダメージ負ってますか? 上野勇希でしょ。僕はピンピンしてます。タイトルマッチに何の影響もない。影響あるのはアイツの足でしょ。計算通り。前哨戦どんだけ負けようが関係ない。チャンピオンなんだから、しっかり前哨戦くらい勝ってください」と余裕の表情。
足を引きずってコメントブースに現れた上野は「彰人さん、僕の足をいじめるのは楽しいでしょ。KO-D無差別級のベルト獲る気になるのは楽しいでしょ。苦しいよ。痛いよ。彰人さん本気になったでしょ。僕の足差し出すよ。だけどこのベルトは譲らんから」と気丈に話した。
次の前哨戦は4月13日、福岡・西鉄ホールで組まれているが、ここでも彰人がまた上野を追い詰めていくことになるのか?
KO-D** **タッグ王座挑戦の松永智充が前哨戦で飯野雄貴から勝利!「秋山さんとベルトを獲りたい!」
4月7日、東京・後楽園ホールで秋山準とのコンビでKO-Dタッグ王座(王者は遠藤哲哉&飯野雄貴)に挑戦する松永智充が前哨戦で飯野から勝利を挙げ、弾みをつけた。
序盤、秋山組は飯野に合体ショルダータックルをぶちかまし、上々のコンビネーションを発揮。飯野は強烈なチョップで秋山、松永を攻め込む。飯野は松永にブレーンバスター、バックフリップも秋山がカット。松永が飯野にバックドロップ、秋山がヒザ、エクスプロイダー、そして松永がラリアットもカウントは2。飯野は松永にスピアを見舞い、納谷がヒザ。飯野がラリアットも2カウント。飯野のラリアットをかわした松永が十字架固めで丸め込んで電撃の3カウントを奪取した。
秋山は「作戦通りだろ。最後ああいうのを出せるのがベテランの味で、なんでもいいんだよ。チャンピオンから勝つというのが大切だから」と笑み。松永は「本番は4月7日とか、今日はどうでもいいと言ってる人間にタッグのベルトは巻かせたくない。1試合1試合、大切に戦いたい。だから僕と秋山さんでベルトを獲りたい!」と絶叫。
一方、敗れた飯野は「ツーだろ? スリー入ってない」とエキサイト。セコンドに就いていた遠藤は「今日の負けは受け入れよう。俺たちがやり返すのは4月7日、後楽園だ」となだめていた。
秋山の大抜てきを受けた松永だが、しっかり結果を出したことで、が然、4・7後楽園でのタイトル戦から目が離せなくなった。
また、第二試合では遺恨深まるKANONと岡谷英樹が6人タッグマッチ(佐々木大輔&KANON&MJポーvsクリス・ブルックス&樋口和貞&岡谷)で激突。この日も両者は激しい戦いを展開。最後は岡谷がスライディング・ラリアットでKANONを仕留め、3・21上野での借りを返した。2人は3・30横浜ラジアントホールでの一騎打ちが決まっているが、岡谷は「正真正銘スリーだろ。悔しいか? あとはシングルだけだ。横浜、次はオメェからケツァル・コアトルで沈めてやるよ。それまでせいぜいイキがって待ってろよ」、KANONは「1回俺から獲ったくらいでいい気になるなよ。横浜で必ずぶっ潰してやるから覚悟しとけ」と意気込んだ。
瑠希也が若手トーナメント「DGC」決勝進出を決め、4・7後楽園でTo-yと対戦!「優勝して若手で1番強いってことを証明します」
若手選手によるトーナメント「D GENERATIONS CUP 2024」準決勝で瑠希也が決勝進出を決め、4月7日の後楽園ホールでTo-yと優勝を争う。
瑠希也は2022年5月にDDTに入門したが、同期の正田壮史、須見和馬に大きく後れを取って、昨年4月9日にデビューにたどり着いた苦労人だ。。そのため昨年の「DGC」には出場することすら叶わなかった。だが、ここのとろノアや全日本プロレス勢との対抗戦などでメキメキと力を付け、1回戦(3月21日)では先輩の高鹿佑也から殊勲の星を挙げて勝ち上がり、準決勝では中村宗達(ガンバレ☆プロレス)と対戦した。
ガンプロの意地をかけて参戦してきた宗達は起き上がりこぼしのハーフハッチ・スープレックスなどで攻め込む。エルボー合戦から瑠希也がプロトボムも、返した宗達は丸め込み、スピアで反撃も決められず。宗達のジャーマン狙いを踏ん張った瑠希也は、ランニング・エルボーバットからプロトボムで仕留めて悲願の決勝進出。
もう一つの準決勝ではTo-yがイルシオンと激突。イルシオンの奇襲を受けたTo-yだがチョップ連打で圧倒。イルシオンの変型ドラゴンスリーパーを耐えたTo-yは、フルネルソンバスターからコジマインパクトを決めて3カウントを奪取した。
瑠希也は「あと一つというとこまできました。絶対に優勝して若手で1番強いってことを証明します。見ててください」と優勝宣言。To-yは「イルシオン、前回の新宿のときとは気持ちも違って、本気で倒そうとしてきてくれた。でも、それで負けるのは今までの小嶋斗偉で。To-yとして改名して、中途半端な小嶋斗偉を捨てて、これからTo-yとして進化していくと決意したから、ここでは負けてられない。次の瑠希也もそうだ。瑠希也はずっとガムシャラで。僕も前回のDGCはそうやってガムシャラだった。ガムシャラは今まで終わった。次はもっと上に行くために、To-yが進化するところを全員に見せていくんで」と胸を張った。
一方、準決勝で散った宗達は「ガンプロを背負って、このトーナメントに出たのに決勝まで行けなかったし、優勝もできなかった。もし次あった時は全員ぶっ飛ばす!」、イルシオンは「優勝したい。自分を変える。この数日間で何回言ってきたんだ。去年もたった1勝だけして終わって、今年も準決勝で負け。全部が中途半端な俺を変えたい」と肩を落とした。
☆全試合の詳細はWRESTLE UNIVERSEをご覧ください!
https://www.wrestle-universe.com/ja/videos/qm2qEoPvtUfEPcySxPHgQy